#15 RPGツクール 完全に理解した(1ミリも分からん)
こんにちは! むるぽいんたです。
もう今年も終わりかけていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
……もう今年も終わり!?!?!??
ということはCi-enのプラン追加ももうすぐそこまで迫ってるってことですね、早くない???
恥ずかしながら全然準備が終わってないので、年始はその作業に追われることになりそう……。
特典カレンダーについて
さて、有償プラン限定特典の一環として、「イラスト付きカレンダーを毎月配布する」ことを計画している……という話をするのも、もう3回連続になりますね()。
今回はまず、そのカレンダーの内容の紹介からスタートしようかと思います!
イラスト部分
月ごとのカレンダーということで、当然ながら季節に因んだ12枚のイラストで構成されるわけですが、そのイラスト部分は、ゲストを含む制作メンバーのうち12人が1枚ずつ担当することになります。
もはや同人アンソロじゃん。そのうち調子に乗ってイラスト本とか作れちゃうかも。
本作では、複数の絵描きがゲーム制作に参加する上で、各要素の担当者を設定して分業し、グラフィック面の充実を図っております。
立ち絵、CG、キャラチップ、背景、UIデザイン……などなど、普段は (本来得意なタイプのイラストに限らず) 別々の作業をやっているわけですね。
今回、このカレンダー企画によって、その制作陣の本領を「一枚絵」という形で存分に発揮してもらおうぜ! という感じになります。
また、このイラストの内容は、基本的には本編シナリオとは関係ありません。
ざっくりと分ければ「主人公組+村」vs「敵組織」という対立が発生している本作の設定ですが、そんな陣営とか無視して絡んで欲しいキャラの組み合わせ とかってやっぱり発生するんですよね。
なので、イラストのシチュエーションとしては、作中の陣営や時系列などの垣根を越えて、ただただ見たいキャラの見たいシチュを詰め込んでいるような、フリーダムな 捏造 二次創作祭りとなっています。
せっかく小さい子ばかりの作品なので、なんなら 学パロとかも積極的にやりたい かも。
描き手の好きな物、そして何よりキャラの魅力が伝わるように、色々な場面をお届けできればと思います。
カレンダー部分
ただの月刊イラストにしても良かったところ、敢えて「カレンダー」として制作してみることにした以上は、カレンダー本体部分もやっぱり重要 ですよね。というわけで次はそっちの話。
早速ですが、こちらが企画の最初期に出たイメージ図。
▲ アオオン。
メインコンテンツはあくまでイラスト部分、ということで、最初はこういうシンプル is ベスト! なスタイルを検討 しておりました。
しっかり凝ったデザインを考えるというのも、結構大変な作業ですしね。
とはいえ、恒例のDIY精神といいますか、「どうせなら本作の世界観に沿ったものにしたい」という願望がね、湧いてくるわけですよね。
そこで、サークルのメンバー、せおさんに主導してもらい、デザインをがっつり弄ってみることになりました。
より詳細なデザインを考えるにあたって、作中のとあるキャラクターが鍵に なりました。
奇しくも原案デザインをせおさんが担当している、
しみトロ世界において、カメラにあたる魔法道具は非常に珍しいものとなっています。
手軽に鑑賞・保管が可能な「写真」を撮影・現像する手段は限られており、写真って概念自体が、そこまで世間に浸透していない レベルでしょうか。
でも、希少な道具を持っている彼女なら、他の子たちの様子を写真に収めて保存することもできるはず!
ということで、このカレンダーを「イロンデルが撮った写真を集めているスクラップブック」風にしてみては? という案が出たわけです。
で、色々試行錯誤を重ねていき……
▲ 背景とかキャラの表示方法とか弄ってます
完成したデザインが……
じゃーん! こんな感じです!
▲ キャラで隠れちゃう祝日の表現とか、工夫しました
「イロンデルなら自分のノートをどうデコるか?」という視点で、マスキングテープとかクリップとかが目立つ、よりわちゃわちゃした感じの見た目に仕上がりました。
また、登場キャラの誕生日を記載する上で、「各キャラの顔のシールを貼り付けている」感を演出してみています。
かわいいよね。というかこのシール、我々製作陣も欲しいんだが……?
