クールな実験少女のスカートの中は5
雨の日の下校中、どうしてもおしっこがしたくなってしまった千冬は、
路地の脇にしゃがみこむと。
プールで初めておもらしをした日から一週間が経った。
あれから千冬は何度も人前で人知れずにおしっこを漏らした。
プールで授業中はもちろんのこと、普通の体育の授業では学校指定の紺色プルマを穿くのだが……、
「おしっこ、したい……」
体育の直前、ブルマに着替えてグラウンドに行く途中、千冬は尿意に襲われた。
近くを見回せば、ちょうどいい感じの茂みがあり――。
千冬は茂みに踏み込んでしゃがみこむと、なんの躊躇いもなく尿意を放っていた。
もちろん、ブルマとショーツを穿いたままで、だ。
真夏ということもあるし、紺色だからちょっとくらいおもらしをしても見た目では分からない。
(ふふっ。ブルマのなかでおもらしショーツ、蒸れてる)
その日は最後の授業が体育だったので、グラウンドでショートホームルームが行われたので、蒸れ蒸れブルマとショーツを穿いたままで制服に着替えてから、家に帰ったら思いっきりオナニーした。
毎朝のおもらし遊びで慣れていたこともあって、千冬の性欲は一気にエスカレートしていった。
それから毎日のようにショーツを穿いたままおもらしをし、それから更に一週間。
「もう今日は授業無いし。おしっこしてもいいよね」
やってきたのは放課後の女子トイレ。
千冬はショーツを降ろすことなく洋式の便座に腰掛けると、なんの躊躇いもなくおしっこを始めていた。
登下校するときは、おもらしショーツを穿いて、みんなの視線を感じながら歩く。
すると千冬の秘筋は熱く濡れ、ヌルリとした愛液が内股を滝のように伝い落ちていくのだ。
いつバレるのか……?
そのスリルが、千冬を更に変態性癖へと目覚めさせていく。
☆
「あー、面倒臭い。雨、降っちゃったかー」
放課後。
昇降口をでた千冬が見上げたのは、どんよりと立ちこめている雨雲。
そんな灰色の空からは、しとしとと雨が降ってきている。
けれどそんなに悲観することはない。
こんなこともあろうかと、千冬はしっかりと折りたたみ傘を用意してあるのだ。
カバンから取り出したのは、白と黒のモノトーン傘。
ショーツも飾り気のないものを愛用しているように、傘もまた飾り気のないものを愛用しているのだ。
「さて、帰りましょうか……」
ローファーに雨が入らないように、足元に気をつけながらゆっくりと家路につく。
雨に濡れた石畳を歩き校門へ。
校門を出ると濡れたアスファルトの帰路に、ところどころ水たまりがさざ波立っている。
「あっ」
と千冬が短い声を漏らしてしまったのは、濡れた帰路を水を跳ねないように歩いているときのことだった。
フッと湿気を孕んだ風が内股を撫で回していったとき、不意に感じてしまったのは、尿意。
(どうしよう、学校に引き返そうにもちょっと遠いし……。それに他の生徒たちのなか逆流するなんて……)
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