R-18 ほのぼの系短編RPG「506ANOTHER」レビュー
ここ最近ハイペース気味になってまいりましたが、「R-18」の「同人」ゲーム作品レビュー、4作品目を行いたいと思います。
(ぶっちゃけ、地球防衛軍6のPC版をひととおり満喫し、R-18 のゲ制関係に集中できるようになってきたため、ペースが上がってきたという事情もあります…)
今回は、拙作の全年齢向けタイピングゲーム「光の絆の生徒達」にて、敵モンスター画像素材の制作元としてお世話になった喫甘展 (献科) 様が公開されている R-18 ゲーム作品を選定させていただきました。
今回レビューさせていただくのは、青色肌の異種娘がメインヒロインとして登場する、ほのぼの系短編RPG「506ANOTHER」です!
DLsite のストアページは以下です!
(まえがき) 喫甘展様のモンスター画像素材について
今回レビューする R-18 ゲームの作者である喫甘展 (献科) 様は、ゲーム作品だけでなく、ゲーム作者向けの有償画像素材 (キャラ立ち絵、モンスター画像等) も販売されているサークルさんです。
実際に拙作 (光の絆の生徒達) で使用した素材は以下です。
喫甘展さんの Ci-en 記事の方でも、拙作の紹介を行っていただきました!
(しかもクリア後の追加ステージまでコンプリートされてます!!)
- 上記記事のスクリーンショットからの引用になりますが、やはり異色肌娘がお好きなようで、色替えキャラメイク機能を駆使して以下のようなパーティーを組まれたようです!
ちなみに、実際に使用したモンスター画像素材が出てくるゲーム画面の一例は下記です。
- 主にモンスターの外観の「色」をもとに、無理矢理「属性」を割り当ててしまった感がありますが、喫甘展さんの方ではその「解釈の仕方」を楽しまれていたようでした。
「506ANOTHER」ってどんなゲーム?
さて、本題であるゲームのレビューの方に移りたいと思います。
ゲームそのものは、CTB (カウントタイムバトル) 制を採用した、比較的オーソドックスなRPGです。複雑なシステムを採用していない分、戦闘は直感的にテンポ良く進めていくことができ、ヒロイン (=アイス) とのほのぼのした雑談やHなどを楽しむことに集中できる作りになっています。
- ストアページにも書かれているとおり、プレイ時間30分程度を想定した超短編RPGであり、サクっと遊ぶことができます。
ゲームシステム自体がオーソドックスな一方、特筆すべきはその独特な「セリフ回し」で、買い与えてあげたニットの服を貰ったヒロインが「素敵な布のアーマー」と表現したり、主人公 (男キャラ) が自身のことを「うら若き木こり、25歳独身」と言ったりするなど、全体的にコミカル感溢れる、ほのぼの系の内容となっています。
R-18 作品だけあって、装備を剥がすと立ち絵も「裸」になりますが、その状態でお店に入店しようものなら、やはりほのぼの系日常アニメでよく見られるような、どこかベクトルがずれたような迷セリフが店主から飛んできます。
- 実際にはモザイクはありませんのでご安心ください。(R-18 作品の「レビュー」なので、未購入者向けにモザイクをかけています。見たい方は是非「購入」を!!)
サブヒロインとして登場する街の少女からも、容赦の無いシニカルなセリフが飛び出してきます。
- ちなみにこのサブヒロイン、直接のHシーンは無いのですが、ゲームを進めると発生するサブクエストをこなすことで、この少女のHなCGが回想シーンに追加されます。
(ロ○を期待している人には朗報ですね!!)
なお、ストアページにも注意書きが書かれているとおり、このゲームの最後には、人によってはショッキングな内容……かもしれない「オチ」が待っています。
- 私「鈴木YE」は全然平気だった (むしろその「斜め上」なオチを楽しめた) のですが、人によっては……特にヒロインに対して「ある種」の感情移入をしやすいタイプの方には、後味が良くないと感じる可能性も否定できないので、少しだけ注意が必要かもしれません。
なので、このオチを「警戒」したいという方は、ストアページにも書かれているとおり、「体験版」(※Hシーンは無いけど最後までプレイ可能) を先にプレイされることをおすすめします。
最序盤でヒロインから聞ける「上記のセリフ」も、この「オチ」の伏線の1つになっていたりします。
(※上記のCGに関しても、実際にはモザイクはありませんのでご安心ください)
良かった点
全体的にほのぼのとしている、ときにはシニカルだったり、狂言回しじみたメタいセリフも混ざっていたりしますが、私個人としては笑いながら楽しめたので満足でした。まさに日常系アニメようなノリです。
戦闘を含むゲームシステムはオーソドックスですが、オーソドックスだからこそサクサクとプレイできて楽しめたと感じます。むしろ、この手の日常系な展開を楽しむのが目的の R-18 作品ですから、この無難かつライトゲーマー向けな作りが最適だと感じました。
キャラクターに関しても、「主人公 (男) よりもヒロインの方が腕っぷしが強い」というのは、これまで紹介してきた私の性癖 (=「倒錯」好き) ともマッチしているので良かったです。
- ちなみに、私個人は、この図 (ひ弱な男主人公と、強いヒロインの2人パーティー) を見て、SFC 時代の FFUSA (ミスティッククエスト) を思い出しました。斧持ちヒロインのカレンさんの足手まといになる、伝説の勇者なはずの主人公……
また、やや地味な箇所ではありますが、セーブデータの選択画面などに表示される主人公&ヒロインのドット絵に関しても、ひそかに現在の装備の見た目が反映されることには、こだわりを感じましたしGoodだと思いました。
とりあえず全CG開放までプレイしましたが、それでも上記のとおり約1時間30分ほどで終わりました。
作者が公開している目安 (=30分程度) に対して約3倍の長さでしたが、短編作品ということもあり、このように短い時間でコンプリートできるため、ゲームをプレイするのにあまり時間が取れない忙しい方にもおすすめできる、テンポ良くサクサクとプレイできる作品だと思います。
↑製品版でのみ入室できるCG回想部屋です。ネタバレ防止のためモザイク処理しています。
気になった点
オーソドックスなシステムを採用しており、特にバグなども見当たらず、ほのぼの感を楽しむのがメインの作品だったこともあり、私個人としては特に不満などを感じた点はありませんでした。
強いて挙げるとすれば……ライトなバランスのRPGですし、レベルもすぐに上がりやすく、とりあえず「攻撃」だけを連打していれば勝てるザコ戦も多かったため、いわゆる「オートバトル機能」 (※とりあえず「攻撃」を連打し続けるだけの機能でもOK) があった方が快適だったかな……と感じた程度です。
「506ANOTHER」のストアページ
本レビューをお読みになった方で、本作が気になったという方は、こちらから是非!
さあ、ヒロインのアイスさんに、「パイズリとは何か」を1から懇切丁寧に教えてあげましょう!!
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