ビアード 2020/12/31 16:32

7章の紹介と今後の予定

もうすぐ年明けでございますね。
トイレットウォーズの開発を一旦止めていた理由である商業のお仕事ですが、
2021年中に決着が付くかなぁ、という感じです。
(もしかしたら、2021年イッパイ使うかも知れません……が、どうなるかは神のみぞ知るという感じですかね……)

とはいえ一応、隙間時間で作り貯めていた部分もちょっとあるので、
(開発再開と言える程の進捗や作業時間でも無いので、なんとも……な感じですが)
ちょっとばかりご紹介しましょう。


今回はストーリーに関する部分です。(今までが、システムの紹介ばかりだったので……)


体験版が6章までなので、次は7章の制作になりますね。

アリス達はとある理由に依り、人が魔物となる現象についての調査をすることになります。
そこで、エントリア、セカンダリア、ファクタール、スノーツリーの
各地方を巡り、魔物化現象の手がかりを探すこととなります。

7章は他の章と違い、上記4地方それぞれで独立した物語を追い、
全ての地方の物語を終えると、真相解明編ということで物語が先へと進みます。
各地方を巡る順番は任意のため、どの順番で物語を読み進めても良いです。

特に順番に依って物語が変化することはありませんが、それぞれの話は何処かで繋がっているため、
読む順番によって、「あっ」と思う瞬間が異なったりするかもしれません。


軽くですが、各地方のお話を紹介したいと思います。
……と言いつつ、セカンダリア編だけゲーム画面を紹介出来る所まで完成していないので、
セカンダリア編は今回割愛させていただきます……(中途半端で申し訳ない……)


■スノーツリー編
ツキノ村で手がかりを探していたところ、
サキアから14年前に人が魔物となる現象を目撃したという情報を得ます。

サキアによると、14年前ツキノ村では何か事件があったようで、
それが魔物化現象をひもとく鍵になると考え、アリス達は14年前にツキノ村で起こった事件を調べることになります。

しかし、14年前のツキノ村事件は誰一人その詳細を語ろうとしません。
そして肝心のサキアも記憶が曖昧で、何があったのかを覚えていないという……。

事件を調べるどころか、そもそもどんな事件だったのかさえ不明という状況。
そんな中、サキアから14年前について唯一覚えているという光景が語られました。

更に14年前の事件の関係者であるミルフィやレイの行動を鑑みるに、
どうやらツキノ村事件を解明する鍵は、
4年前にファートス魔法学園で起きた「尿意転送殺人事件」にあるのではないか、という結論に辿り着きます。


4年前の裁判でアリスへの有罪判決が下った後、
その判決に納得のいかなかったフローラは、担当弁護士であるコドーと共に、
尿意転送殺人事件の追調査を行っていました。

しかし、そこで判明したのは新たなる謎……。
結局、フローラ達は尿意転送殺人事件の真実を掴むことは出来ずに終わったようです。

ですが、4年前にフローラ達が見つけた謎こそが、
14年前のツキノ村事件をひもとく鍵だったのです。

しかし、14年前の出来事は隠されている以上、それを解き明かすということは、
誰かを傷付け悲しませるということでもあるのです。

14年前のツキノ村……4年前のファートス魔法学園……。
時も場所も全く異なるこの二つの事件が、いつしか絡み合っていく中、
アリスはその先で、14年前に起こった悲劇の真実を目の当たりにします……。

……たぶん。


■ファクタール編
魔物化現象の調査中、アリス達はひょんなことから過去の世界に放り込まれてしまいます。

時は18世紀。アリス達の居る時代から200年ほど前であり、俗にファクタール開拓時代と呼ばれた時代です。
この18世紀という時代は、タリスという青年がファクタール鉱山を開拓し、
おむつ工場を稼働させ、トラバリー王国で初めて紙おむつを生産、普及させた時代です。

この出来事は「鉱山の夢」というタイトルで演劇となり、
20世紀となった今でも語り継がれている有名なお話です。


「鉱山の夢」という演劇は、ティアラの青春時代に流行った演劇でもあり、
ティアラもこの演劇のファンでした。

そんなティアラが、実際の18世紀の時代……憧れだった演劇の世界へと足を踏み入れたのです。


ティアラはそこで、青年実業家のタリス、その彼女であるジェイン、
そして二人の共通の友人であるエドガーという人物達と出会います。


演劇と同じように、膀胱炎に悩むジェインが自由に外を歩けるように、
安価で量産できる紙おむつの生産を目指し、タリスはファクタール鉱山の開拓を目指します。

しかし、何者かがファクタール鉱山の権利を奪おうとしているらしく、
タリス達は謎の襲撃や嫌がらせに遭うという不穏な事態に陥っていきます。

鉱山の権利を狙う犯人が誰なのか分からないまま、ただいたずらに時間だけが過ぎていきました。
ですがある時、タリス達を襲撃させた犯人として、一人の青年が逮捕されたのです。
しかしどう考えてもそれはえん罪……その青年にこれほど大きな犯行が行えるはずもないのですが、
タリスはその青年を犯人とし、これで全ての事件は解決したと一蹴しました。

いつしかタリスの態度は豹変し、鉱山の採掘作業やおむつの生産を急ぎ、
時には強引なやり方でおむつ生産事業を拡大させていくため、しばしば周りとは激突を繰り返し、
恋人であるジェインや友人であるエドガーにも、
冷酷な態度を取るようになり、二人からも段々と距離を置かれるようになりました。

