【雑記・ミニ記事】僕の大好きな言葉【ひとりごと】

 僕の尊敬する小説家の内のひとり、星新一氏の生前の言葉の中に、次のようなものがあります。

「小説家がいいものを書けなくなるときというのは、全ての物事が順風満帆に行って何の悩みもなくなり、完全に人生が幸福で満たされているときだ。何かに悩んでいるとき、人間は心の中にモヤモヤしたものがどんどん溜まっていく。この、心の中にあるモヤモヤこそが、よいアイデアを閃く燃料になる。小説家は多少悩みごとや困ったことがあるぐらいでちょうどいい」

という言葉です。一言一句もとの言葉のまま引用しているわけではなく、うろ覚えなので細部は違うかもしれません。すみません。ただ、言葉の趣旨は引用元と同じことだと思います。

 それはさておき、僕はこの言葉が本当に大好きなのです。生きていると誰しも落ち込んだり悩んだりする瞬間はあり、僕にも当然そういうときはあるのですが、何か嫌なことやつらいことがあって落ち込む度にこの言葉を頭の中で思い出し、何度も何度も僕はこの言葉に勇気づけられてきました。ショートショートの神様と呼ばれ、多くの読者に尊敬されるあの偉大な星新一氏のいう言葉ですから、きっと本当のことなんだろうと思います。

 僕はプロの小説家ではないので厳密にはこの言葉は自分に関係がないのかなという気もしないではないですが、趣味で小説を書いているという意味において「字書き」ではあるので、本質的には僕にもこの言葉は当てはまるはずだと思っています。

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