割と存在感の強いデザインとなったので、それに負けない良いイラストを描かなきゃな~と、ちょっとハードルが上がったりもしました。
なお、私、南群はトップバッターとして1月分のイラストを担当する予定なので、ぜひお楽しみに!!
余談
ちなみに、このイロンデルって子、ゲームシステム的にもまあまあ重要な役割を担っています。
情報屋で写真家な彼女、ゲーム中では、なんと特定条件下で自身が 盗さt 撮影した女の子の写真を売ってくれたりもするんですよね。
要するに、回想型のサブイベント・HCGを購入できるシステム ってことです。
情報屋というか、エロ特化のパパラッチというか。
村の女の子同士の熱愛ニュースなんかをかき集めてるであろう彼女、一体どんなエロシーンを激写してるんでしょうか……!?
システム周りの話
さて、たまにはRPGツクールにおける制作のシステム周りの話でもしようかなと思います。
とはいえ、この文章を書いてるのはコーディングの知識とかも一切ないド素人。
話とは言っても、技術の共有でも、個人的な備忘録でもなく、何も分かんね~というただの愚痴なんですが (笑)。
プログラミングの知識が要らない! というのがツクールの売りなのに、普通に JavaScriptの基礎をイチから勉強する羽目になってるのはまあまあ本末転倒 な気しかしないんですが、やりたい演出とか作りたい画面を備えた理想のゲームへの最短ルートは恐らくそこなので、まあ仕方ないかな~となってます。
そろそろグラフィック面の体裁を整えたい
今後、このCi-enでゲームの内容を紹介する上で、ゲームの体験版とかを配布……できるのは理想ではあるのですが。
残念ながら、体験版・試作版のゲーム配布に至るまですら、まだまだ遠いのが現状です。
そのため、その前段階として、当面は「イベントシーンのサンプル動画」を投稿していきたいと考えています。
とはいえ、動画撮影をするだけでも、最低限整える必要があるグラフィック面の要素は色々あります。
その最たるものが、テキストウィンドウ。RPGというゲームジャンルだと、非常に高い頻度で目にする要素なので、大事に作って行きたいところ。
ルビ機能実装、というか行間の調整
画面を整える上で最低限考えるべきものとして、フォントサイズや行間、ルビの有無などが挙げられます。
特に、ルビ機能を実装するのが最近の重要タスクとなっていました。
とはいえ、本作は、めちゃくちゃ難しい漢字を多様するような超難解なエロゲってわけでも、ゲーム中に登場するような 小さいお子様でも読めるようにする超バリアフリーなエロゲってわけでもありません。
ルビ機能を実装したとして、実際に使う場面自体は実はそんなに多くはなさそう……。
ただ、ルビって別に漢字に振り仮名を振るだけのものではないですよね?