そして時が流れ……タリスは走行中の汽車の中で殺害されてしまったのです。
その犯人として逮捕されたのは元恋人であったジェイン。

ティアラはこの一連の事件の真実を追うため、ジェインの弁護師として、
18世紀の法廷に立つことになります。
そしてこの裁判の果てに、ティアラは演劇の裏に隠された、歴史の真実を目の当たりにすることとなります……。

……おそらく。


■エントリア編
ティアラがアリスと合流する前、セカンダリアの地下街で、
ごろつきが攫おうとしていた少女が魔物化するという現象を目撃していました。

アリス達は、ファートス魔法学園で匿っているごろつきに話を聞き、
魔物化現象についての手がかりを得ようと考えました。

しかし彼は、とある理由に依り情報を話すことができないと言います。

どうやら彼には憎い仇が居るようで、その敵討ちを代行してくれるなら、
真実を語っても良いと言いました。

ですが彼の仇というのは意外な人物であり、それを知ったごろつきは暴れ回ろうとしたのです。
が、あまりにも弱いので一瞬で伸びてしまいました……。

しかしまた目を覚ませば暴れ出すということで、旧校舎へごろつきを閉じ込めることに。
ですがアリスは、旧校舎は幽霊が出るという噂があるため、
行きたくはないと言うのですが、ソフィに馬鹿にされ、アリスちゃんはムキになってしまい……
結局、旧校舎へと行くハメに……。

旧校舎へと辿り着いたアリス達ですが、そこで床板が壊れ、
気が付くとアリス達は旧校舎の地下に居ました。

ですがこの旧校舎の地下……明らかに様子がおかしい。
そもそもフローラ曰く、旧校舎に地下など存在しないはずというのですが……。

そんな中、尿意をもよおしてしまうアリス。
仕方なく、トイレを探すことに……。

ようやく見つけたトイレですが、ここでもアリスちゃんがムキになってしまい、
アリスだけでトイレに入ることに……。


トイレに入ると、何処からかトイレを流す音が……。

しかし、トイレはどれも壊れ、流れるはずがなく……。

結局、用が足せないためトイレを出ると……。

みんなとはぐれ、この気味の悪い旧校舎に一人取り残されたアリス。
更に、追い打ちを掛けるかのように、襲いかかる尿意……。

果たして、アリスは無事にトイレでおしっこできるのか……?
そして、みんなと再会できるのか……?

迫り来る恐怖を乗り越えた先で見つかる、旧校舎に残された怨念達の真実が、
アリス達の求める魔物化現象に対する一つの答えになっているなど、
この時の彼女達には、知るよしも無いのでしょう……。




とまあ、7章の一部ですがこんな感じのお話になります。
1~6章で散らばった伏線を回収していく感じとでも言いますかね……。

とはいえ、7章で終わりという訳でもないので、
この後もまだ物語は続いていきます。
(機会があれば、またご紹介するかもしれません)

また、1~6章もちょっと見直してまして、いくらか加筆修正しております。
物語の大筋は変えてはいないのですが、一部展開が体験版から大きく異なっていたり、
新しい追加ストーリーを丸々挿入してみたり……なんか、大胆な修正になってますね(苦笑)
この辺りの紹介も、機会があればいずれ……。



やはりストーリーを作るのは楽しいのでね……
作りすぎも良くはないのですが……気が付くと、頭の中でアリス達が自然に動いていって、
どんどん話が広がっていってしまうんですよねぇ……。

トイレットウォーズは最初の構想から含めればもう、4年ぐらい作り続けてます(その前にも今とは形の違う原案が別にあるので、それも含めれば更に数年前)。

一番最初は主人公が半獣人で、名前もアリスじゃなかったり(二重人格設定もなく、どっちかっていうと今のクロリアに近い。というか、当初の主人公はクロリアだったと言っても良いかもしれない)、
エレンさんは変態じゃなく、ただ権力欲に溺れた悪党だったり(実は変態キャラは別途居た)
ソフィがただのいじめっ子だったり……
当然っちゃ当然ですが、今とは全然違う内容でした。

機会があれば、こういう初期プロットを晒してみるのも面白いかもしれませんね。
(まあ、そういうのって完成してからやるもんだろ、と言われちゃいそうな気もしますが……)


トイレットウォーズという作品には、自分個人としても強い思い入れがあるようで、
つい語りたくなってしまうと言うか……話すと長くなってしまいますね。
まあ、親馬鹿って言うんですかね、こういうの。

というわけで、まだ暫くあまり進捗状況に関する記事もがっつりと書けそうにないので、
もしかしたら、今後はトイレットウォーズの初期プロットや裏話なんかを記事にするかもしれません。


あとは、役に立つかどうか分からないのですが……
稀にシナリオの書き方を聞かれることがあるので、
自分なりのシナリオの書き方みたいなのをまとめて記事にするのもどうかな、とか考えてます。
……まあ、自分なんかがそういうのやったところで、需要あるのか分かりませんが……。

書くとしたら、尿界隈の人向けのシナリオの書き方アドバイス……みたいになるかなぁ、とか妄想してます。

まあ、あくまで予定というか、今後の案の一つなので実際に書くかどうかは別途考えますが……。


というわけで、今回はこの辺りにいたしましょう。では、また!

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