R-18 RPG「魔法少女セレスフォニア」体験版プレイレポート
役演亭として新たに R-18 ゲーム制作に挑戦していくにあたり、R-18 ならではの制作スタイルの参考にする目的もあり、これまで5本の「他作」ゲーム作品をレビューしてきました。
これまで Ci-en 記事として取り上げてきたものは、いずれも実際に購入した「正式版」でレビューを行いましたが、今回は諸事情 (後述) から「体験版」でプレイすることにしたため、プレイレポートの形にしたいと思います。
今回プレイする作品 (体験版) は、DLsite の王道ジャンル (女性主人公、凌○) であり、かつその中でもかなり人気の高い R-18 RPG「魔法少女セレスフォニア」です!
(まえがき) なぜ「体験版」でプレイしたのか?
今回プレイした作品のジャンルは、DLsite の昔からの王道である「女性主人公」「凌○」の2点セットであり、かつ売上本数も多い作品です。
しかし、私自身は「凌○」モノ自体に苦手意識が有るため、他にプレイしたいと感じる要素 (例:自分の好きなジャンルも混じっている、ゲーム部分が自分の好みと一致していそう、など) がなければ基本的には手を出しません。
- 凌○要素が有るものでも手を出した反例の 1 つとして、第3回でレビューした「World Walled Actor」もありますが、こちらは全体的にドタバタコメディ寄りで雰囲気が明るい (=凌○成分が中和される) 点と、自分が好むタイプのゲームシステムだったため手を出した、という側面があります。(実際に面白かったです)
今回の「魔法少女セレスフォニア」の場合は、ストアページの説明からも、ややダークな凌○要素の「割合」が多めであることが伺えます。
「怪人」や「怪魔」などヒロインが恐ろしい目に合いそうな敵が出てきたり、日常シーンでもヒロインが街の人から変なことをされそうということもあり、ゲームプレイに積極的になれない可能性があるため、とりあえず「体験版」で…ということにしました。
つまり、私「鈴木YE」個人としては、いくらエロくても、上記スクリーンショットのように「ヒロインが」酷い目に遭っているシーンは苦手なのです。
- 逆に私は「倒錯」性癖持ちのソフトMであることも確かなので、「逆リョナ」「逆レ○プ」的なシチュエーションであれば、むしろ好む方だったりします。(つまり、「逆」が付かない通常の「リョナ」「レ○プ」は苦手)
R-18 ゲーム作者として「王道ジャンル」も経験すべし
…とは言え、以前の記事 (例えば7/19の記事) でも言及したとおり、私「鈴木YE」には現実的な事情もあります。
- 私が好むジャンル (男性受け、年下攻め、あまあま、和姦、etc ...) ばかりで固めていては、現実的な「本数」が出せずに、「ゲーム作者」としての活動そのものを続けられなくなる可能性が高まります。
他の R-18 ゲーム作者からもアドバイスを受けたのですが、たとえ DLsite の王道ジャンルが苦手であっても、そのジャンルの人気ゲーム作品にも「最低限は」触れて置くべきと言われましたし、私自身も「その通り」だと思いましたので、普段の自分だったらあまり手を出しそうにないタイプの作品に手を出してみることにしました。
凌○要素を「サブ」で入れて DLsite の王道に近づける
もう 1 点、同じ方からアドバイスを受けたのは、メインジャンルにしなくても良いから「王道に寄せる」という姿勢です。
例えば、凌○系が苦手な R-18 ゲーム作者でも
- ダンジョン内の罠 (=非生物) が相手なら許容できる
- 容易に回避可能なバッドルートにのみ凌○を入れる程度なら許容できる
- たとえ挿入・中出しされても、実際に寝取られなければ (=男主人公のことを好きであり続ければ) 許容できる
等の姿勢で、凌○系をスパイス的に取り入れている作者も多いと聞きました。
つまり、いちゃらぶ系の R-18 ゲーム作品をリリースしている作者さんにも、「本音では」凌○系が苦手であり、できればゲーム内には登場させたくないけど (売上面から) 許容できる範囲で入れている作者も多いとのことです。
したがって、どのような凌○描写があるのかを知っておくためにも、DLsite の王道である凌○系のゲームを、体験版だけでもプレイしておいた方が良い、との判断に至りました。
「魔法少女セレスフォニア」ってどんなゲーム?
