『プロジェクト・ヘイル・メアリー』と『No Man’s Sky』の相互作用的な感想
DLチャンネルさん所にて、投稿しました。
元々、オーディブルで原作小説を聴いていたものの、「結末は映画で見たい」と思い、小説のラストは読まずに劇場へ。
色々と感想はあるけれど……、
結局、映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』って、どうなん?
って、聞かれると……。
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うーーーーーーん
『インターステラー』が、強すぎるぜ……。
https://www.youtube.com/watch?v=sSgvsLyi6_o
面白さは平均的だが、映画としては評価すべき『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
まあ、面白いは面白い映画ではある。
けど、万人向けというより、好きな人が好きなタイプのSFという印象が強い。
プロモーションや、SNSのエコチェンバー効果もあって、「めちゃくちゃ面白い映画!」という空気が先行していたけれど、実際はそこまで大衆向けではない。
感触としては、プロモーションが上手かったかなあ、ぐらい。
映画そのものは平凡なSF寄り。
最も評価すべきなのは、小説版から映画にできうる限り最適化を施したことと。
小説→映画の最適化が見事
原作小説『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、現在軸と過去軸を頻繁に行き来する構成で、とにかく物語の進行が遅い。
本が読める読めない以前に、
「現在軸が全然進まない物語」が苦手な人には天敵レベル。
正直、物理書籍で読んでいたら私は途中で投げていたと思う。
しかし、オーディブルなら読める。
そして、進行が遅い物語は映画と相性が悪い。
原作と映画の相性わるわるなのが容易に想像できた。
しかし映画版は、
テンポの悪さをなるだけ改善し、映像作品として最適化したことは、ことさら評価すべきである。
あと、原作小説(2021年発売)が、令和の時代とは思えないステレオタイプな登場人物たちのオンパレードで、時代背景的にも怪しい描写があったのを、全てカットしたことは最も評価すべき
ただし、端折りすぎて説明不足になった部分もあった。
宇宙表現・BGM・余韻は映画館でこそ
宇宙のアート、BGM、余韻の作り方は本当に素晴らしい。
この部分は映画館で見る価値がある。
ただ……
「原作と比較して映画が良い」のであって、映画単体でマストかと言われると……
うーーーーーん。
先に『インターステラー』を見てから、お願いしますという感じ。
ここまで語ったうえでの注意点
おそらく私は、この映画のメインターゲット層ではない。
映画のレンジは広くなく、プロモーションで無理やり広げている印象もある。
肩の力を抜いて観るくらいがちょうど良い。
ターゲットにハマれば儲けもの、くらいのノリで。
メインターゲット層じゃないと思う理由は単純で、
私は『ワンピース』の過去編が好きじゃない人間だから。
ワンピースが作った“功罪”のうち、罪の部分は、
本編の途中で過去編を丸ごと挟む構造を「良いもの」としてしまったこと。
(漫画は好きだけど、過去編だけは受け入れがたい)
そのような流れが、
異世界転生のような“物語のファスト化”の土壌にもなったのでは……
とすら思っている。
という個人の感想ね。
『No Man’s Sky』に想いを馳せた
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の映画は、宇宙表現が色彩豊かで、BGMも相まって、かなり『No Man’s Sky』を連想した。
『No Man’s Sky』のBGM
https://www.youtube.com/watch?v=PZAM-_5h4QE
しかし、映画を見た後に、『No Man’s Sky』をプレイしてみると、違いがあった。
・『No Man’s Sky』の宇宙は、色鮮やかで、明るい
・映画の『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の宇宙は、
色彩豊かであったが、暗く冷たい雰囲気を見事に表現していたと思う。
まあ、『No Man’s Sky』は、降りた惑星によっては、非情に冷酷な雰囲気を醸し出していることもある。
フォトの色彩は触っておらず、ゲームプレイ画面でこのような表現をする。
インターステラーの感想も過去に投稿しています
宇宙は空にあるのか? 【映画】『インターステラー』を見た感想