【3分で読める】「汽子の塩コオヒイ」【レイルロオドのお話】
(あらすじ)
真剣な話の最中に、
汽子は突然マスターから、
「塩コーヒーを淹れてほしい」と頼まれます。
(登場レイルロオド紹介)
「汽子」(帝制鉄道院ホジ6005形6016専用レイルロオド)
<出身> 日ノ本 汽車製造会社製
<所属路線> 帝鉄→名護鉄に譲渡。名護鉄樺郡線(綺羅吉田駅→樺郡駅)
<能力・性格> レトロ・モダンなハイカラお嬢。自分が1レイルロオドに過ぎず、
人間の役にたつために作られた”物”であることを重々承知しているプロフェッショナル。
かつで、蒸気動車が大量生産されていたころには多数の姉妹の一員として平々凡々にふるまっていたが、大廃線で姉妹たちが残らずいなくなってしまったのちには、
自分の外観や、日ノ本で唯一残った蒸気動車のレイルロオドという特別製ゆえ『人間がそうあることを望むようになった』ということを理解し、育ちのよい特別なお嬢様といった風情でふるまうようになり――もともとそうした素養が高かったこともあり、いつの間にか完全に身についてしまった。
性格面はそもそもガチのハイカラさんで、新しいもの・珍しいものが大好き。
何事にも固執せず大変さっぱりとしている。(飽きっぽいともいえる)。
また、慎み深さも生来のもので、石炭をそのまま食べるのははしたないと考え、
特製の石炭ミルでゴリゴリくだいて、コーヒーに混ぜて飲み干している。
性能的には世代落ち感が出てしまっているが、人気・集客力はいまだもって抜群の域にある、全国的に有名なレイルロオドの一体である。
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「汽子の塩コオヒイ」(作:進行豹
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