R-18ローグライトRPG「ダンジョンウィズガール」レビュー
第1回の記事の執筆以降、ゲーム以外の R-18 履修作品紹介がほとんどでしたが、本来の趣旨である「R-18」の「同人」ゲーム作品のレビューに戻りたいと思います。
「同人」かつ「ゲーム」作品のレビューとしては2回目になる本日は、R-18ローグライトRPG「ダンジョンウィズガール」です!
DLsite R-18作品の中でもかなりの本数を売り上げている作品であり、DLsiteアワードも受賞しているほどの大御所ですが、知り合いのゲーム作者様からのおすすめもあり、プレイ&レビューすることにしました!
- どの作者様からのおすすめゲームだったのかは、あえて伏せますが、スクリーンショットの中にも出てくる「主人公に付けた名前」から一目瞭然だと思います。(※こちらもかなりの大御所サークルさんです)
「ダンジョンウィズガール」ってどんなゲーム?
戦闘よりも、ランダムに発生するイベント (R-18 も含む) や、10面ダイスをもちいた成否判定など、TRPGのような「運」の要素に重きを置いた、ローグライトRPGです。
ダンジョンの進行は、(一般的な2Dや3Dのマップではなく) カードのように毎回1~3枚ランダムに選ばれる選択肢の中から選ぶことで、「進行度」のパーセンテージを上げ、奥の階層へと進んでいく方式です。
もちろん戦闘もありますが、このゲームでは敵が手ごわめに設定されており、RPGとしては一般的な経験値等も「戦闘では」得られないので、戦闘は極力避けた方が無難…というバランスです。
代わりに、キャラの成長は、Hシーンなどを始めとするイベントで行われます。なので、ダンジョンの内外を問わず、積極的にイベントをこなしていくことが攻略の鍵となっています。
- R-18作品なので、大事なところはモザイクにしています。エロシーンを楽しみたい方は是非、購入してサークル「ただただ愚か」様の売上に貢献を!!
ゲームシステムは「ローグライト」ですが、ゲームバランスは決して「ライト」ではなく、R-18 ゲーム作品としては結構シビアめで、やりごたえのある本格派バランスだと思います。
特に、風来のシレン等の本家本元のローグライクで、運要素も絡む中、その場で選べる限られた選択肢の中でいかにやりくりしていくか…という戦略的なプレイスタイルを重視する人に刺さるゲームです。
難しそうだけど、ライトゲーマーな私でも大丈夫…?!
…と、ここまで書いてきて、「難しそうなゲーム」だという印象を持たれたライトゲーマーなプレイヤーの方も居ると思いますので、フォローもしておきたいと思います。
そんな方におすすめなのが、お店で売られている「記憶のしおり」です!
なんとこれ、ダンジョン内でも自由にセーブできるようになる消費アイテムであるにも関わらず、値段が非常に安いうえに、重量もゼロなので嵩張らないという非常に強力な消費アイテムです。(※おそらくゲームが苦手な方への救済策だと思われます)
特にこのゲームは、数日毎にそれなりのノルマ金額をギルドに納めなければなりませんし、強力なスキルを買うにもお金が必要になりますから、ダンジョン内の宝箱からランダムで手に入る金策アイテム (※1個あたり数千~数万Gで売れる) が運よく引けるかどうかが非常に重要です。
なので、記憶のしおりを大量に買い込んで、高価な金策アイテムが拾えるまで粘ったり、悪いイベントやダイスの出目を回避したり…というライトゲーマー御用達 (?) の露骨な「稼ぎプレイ」も堂々とできるように配慮されているのです!!
- 他にも、重量はそこそこありますが、宝箱等が見つかる隠し部屋に入れるチャンスのある「ツルハシ」も最低1個は持ち込んだ方が良いです。もちろんツルハシも10面ダイス運次第では壊れたりもします……が、そんなときのためこそ「記憶のしおり」が大助かりなのです!!!!
もちろん、そんなの邪道だ! …と思う方は、記憶のしおりを使わないか、乱用を避けるように自重するのが良いでしょう。
(自分はどちらかというと稼ぎプレイするスタイルが好きなので「乱用する派」ですが…!!)
良かった点
絵描きさんが作られたゲームだけあって、Hシーンも含む女の子の絵柄や、UIデザインなど、特に「見た目」の部分は一級品だと思います。
言い換えれば、R-18 作品として最も重要な部分が、特に完成度が高いゲームだと言えます。
Hシーンのシステムもかなりこだわって作られており、成長システムとも連動しているため、Hシーンの完成度は「ゲームとして見ても」高いと思います。
- 実際にはモザイクはありませんのでご安心下さい。エロシーンを楽しみたい方は是非、購入してサークル「ただただ愚か」様の売上に貢献を!!
Hシーンでできることも「リアリティ」も高めで、例えば「序盤」のうちは中出しも含めた「挿入」も出来ないところも凝っていると感じました。
おまんこの中に精子をぶちまけたければ、まずは「指」を使っておまんこを「開発」してあげなければなりません。
- 上記スクリーンショットの「チュートリアル」時点だと、すべての開発値がゼロなので、本番をしたければどんどん指を膣の中に挿入していきましょう!!
- ただし、やりすぎるとヒロイン (モニカ) の体力がどんどん減っていくので、体力を回復させることのできる「キス」なども適宜挟むことがポイントです。
開発すれば、ヒロイン (モニカ) のステータスも上がるので、戦闘でも有利になります!
気になった点
絵描きさんが作っているゲーム…ということもあり、相対的に見て、ゲームシステムも含む「プログラミング周り」はやや苦手としている印象を受けました。
Hシーンでも、選択肢を何度か選んでいると、画面左側に出てくるはずの「セリフ」(淫語も含む) や「開発値」などが一時的に表示されなくなる現象にもしばしば遭遇しました。
- イベント命令メインで制作しているツクラーさんの方のゲームに見られがちな、複雑な条件分岐絡みの不具合が見られる印象です。ツクールMV製とのことで、おそらく JavaScript 周りをいじるのを最小限に抑えて、力技で組んでいる箇所が結構あるのかもしれません。
ただ、プレイに支障があるか…と言われれば全然そんなことは無く、バージョンアップによるバグ修正も積極的に行われているためか「軽微」なものばかりで、全体的に見て非常に完成度が高いと思ったことは事実なので、気にするほどのものではないと思います。
(私「鈴木YE」自身は真逆で、絵が苦手な一方でプログラミングを得意とするため、余計に気になってしまうのかもしれないです)
「ダンジョンウィズガール」のストアページ
いずれにしても、バージョンアップによる不具合修正等も精力的に行われていることに加え、DLCの制作も進行中とのことなので、今後の展開にも期待できると思います!
本レビューをお読みになった方で、本作が気になったという方は、こちらから是非!
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