彼女が援交(それ)を始めた事情　～１８～（２）

よく「スイッチが入る」なんて言いますけど、エロってそのムードの中に入り込まないと「はぁはぁ」とはなんないですよね。
ヤッてる場面のクライマックスのテキストなんて書き手が頑張れば頑張るほど、冷静な気分の読者が読んじゃうと白けるか不快かギャグにしか思えなかったりなど。

そういう読者の「スイッチを入れる」には文章よりも視覚情報の方が圧倒的に即効性があって、マンガやCG集のインスタント効果は絶大。
一方小説で読み手をピンク色の土俵に引きずり込むのにはそれなりの手間暇が必要で、連載形式でその状態をキープするのは至難の業だなぁ……なんてことを考えております。

負けるな雅美！　指を動かせ！　腰を振れ！

この小説は、公開中のマンガ『援交少女』の半年ほど前の前日譚となっております。

もしそちら未読で、本作読んでご興味持たれましたら、チェックしてみてください。