「グラボ無し」でも200FPS超の3D DRPG！

本題に入る前に、1つだけお知らせがあります。

「女の子の絵」はまだありません！

イラストレーター様は無事見つかりましたが、先方がまだ作業を開始できる状況ではないため、もうしばらくお待ちいただきますよう、よろしくお願いいたします。

現在の状況

次回作は 「3D」のダンジョンRPGを予定しているため、現在はゲームの基盤部分を固めています。

3Dゲームは「低スペックPCでも動くかどうか」が死活問題ですので、ベンチマークできる環境も整え、各PCでの負荷チェックも行っています。

オンボード (グラボ無し) でも 200 FPS 超！

特に、3Dだと、私のPCはオンボード(グラボ無し)だけど大丈夫？　…と不安に思われる方も居られると思います。

でも安心して下さい！　2012年製の Intel HD Graphics 4000 (＝オンボードGPU) 搭載 PC でも、200 FPS 超の爆速性能を叩き出せています！

軽量化技術について

3D技術的には、「Unlit」と呼ばれる昔ながらの軽量な3D描画手法 (＝光や影の計算を行わない) を採用するなどして軽量化を行っています。

• Unlitは、日本語で「消灯」の意味です。

文字通り「消灯」状態の3Dオブジェクトを扱うため、ゲームエンジンであるUnityに標準で組み込まれている「ライト」などの光源で照らしても表面の明るさが変化せず、反射や散乱なども無く、影もできないという面倒な特徴がある (←これが高速化できる大きな理由) ため、技術的なことが苦手なデザイナー肌の人間には扱いづらい代物です。

• 実際に、自前でシェーダーのプログラミングなどができないと、Unlitは全然使いものになりません。光も影も無いということは、そのままだと奥行きも表現できないので、下手すると立体感がまるで無い「2D空間」のように見えてしまうからです。

立体感表現が苦手な代わりに「爆速」なUnlitを制御！

Unlitは、ある程度技術的なことを勉強しないとまともに使えない、昔ながらの「軽い」けど「制約も多い」マニアックな手法です。

例えば、Unity のライトが使えなくて、どうやって「光」っぽい効果を出せば良いでしょうか？

→ 簡単な数式で代用して、それっぽく見えて、しかもCPUやGPUが余裕を持って処理できるような、シンプルなシェーダーを作ってしまえばいいんです！

要するに、3D 的な立体感・奥行きなどを出すために必要な計算をUnityに任せて重くしてしまう……のではなく、自前でシェーダーを書くことで最低限の3D計算だけで済むようにして、オンボードのPCでも3桁台のFPSを叩き出せるようにしているのです。

R-18として重要なCG (立ち絵、Hシーン) は高品質で！

女の子の立ち絵やCGは「2D」として表示されるため、上記の「ダンジョン内部」のような3D特有の処理を簡略化したとしても影響はありません。つまり、HシーンのCGなどの画質は一切下がらずにそのままです！

• R-18作品としてもっとも重要なところ (＝女の子のCG) にCPU/GPUを重点的に割り当てるべきであって、エロくもないところに、いたずらにCPU/GPU資源を使うことは、低スペックのPCでR-18ゲーム作品をプレイされる方々を切り捨てることになってしまいます。

役演亭としては、低スペックのPCでプレイされるユーザーさんも大切にしたいと考えているのです！

専用グラボ (GeForce など) で動かすと…

現行のメイン開発用PCだと、専用グラボである GeForce RTX 3050 を搭載していることもあり、2000 FPS 超を叩き出せます。

今後、ゲーム部分を作り込むことで負荷が増す可能性はありますが、多くのDRPG作品に見られるように、ダンジョン部分以外はほぼ 2D を予定していますので、なるべく負荷を上げないよう、技術的に配慮し作っていきます。

2D部分にも3Dの高速化技術を一部適用して、シェーダーを自作したり、メッシュやポリゴンを自前で組み、軽快動作するものにしていく予定です。(もちろん2Dの画質…特にHシーンの画質に影響が出ない手法のみを採用します)

• 特に私は、電気系の組み込みエンジニアとして、デバイス寄りのきめ細かなプログラミングをこなしてきた経験もあるため、「低スペックでも動作する」軽量なプログラムを書くのは得意です！　本領を発揮します！！

低スペックでも快適な R-18 ゲームを目指して…

いずれにしても、R-18作品として重要な「高解像度の立ち絵・HシーンCG」は 2D のため、2D 部分は劣化させずに、3Dダンジョン側を「軽さ優先」で作っていきますので、低スペックPCをお持ちの方も安心して下さい！