殻の王国制作エピソード~①作品題材
悪魔帝国を題材にしたゲームを作ろうと思ったきっかけは、幼い頃に読んだ一冊の本に影響を受けたことによるものです。
その本は「世界妖怪図鑑」という本で、この本には様々な悪魔たちが悪魔王国の名の下に、多様な役職をもって描かれていたのです。
子供時代にこの本を読んだ時のワクワク感と悪魔の挿絵の恐ろしさは今でも記憶に残っています。
大人になって読み返してみると、悪魔帝国の組織構造はグリモワールの一つである大奥義書からの引用であり、ソロモン72柱の悪魔の最古のデザインとされる「地獄の辞典」の挿絵と名前が一致していない箇所も多々あったりします。
【大奥義書の悪魔の階級と役職】
皇帝 ルシファー
君主 ベルゼブブ
大公爵 アスタロト
宰相 ルキフグス 配下 バエル/アガレス/マルバス
総司令官 サタナキア 配下 プルスラス/アモン/バルバトス
司令官 アガリアレプト 配下 ブエル/グシオン/ボティス
中将 フルーレティ 配下 バティム/プルソン/エリゴル
准将 サルガタナス 配下 レラジェ/ヴァレフォル/ファライー
総監 ネビロス 配下 イポス/ナベルス/グラシャラボラス
ですが、そこはあえて子供向けに悪魔の特徴に合わせた見た目になるようにアレンジしたのかもしれませんね。
世界妖怪大図鑑:立風書房/佐藤有文
世界妖怪図鑑はそのあまりのクオリティにプレミア化されていましたが、現在はお求めやすい価格で復刻版が出版されています。