【性癖のお話】耽美とエロとついでにグロ
最近あった出来事で改めて考えさせられたので、つらつらと駄文を書いていきます。
⬛︎耽美主義
※ここでいう耽美主義"Tanbi syugi"は"aestheticism"です。中国語圏では"耽美主義"は"Boy's Love"の事であることが分かりました。私はBLには興味はありませんし、これはBLの話ではありません。
耽美という言葉をご存知でしょうか。
美しさが至上のものであり、倫理や道徳感を無視して美しさを表現していくといった感じでしょうか。
主に退廃的で清潔感がありエロい感じのものを指すことが多いようです。
私が耽美に触れた最初の作品は吸血鬼ハンターDだったように記憶しています。
女は無論のこと、男をも魅了する美貌の吸血鬼ハンターであるDが貴族と呼ばれる吸血鬼を狩っていくSFファンタジーの名作です。
長らく見る媒体がDVDしかなかった劇場版アニメが配信されるようになりましたので、未視聴の方はぜひご覧いただきたいです。
次に影響を受けたのが悪魔城ドラキュラ月下の夜想曲です。
言わずと知れたメトロイドヴァニアというアクションゲームジャンルのヴァニアの部分です。
この作品自体、前述のバンパイアハンターDに強く影響されている作品なのですが、ゲームになったことでより没入感の強いエンタメになっております。
華美な装飾で彩られる城の闇には魔物が潜み、時折見え隠れする血痕や朽ち果てた亡骸が危険な死の香りを放っている…今でこそドゥエドゥエやらホァイで面白く見られがちなゲームなのですが、ステージ構成や背景美術に目を向けるとその耽美的な様相に見惚れてしまいます。
■耽美な世界に合うR-18表現とはいったい…ウゴゴ
元々処女作のサンクチュアリは悪魔城をリスペクトしながら全年齢向けとして制作しておりましたが、成人向けに方向転換することにしたという経緯があります。
その時、やるならエロも耽美な方向性がいい…可憐な女性が魔物などに無惨に犯される様子にこそ宿る美しさもある…と私の中でくすぶっていた何かを開放して今の形となりました。
⬛︎美しくも残酷なエロ
じゃあ耽美的な敗北エロとそうでない敗北エロは何が違うのか。
これは基準が凄くあいまいだなと思っていて、人の感覚によって違ってくる話でしょう。
私の意識していることは…
・主人公の女の子がどのようにひどい扱いを受けている場面であったとしても、表情は恍惚としたものであり極端なアヘ顔みたいな下品な感じには崩れない。
・チンポやマンコといった言葉を使わず、肉棒や秘部、膣といった言葉を選ぶ。
・語尾に♥を使わない。
・濡れた肌、歪み揺れる乳房、飛び散る粘液など性的な記号はガンガン入れるが、必要以上に下品にしない。
etc....
なんというか、女性的な感覚が強いのかもしれません。
男性は視覚情報だけでも興奮するが、女性は視覚情報の奥にある精神的な部分を読み取って興奮する、みたいな。
禁欲的な思考を持つ清楚なヒロインがダメだと分かっていても快楽に溺れていく様を綺麗に描く。
これが私の求めている耽美的なエロであり、今後もこの方向性を突き詰めていきたいです。
ただ、この方向性は人によっては物足りないなと思われるかもしれませんね。
エロは下品なものなのですが、その中でも上品に仕上げたい。
このように、前述したヴァンパイア作品にみられる恐ろしくもどこか美しさのある世界観の中に自然と溶け込んでいく耽美的なエロ、私はこのテーマを自分のゲーム作品で表現したいと思っております。
ジェイルやトーチャラーなどはそのあたりのエロく陰鬱でドロッとしながらもどこか美しさを損なわない雰囲気を上手く表現できた気がしないでもないです。
百合レズ表現も数シーン入れていますが、これも耽美表現の一環と言っていいですね。背徳的なエロにこそ耽美は宿ります。
⬛︎耽美的なエログロ
そしておまけ話、うちの作品にはゴシックホラー要素もあり切っても切れない関係ではあるので。
この耽美エロの行きつく先があり、それがエログロ何じゃないかと数年前から思うようになりました。
これは当サークルが避けてきた表現です。だって抜けないし。
ただ、その死にゆく瞬間に宿る美しさというものがある、というのはなんとなく理解できています。
私がシニシスタを受け入れられているのは、この作品には世界観とマッチした耽美的なエログロ表現が出来ていると感じているからでしょうね。グロには興奮しないけど。
弊サークルではグロや死の表現は今後も避けていきますが、背景オブジェなどからこの快楽の先に待つ絶望的な運命を連想しながらも、それでも抜け出せないというゾクッとした感覚もまた耽美的じゃないかなと思います。
⬛︎なんかごたごた言ってるけど結局アンホリってリョナゲーじゃね?→違うのだ!!
広義ではリョナに分類されるのは致し方ないかなと思っていますが、それでも私はリョナゲーとは違うのではないか言い続けたいです。
リョナは猟奇的オナニーの略、つまりは元々抜き目的ではない猟奇的シーンに興奮する性癖を指す言葉であり、背徳的な耽美エロを求める私にとってはどうもしっくりこない言葉なのです。
まだサディスティックな嗜好と言われた方がしっくりきます。
これは理論というよりは感覚的な話のような感じなのでご理解いただけないかもしれませんが…。
つらつらと駄文を書いてしまいましたね。
私の自作品に入れるエロに対する考え方はこんな感じです。
あまり教養が無いので文章が破綻しているかもしれませんが…。
引き続き、こんな感じで面倒な理解しがたいかもしれないこだわりを持ちつつ、プレイアも制作を続けていきたいと思っています。