アウラルと光の竜は、健全でスケベな傑作RPGだ
買おう!アウラル!という記事です。
全体を通した感想
えっちなRPGに出てくるような、人外・モンスター娘達を中心に紡がれる
敢えて健全な、王道長編RPG!
凄まじいまでの作り込みのRPGです。
アウラルを中心とした各キャラクターの魅力を一本筋の通ったストーリーを通して伝えるのが作品の大目的 としてあり、 それを実現するために必要な要素を全部やって、それを阻害する要素を全部取り除いた、ツクールで実現可能な限界まで丁寧に作られている作品 だと感じました。
ストーリー
キャラがよく喋ります。本当によく喋る、そして可愛い!
なんというか、ストーリーに喋らされているのではなく一人一人が人格を持ってそれぞれが自己表現をしている、という印象を受けます。
下江コハルの成長が微笑ましくて好き、みたいな方に結構刺さるシナリオなんじゃないかと思います。登場人物が各々対面した出来事や出会った人と触れ合って、少しずつ考え方や行動が変わっていく様子が丁寧に描写される物語です。
メインストーリーが真面目な一方でちょいちょい緩急をつけたギャグイベントが入っており、そこもまあとにかく可愛いです。
UI・UX
小骨が全部取り除かれている焼き魚 みたいな体験が提供されています。 面倒とか苦しい要素を全部無くすぞ! という意気込みを感じます。
空中によく文字が浮かんでいます。テストプレイヤーさんが迷ったところ全部に足してたりするんでしょうか。
そういう要素がダメな人へのフォローが要所要所で行われます。
戦闘
手番消費なしで控えとの入れ替えが可能な4人パーティバトルです。ざくざくした感じ。
全スキルに固有のモーション・エフェクトが付けられており、とても見栄えがいいです。かわいい。
一手も無駄にせず完璧なプレイをするぞ!というのを目標にすると結構な高頻度でキャラチェンをすることになり、控えメンバーも含めたパーティ一行での共闘感 が演出されています。アウラル一行の仲の良さ的にこれがよく噛み合っていて、みんなでボスを倒している感触があるのがとてもいいですね。
戦闘バランス面に着目すると キャラチェンして出てきたキャラは各種バフが載っていない状態で出てくる 点がよくできていて、アタッカーにバフをかけるためにひょっこり頭を出してきた控えのバッファーはかなりあっさり落とされます。
4人が居座って全体バフの恩恵を最大化する守りの戦いをするか、キャラチェンを繰り返してアタッカーに火力を集中させる攻めの選択をするか、というリスクリターンの判断があります。
ボス含めて敵全般の異常耐性が相当空けられてるのも特徴。初見のボスとの戦闘中でも確認できます。順番にかけて耐性チェックみたいな不毛な作業が不要なので、武器やスキルのおまけについてる状態異常がかなり有力な選択肢になります。
「健全RPG」を文字通りに受け取ってはいけない
健全RPGというのは「セックスシーンがないよ」という表現であり、 スケベ心がないとは作品ページに一言も言及されていません 。
隠せてない隠せてないッ!滲み出てる!!!!癖が!!!!漏れてる!!!
キノコ○女出汁スープ~~~~!
恥ずかしくない種族のおしっこ報告~~~!
非プレイアブル立ち絵ありロリの衣装がいちいちスケベ~~!!
なくてもストーリーが成立するスケベ設定がちょくちょく染み出してきます。ちょい足しの健全エロが無限にある!!
本編のストーリーが光に満ち溢れているので、本当にR-18要素を差し込んでしまったらそれは確かにノイズになる ので全年齢作品として出す判断をした......けど本当はモンスター娘たちとスケベしたい!!そんなの当たり前じゃん!!という、二重人格が各々バトルしてちょうどいいところに着地した傑作RPG、それが アウラルと光の竜~Gathering Light~ です。たぶん。
アウラルのこの表情すき。