先ほどイロンデルの紹介をした際の「フリューゲ (鳥) 族」のように、作中の用語解説に使ったり。
すけべシーンにおいて、「膣内はダメ (やめないで)」「弱点 (好きなトコ)」みたいな感じで、本音と建前ってやつの表現 とかに色々使ったり。あと、エロ漫画とかだと「子宮にキス~ (はいったあ~)」とか「膣内射精感謝(おかえりなさい)」とか、更に独創的な使い方とかもよく見ますよね。
実装する価値は、結構あると思っています。
仰々しく書きましたが、先人の知恵 (プラグイン) を探して利用すれば、実装自体は非常に簡単です。
ただ、今回見つかった中で Rubi_riru.js を利用してみるも、行間調整周りが思ったような挙動にならず、プラグインの中身を色々書き換える必要が出てきたりとか、そういうハプニングもありました。
1行目の上だけにルビ用の余白を設けるってのがなかなか難しく……。
そんで、なんだかんだで実装できたものがこちら。
▲ ← before / after→
ついでにウィンドウのデザインも弄りたい
今度は逆にウィンドウの一番下に微妙な隙間 (本来文字送りのカーソル的なやつが入るスペース) ができちゃってるんですが、そこはそもそもウィンドウの形を変えるなら問題ないか~、という判断になりました。
というのも、元々 WindowBackImage.js 辺りを利用して、自作のウィンドウを実装する予定があったんですよね。
公式の機能だけでもウィンドウのスキンをガラッと変えることはできるんですが、それを逸脱してそもそも形ごと変えちゃうことでオリジナリティを出すのもいいかなと。
本作はそんなに「ツクール製」感を出したい!ってわけではないので……。
そんなこんなで、自分が試しに 20秒くらいで適当に 手描きしたウィンドウがこんな感じ。
▲敢えてイビツな感じにした謎の多角形。
手描き感というか、長方形の無機質さを避けてなんか柔らかい感じにならんかな~と、現在色々と試行錯誤している段階になります。
こちらも今後色んなパターンを試して見る予定ですが、来月中にはいい感じのものをお見せしたいところですね……。
世の同人エロゲ制作サークル、複数人でのバージョン管理どうやってるんだ
当サークル、やたら人数が多いのは強み だと思うので、グラフィック以外の部分でも、みんなでちょっとずつ作業を分担していきたいところ。
その一環として、GitHub辺りを利用してプロジェクトのバージョン管理とかを検討してみたのですが……。
我々が現在利用しているRPGツクールMVだと、(画像・音声などの素材はともかく) エディタ上で作成したデータの複数人でのやりとりが、どうも面倒くさい。
参考: RPGツクールMVが共同開発しづらいと思った話|梅しらす
この辺の諸々を考えると、演出担当的な人間が素材を取りまとめて全部一人で仕上げるのが最適解! みたいな脳筋スタイルに辿りついてしまいそうで悲しい。
というか、そもそも世の中の同人ゲー製作者ってそれを素でやってる人間ばかりなわけで、本当に感服するばかりです。
とはいえ本作の制作は今後も長いこと続く予定なわけで、少しでも楽をするために作業の効率化はしたいな~と考えてたわけですが。
そんな折、もっと根本的な問題にぶち当たることになります。
そもそもGitHubってエロNGでは?
……。
慌てて確認しに行ったら「性的にわいせつであるもの」は禁止って書いてありますすし、類似サービス群もだいたいアウトっぽいです。
エロ画像だけ除外してDropboxとかの別ルートで共有する……ってのもちょっと考えたんですが、規約の文章的には 画像だけじゃなくてテキストデータもダメっぽい。
ツクールMVのマップデータのファイルには、イベントの会話内容とかも、特に暗号化とかされないままの日本語テキストとして普通に含まれてるので、アウトかセーフで言えばアウト判定になりそうなのが怖いところ。
そもそもGitHubとかその辺を使うの自体やめといた方が無難そうですよね、トホホ。
世の同人エロゲ制作サークル、複数人でのバージョン管理どうやってるんだ……?
一応Qiitaでそれっぽい先人の記事を見つけはしたんですが、
……難しい言葉ばっかりで正直ちんぷかんぷん!!
自分の知能が女子小学生並なだけで、この記事の文章とか解説が悪いわけではない んですけどね。
GitHubにすら (サークルメンバーに教えてもらいながら) おっかなびっくり登録してた自分のようなガチ入門者が、現時点でいきなり手を付けるようなモンでもないよな~って感じです (苦)。
もちろん、今後もうちょい勉強して、Gitがどうしても必要!ってのを正確に理解できるようになったら、この記事とかを参考に導入に挑戦すべきかとは思っておりますが。
もっと楽な方法ってどっかに存在せんのか???
世の同人エロゲ制作サークル、複数人でのバージョン管理どうやってるんだ……???
はい、なんか順調なのか順調じゃないのかよくわからない感じになっていますが、今年はこんなもんでございました。
来年はもっともっとペースを上げていきたいですね~!
フォロー限定のとこでは、久々の絵チャをオマケで置いておきます。
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