はねしっぽ 2023/05/23 21:00

次回作について/素人が初めてゲームを作って大変だったこと

はじめに

紅魔の館と淫魔の本、200本越え感謝!
突如現れた無名サークルの謎の作品、絵も別に上手くない・・・
にもかかわらず、多くの方に手に取っていただけて嬉しいです!
体験版、製品版問わず、プレイしてくださったすべての方に感謝です!!

次回作について

『パーティ戦闘×戦闘中のエロ』がメイン、というコンセプトはそのままに、
メインキャラは以下の3人を予定しています。
(ストーリーの都合上、お燐はサブキャラの予定)

<1作目からパワーアップしたい点/追加したい要素>
・イラストのクオリティアップ
・画面と戦闘中の立ち絵を大きくする
・サブキャラのHシーンを入れたい
・ダメージ脱衣のシステムを入れたい
・メインは戦闘エロ、だけどやっぱり敗北シーンと一枚絵は欲しい
・お空の産卵シーン

出来る範囲で盛り込んで、とりあえずは10月末ぐらいの完成を目指します。

進捗は多分不定期になりますが、ci-enに投稿していこうと思っていますので、
もし良ければフォローしていただけると幸いです。



素人が始めてゲームを作って大変だったこと

『紅魔の館と淫魔の本』を作って大変だった点を殴り書き。めっちゃ長いので読みたい方だけどうぞ~

『紅魔の館と淫魔の本』を作った理由

①女性主人公の戦闘エロ作品が好き!
でも主人公一人、画面の右にでかい立ち絵みたいな作品は、沢山遊んだのでもうお腹いっぱい。そうなると、多対多の作品がやりたいんだけどそう多くない...

②東〇のエッチな作品が好き!
でも同人誌は何万冊とあれど、エッチなゲームとなるとあまり多くない...

①と②両方の要素を持ったゲームがやりたいけど誰か作ってくれないかなぁ...
......よし、無いから自分で作ろう!(適当)
という著しくIQの低い思い付きで制作は始まりました。

大変だった点

そもそも絵が描けない

エッチな作品を作る上で、イラストは一番大きな要素です。
しかし私はpixivもやってなければtwitterに絵を投稿したこともありません。
なぜかといえば、絵が描けないからです。

外注するほどお金をかけて作る気もないし、
ゲームの製作開始時にはAIはまだ今ほど話題になってませんでした。
(次回作もAIを使う気は全くありません)

<解決策>
できる限り練習しました。もうそれしかなかったです。

実はツクールを触り始める前に一度、必要な画像素材を全部書いてみたのですが、あまりのクオリティの低さに、後から全部書き直しています。

結果、下手ですがマシにはなったかな...と感じています。

↓ゲーム作る前に書いた没イラストの一部(Before)


↓書き直して採用したイラスト(After)

Before→Afterまでの期間は大体半年くらいです。

多人数の戦闘エロはシステムやバランスが難しい

<システムのここが大変>
1vs1や1vs多なら、状態異常や拘束の有無などは、常に主人公の状態だけ見ればいいのですが、複数人の戦闘エロとなると、戦闘中に起こりうるシチュエーションが多岐にわたります。

敵Aが味方Aを拘束、敵Bが味方Bを犯している。そこで敵Cが、犯されている味方Bを攻撃して味方BのHPが0になったらどう処理すれば正常に戦闘が続行される・・・?など人数が増えるだけで考えることがめちゃくちゃ多くなります。

この多人数が並行して拘束→犯されるシステムがバグの温床でした。この辺はゲーム制作初心者にはしんどかったです。(戦闘エロに主人公一人の作品が多いわけですね・・・)

<バランスのここが大変>
当然戦闘バランスも、敵味方の人数が増えるほど調整が大変になります。そして、戦闘エロのバランスには正解がないと思っています。

簡単にすると「手加減しないと犯されない、負けられない」となりますが、それってゲームとしてはどうなの?とも思います。

じゃあめっちゃ難しくして、沢山犯されるようにすればいいかと言われると、同人エロゲにそこまで難易度を求めてない人も多いはずです。

今作では、『雑魚戦はスペルを惜しみなく使えば1~2ターンで終わるけど、ケチるとヤられちゃう』『ボス戦は回復アイテムを買って惜しまず使えば普通に倒せるくらい』を目指しました。

あとは、パチュリーの役割をあえて増やすことで、『HPが低くて足が遅いけどなんでもできるパチュリーをどう運用するか』がポイントになるようにイメージしています。

ただその結果、ちょっと難し過ぎたかなと感じています。ここは次回への改善点ということで...

想像より辛いテストプレイ

自分で作った理想のゲーム。テストプレイで実際に動かすと、最初は嬉しさや感動でとても楽しいです。

・・・が、何度も何度もデバックのために修正して再プレイを繰り返していると、流石に飽きてきます。超飽きます。徐々にプレイが苦痛になってきます。そのうち何が面白くて何が面白くないのか分からなくなります。

そうならないように、なるべく多くの人間を捕まえて人にテストプレイをさせるのが一番いいですね。

ロゴと宣材写真の問題

これは絵が描けない問題に通じるところがありますが、
古今東西の同人ゲームのタイトルロゴや、販売サイトのサンプル画像を見ると、「皆さんデザイナーに頼んでつくってもらってるの!?」と感じるくらいレベルが高いです。

私は自分で試行錯誤しながら、タイトルロゴやサンプル画像を作ったのですが、やっぱり他のサークル様と比べて見劣りするなぁ...と感じます。
しかし、ここにこだわっていても作品が永遠に完成しない、と割り切って妥協することにしました。

エッチな文章のバリエーション

メインシナリオの文章よりも、戦闘中のHな文章を書く方が100倍大変でした。

『紅魔の館と淫魔の本』では、同じ敵のエロ攻撃でも3人分のパターンがあります。結果、同じようなシチュエーションで文章を3種類ずつ書かなければいけません。

しかし、Hな語彙には限りがあるのです。これはゲームを作る上で見落としていた落とし穴でした。

時間がかかかる

分かり切ってたことですが、とても時間がかかりました。
以下は完成までにかかった大体の時間です。

イラスト 約250時間 (没イラスト・練習時間を除く)
文章 約20時間
実装・修正 約400時間

なので、全体工数は大体80人日くらい。
毎日4~5時間くらい作ってたので、大体半年くらいで完成しました。

以上で『素人が初めてゲームを作って大変だったこと』は終わりです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。




以下、おまけの駄文

・1作目の進捗を投稿しなかった理由
本当に完成するかも分からず手探りでやっていたため。
制作過程を公開していって、結局完成せず企画凍結、あるいは失踪、
となるのが絶対に嫌でした。

・原作について
旧作を除く全作品プレイ+書籍も9割くらいは抑えてると思います。

・好きなキャラ
一番はフランちゃん
あとは みすちー、お空、ナズーリン、三月精 が好きです。
それと「名無しの本読み妖怪」のデザインが最高に好き。

・サークル名の由来
羽と尻尾が好きだから。

・最後にこれだけ
『ハクメイとミコチ』という漫画が好きです。 
最高の作品なので今すぐ全巻買って読んで下さい。

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