殻の王国制作エピソード~②キャラデザイン 其の六
先述したように悪魔たちのデザインは、現代の悪魔たちの容姿に大きな影響を与えたとされる1800年頃に発行された「地獄の辞典」の挿絵や、グリモアに記述される悪魔の特徴を基に、そのイメージをできるだけ崩さないようにすることをコンセプトに描きました。
しかし、どうしてもその図像や特徴がわからない悪魔たちが存在しました。
サタナキア、アガリアレプト、フルーレティ、ネビロス、サルガタナス
すなわち、グリモア「大奥義書」の悪魔たちです。
これらの悪魔はグリモアに容姿の特徴が全く記載されておらず、その起源や前身とされる存在が謎に包まれているので、どのイメージを基にデザインすればいいのか、全くわかりませんでした。
期限も迫り、止むに止まれぬ選択としてフルーレティはフラウロスと、ネビロスはナベルス(ケルベロス)と、サルガタナスはザガンの特徴を持ったデザインで描くことにしました。
フルーレティ/ヤマザキミコ
ネビロス/ヤマザキミコ
サルガタナス/ヤマザキミコ
最古の悪魔の描写のイメージを崩したくはないが、その容姿が全くわからない。
この時の苦悩が、神話パートを作るきっかけとなりました。
神話パートを執筆する上で、これらの悪魔たちの前身とされる存在をある程度絞ることができましたが、当時これらの前身がわかってしまっていたら、一体どんなデザインになっていたのでしょうか、、
多分今とは全く違ったデザインになってるので、このデザインで良かったのだと思います。