…ということで、「体験版」をプレイすることにした理由を明らかにしましたので、本題に入ります。
ヒロインの女主人公「響木アマネ」が、突如街に現れた「怪魔」「怪人」に立ち向かうため、レオタードのような衣装をまとった姿に変身し、魔法の剣「マナグリッター」を手に戦う変身ヒロインモノの R-18 RPG です。
変身モノのお約束どおり、身バレしないように活動していますが、正体を知る一部の学校関係者 (生徒、先生) が協力してくれるところも変身ヒロインものの王道パターンです。
- 化学の怪しい先生が「瘴気計測器」なる胡散臭い装置を開発して提供してくれましたが、ちゃんと目的どおりに動作しますので安心して下さい!
R-18 の同人 RPG としては、マップがかなり丁寧に作り込まれているのも特徴だと思います。
- そもそも R-18 作品だと、第2回でレビューした「ダンジョンウィズガール」のように、5桁台を売り上げている人気クラスの RPG でも「マップ自体が存在しない」 (=選択肢のみによるダンジョン探索) という CG 重視のパターンもそれなりに多いのではないかと思います。
- したがって、通常の RPG のようにしっかりとマップが作り込まれているだけでも、R-18 RPG としてはかなりの高評価点だと思います。
それでいて、R-18 作品としての本分である CG にも力が入っており、全体的に細かいところまでしっかりと丁寧に作り込まれている印象を受けます。
戦闘システムは比較的オーソドックスな RPG 寄り……ですが、戦闘の最中にも問答無用で凌○的なエロ攻撃が飛んでくるところも特徴で、「性感値」「発情値」などの H 関係のパラメーターが「通常戦闘中」にも変動する点にも強いこだわりを感じます。
- もちろん、H な攻撃が飛んできたときにもヒロインの立ち絵がちゃんと変化 (=拘束状態) しており、こだわりがあることが伝わってきます。
- 個人的には、この手の攻撃をヒロインが受けるのを見るのが苦手なので「ごめんなさい」と感じることも事実ですが、一般ユーザーからしてみれば大きな評価点であることは間違いないと思います。
体験版のプレイ感想
ゲームシステム、UI、R-18 イベント、CG、どれをとっても非常に丁寧に作り込まれており、抜かりの無い作品で、素直に「すごい」と感じました。
これだけの本数が売れているのも納得の出来栄えです。
入浴関係など、細かいところでもちょっとした CG が挿入される等、全体的に芸が細かく、完成度が非常に高いと感じました。
あえて難点を挙げるとすれば、序盤からかなり多くの情報量が詰め込まれており、プレイしていてゲームの全体像を把握しにくい点です。
色々な要素があるので、チュートリアル的な説明と実習 (実際に探索して戦闘するところなど) を細かく分割した方が、よりプレイしやすくなるという印象でした。
「凌○」表現について
とりあえず Chapter 1 をクリアするまでプレイしましたが、やはり、そこまでの範囲だけでもダークな凌○表現が多めだという印象を受けました。
「怪魔」や「怪人」といった異形的存在が相手なだけに、凌○以外のシーンでもダークな描写が多いので、まさに女主人公の凌○モノが好きな人向け (=ヒロインが凌○されるシーンで「興奮」したり、「抜く」ことができる方向け) の作品だと言えます。
ただ、凌○系が苦手な私でも、以下のようなちょっとした羞恥的なシーン (いわゆる「視姦」程度) であれば、これから制作しようとしている自作品にも取り入れられそうだと感じました。
R-18 ゲーム制作を進めるうえで参考にできそうな点や、見習うべき点も多いと感じましたので、余力があれば (正式版も購入するなどして) プレイを進めてみたいと思います。
- …とは言え、私「鈴木YE」にとってはややハードな R-18 表現が多いと感じたことも事実なので、無理のない範囲に留めたいと思います。
「魔法少女セレスフォニア」のストアページ
本レビューをお読みになった方で、本作が気になったという方は、こちらから是非!
ヒロインへの「凌○」要素さえ気にならないのであれば、かなりおすすめできる作品だと思います!
今後の制作方針
ある程度の本数の R-18 同人作品をプレイしてきましたので、徐々に、次回作の「本制作」の方に軸足を移していきたいと思います。
- 気になる作品を見つけたら、これまでのように再びレビュー記事を投稿予定です。
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まだ詳細な情報は出せないのですが、一応、フォロワー以上限定で開示いたします。
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