あおくん 2024/07/09 21:53

1.三人目を欲しがる妻への答え【セックスレス夫婦の出した結論】

妻からの言葉に俺は驚いた。
すでに子どもは二人、中学生の男女がいるし、上の娘はもうすぐ高校生になる。
これ以上増える余地はないと思うのだが、俺は妻の言葉を続けさせた。

「私ね、もう一人欲しいの…あなたもずっと私の思いは知ってたでしょ?」
「ああ……」
「今夜、私と子作りセックスしてくれますか?」
「えっと…もう少し考えさせてくれないか…」

俺は即答できなかった。
本当ならば、愛する妻との子どもならば何人でも授かってほしいというのが本音なのだが、夫として父親として、これから娘と息子へさらに掛かる学費や生活費、そこへもう一人赤ちゃんを迎え入れる覚悟はすぐに持てなかったのだ。
それを告げると妻はじっと俺の目を見た。

「そうよね……」
「悪い、俺も前向きに考えてみるよ。」

しかしその日の夕食時から妻の様子は少し変だった。
やたらと色っぽいと言うか、妖しい視線を送ってくるのだ。
どこか瞳も潤んでいるようにも見えるし、今夜の事を意識しているのだろうか。
そう思って俺も同じような視線を向け返すと、妻は顔全体を真っ赤にして顔を伏せた。
そんな妻の仕草が可愛く思え、食事もあまり喉を通らず、俺は食後は後片付けをしている妻へ声をかけた。

「なぁ、後で少し話たい事があるんだが…いいか?」
「うん、片付けが済んだらね」

妻は何となく不安そうな感情を隠すかのように、普段と同じ元気な声で返事をした。
そして妻に伝えること。
それは、子作りをするという俺の意志が明確になったことだった。

——————

「作ろう、三人目…あいつらとの歳の差兄弟もいいじゃないか。きっと二人とも可愛がってくれるよ。それに家族の癒しになってくるだろうな。」
「うん、私嬉しい!それにあなたと久しぶりにセックスできるのも嬉しいわ。赤ちゃんできるの楽しみね」

そのまま妻の肩を抱き寄せると、俺に体を預けてきた。
そして妻の髪を撫でると彼女はくすぐったそうな表情を浮かべ、さらに強く抱きしめるとそのまま舌を彼女の口内に差し入れた。
歯茎の裏を撫で回すと、妻もそれに答えてくれた。
互いの唾液が絡み、それがお互いの口端から漏れ始める頃になってやっと口を離したが、まだキスしていたい気分だった。

「そんなにキスされたいの?」
「愛されてるって気持ちになれて、幸せなの。もっと私を愛して!」

妻を茶化すように俺は尋ねるが、耳まで赤くした妻は小さく首を縦に振りながら口を開いた。
実は、俺たち夫婦はここ数年セックスレス状態が続いており、こういうことはかなり久しぶりなのだ。

「ねぇ、焦らす気?」
「わかってるよ。激しくして欲しいんだろ?」

仰向けに寝転び、俺を見上げる妻の言葉にすぐ返事をした。
そして互いに求め合い、然程時間は掛からぬ間に服は脱ぎ捨て全裸になった。
脱ぎ捨てる際、すでに固くなっているペニスが下腹を軽く叩くと、それを見た妻も自ら服を脱ぎ始めたのだ。
全裸で抱き合っただけでも、肌の感覚と体温により興奮がどんどん高まってくる。
そして俺に身体を預けてきた妻をそのまま抱きしめ、今度はやや強引な感じでソファへと移動させた。
仰向けになった妻の美しく艶めいた肌にそっと舌を這わしていくと、妻はくすぐったそうに小さな声を上げたが、その声色は艶を帯びておりそれが余計に俺の気持ちを煽ってくれる。
そのまま下腹に顔を埋めるようにして臍を舐めまわす。

「あん!だめっ!!そこ……」
「嫌なの?久しぶりで恥ずかしい?」
「恥ずかしいよ…ベッド行きたい」
「ベッドは後で。リビングでエッチなんて、いつぶりだろうな」

子どもたちは塾や遊びに忙しく、家族揃って夕飯をとることも珍しくなった。
普段あまり弄られることのない部分に刺激を与えられ、妻は体を少し強張らせたが、程なく熱い吐息と共に妻は自ら腰を揺すり始めた。
どうやら気持ちは昂ぶってきたらしい。
なるべく丁寧に且つ有無を言わせない感じで臨みたいと思った俺は、そこから愛撫を妻の下半身へ移動させた。
途中軽く腹に口をつけたりしたが、やはり小さな喘ぎ声がはっきりと聞き取れた。

「綺麗だよ…」
「可愛い?」
「当然だよ。もっと気持ちいいことする?」
「うん…何してくれるの?楽しみよ」

それから適度な太さの太ももを手と舌で愛撫していった後、露わになっている秘裂へと顔を近づける。
本当は割れ目に舌を這わしたいところだが、今は久しぶりの行為中。
そっと秘部に指で触れると、そこにギュッと力が入り会陰が揺れた。
その甘い刺激に翻弄されている妻の嬌声の中に拒否の言葉は出ていない。
枕を抱きしめたり、放したりを繰り返しながらクリトリスへの攻めを必死で堪えているのがよくわかる。
だが、それもここで更なる強烈な刺激を与えることで股間は一気に決壊したのだった。

俺の頭を挟み込むように足を開かせると、そこへ顔を埋めた。
既に妻の快感の源は、ぷっくりと腫れ上がり、そこをつまめば俺も繰り返し刺激を与え続けたくなる。
そして妻もそんな俺の行為から得られる快感を全身で受けれいれ、その妻の蜜で全身を満たすという至高の喜びを得ているのだ。

「あなた!感じるぅ!あんっ!んっ、もっとしてぇ…」

そう叫んだ妻は体を大きく反らすと絶頂へ達した。
俺はそれを見届けながらもまだクリトリスを責め続けている。
ここでもう一丁、もう少し高まってもらった方がいいと察しをつけたからだ。
それを裏付けるかのように時折り俺の体へと足を絡めてきてはさらなる刺激を求めようとし始めておりが、そろそろ限界なのだろう。

「もう準備いいでしょ……早くあなたの大きいのちょうだい」
「そろそろか…いや、ちょっと待ってろ」

恐らく挿れて欲しいところと言いがかったのだろうが、俺はそんな妻を尻目に引き出しから取り出したゼリーの蓋を外し、指二本をそのゼリーまみれにするとそれを彼女の膣に滑らせたのだ。
予想外の事に悲鳴を上げた妻だったが、傷を付けないように注意しながらも徐々に慣れさせていきながら左手の中指と薬指を埋め込んだ時には既に息が上がっていた。
それ程に未知の感覚は強烈な快感だったのか、俺は目の前で行われた妻の悶える様についに冷静さを失いはじめていたのだ。
俺の一物を妻の中へとねじ込んでからは抑えが利かなくなっていたのだが、それは妻も同様だったと思う。

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