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あおくん 2024/03/26 21:07

3.突然の妊娠七ヶ月宣告に動揺するカップルの覚悟【スポーツクラブ勤務カップルの秘密の恋愛】

あれから、とんとん拍子に同棲の準備は整い、つい先日引っ越しを済ませた。
それでもまだ職場の同僚には彼氏が誰なのかは打ち明けておらず、寧ろそのタイミングを失ったようにも思うがそれは別に気にしない。
そんなある日、彼が職場であるスポーツクラブを辞めると言い出したのだ。

「俺さ、あのクラブから離れようと思うんだよね。七海と本気で将来を考えてるし、そのためにももっとスキルアップしたいんだ。」
「スポーツから離れるの?」
「実はクラブの別部署から誘われてる。今度は大学の方でコーチをしないかって言われて、そうなると日本中色々飛び回ることにはなるんだけど」
「凄いじゃない!大輝もスキルアップできて、収入も増えるなら断る理由なんてないでしょ?」

大学チームに関わると、クラブの代表選手に付き添い、様々な大会へも携わることで今まで通りには行かないことなどわかっていた。
それでも彼自身も元々優秀な選手だし、これからも仕事として水泳に携わることは大賛成だった。
そんな彼にとって最後の出勤日、これからは仕事帰りに待ち合わせてデートをしたり、一緒に食事をして帰ったり、そんな楽しみがなくなってしまう事を寂しく感じていた。
そして同僚の亜紀から、私は驚くことを告げられたのだ。

「七海さ、大輝さんと付き合ってるでしょ?」
「え…っと、何で?」
「気づいてる人は気づいてると思うよ。そのネックレスだって二人でお揃いじゃないの。それに二人でいる目撃情報もあるんだから」
「やっぱ、バレたか…」
「隠してたの?別に悪い事をしてるわけじゃないし、普通に言っちゃえば良かったのに。それに大輝さん異動なんだから、もうお腹の子の事も公にしちゃっていいんじゃないの?」
「何?お腹の子?」
「七海、妊娠してるんでしょ?」
「なっ、してないよぉ!?幸せ太りは認めるけど、大輝は真面目だからいつもちゃんと避妊してるんだよ?」

亜紀は呆れ顔でこちらを見つめた。
そして生理がきちんと来ているのかを問われ、来ていない事を告げると、近日中に産婦人科へ連れて行くと言い出したのだ。

「あのね、それ幸せ太りじゃなくて、多分妊娠してるんじゃないかと思うよ。そこまでお腹ぽっこりして、胎動とかないわけ?」
「ない…と思うよ」
「兎に角、まずは妊娠検査薬で試してみなさいよ。ドラッグストアで買えるんだから、今日寄って帰るんだよ」

何故、亜紀がこんなにも気にかけてくれるのかは分からないが、私は言われた通りドラッグストアに寄って二本入りの妊娠検査薬と、彼へのお疲れ様ケーキをお土産にマンションへと帰宅した。
先に帰宅していた彼は、職場からの大量の荷物に疲れ切ったようでソファーでぐったりしていた。

「ただいま。」
「おかえりー。俺さ、来週送別会開いてもらうんだけど、七海も来るだろ?その時、俺たちのこと公表してもいいかなって思うんだよね。どう?」
「そうね…これからは別々だし良いんじゃない?でも、亜紀は私たちのこと気づいてたみたいだよ。さっき言われたの。それからね…」
「何だよ」

私の不安そうな表情を見て何かを察したのか、彼は私の顔を覗き込みながら尋ねた。

「亜紀が検査薬使えって…買ってきたからさ、一緒に結果見てくれない?もし妊娠してたら…嬉しいけど、色々心の準備ができてないっていうか…」
「あ、え…でも、エッチするときは必ずゴムしてるし、何で…一応聞くけど七海、前に生理来たのいつ?」
「……夏前くらいに、何日か来たよ」
「夏前…、とりあえず検査薬あるなら使ってみようよ」

私はバッグの中から妊娠検査薬を取り出すと、説明書を読み箱を開封した。

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あおくん 2024/03/22 22:59

2.互いに弄り合う性器の準備は整い、対面座位での挿入は彼女の呼吸を乱す

私は彼に寄り添いながら、彼の男らしい大きな手に自分の手を重ねて指を絡ませる。

「今日は覚悟しろよ?思いっきり抱くから」
「うんっ!」

車内でそんな会話を交わしながら、私たちはホテルに着くまでの間、お互いの指を絡め合ったまま時折キスをして過ごした。
信号待ちでは必ず私の方を見て視線を交わしてくれる彼が本当に愛しくて、その度に抱きつきたくて仕方なかったが、ホテルまで我慢すれば最高の幸せが訪れる信じて耐えた。
ふと視線を彼の股間に目をやると、その中にある彼のモノが窮屈そうにしているのが見てわかった。」

「何を見てる?」
「ここ、大きくなってる?」
「あぁ、さっき射精したばっかだっていうのに困ったもんだよ。七海が触ってくるからムラムラするんだよな、運転中だっていうのによ」

そうして到着したのは街外れにある、私たちにとっては少し奮発したホテルの駐車場だった。
車から降りて私は大輝にギュッと抱きつくと、彼は優しく頭を撫でながら耳元に唇を寄せる。

「部屋まで我慢できないのか?」
「うん…できないの。早く裸になりたいの。お風呂も一緒に入りたいし、ずっとエッチして繋がってたいの」
「そうか……。なら、早く中に入ろうぜ」

彼は私の手を引いて足早にフロントへと向かった。
手を繋いだまま受付を済ませると、彼が選んでくれた部屋の階までエレベーターで上る。
その間も待ちきれなくて私は彼の手をギュッと握りしめて興奮を抑えようとしていたのだが、彼はそんな私を見てニヤリと笑みを浮かべているように見えた。
エレベーターのドアが開くと、私たちは走り出しそうになる気持ちを抑えて部屋まで向かう。
カードキーを取り出すのももどかしく、ガチャッとドアを開けて部屋に入った。

「ほら、おいで七海」

彼は私をギュッと抱きしめ、唇を重ねてきた。
舌を絡めあいながら私は彼の身体に触れて服の中に手を忍ばせると、彼は私の手を掴んで動きを制しながら唇を離した。

「もう我慢できねえのか?どんだけ興奮してるんだ?」
「だって……大輝とのキス気持ちいいんだもん」
「あぁ、俺もだ。ほら……早く脱着なよ。一緒にお風呂入るんだろ?」
「うんっ」

私は彼に促されて服を一枚ずつ脱いでいくと、彼はそれを手伝うように私の服やスカート、それにブラまで脱がせてくれて、最後に残ったショーツに手をかけた。

「なんだ……もうグチョグチョじゃねえか。本当にどれだけ興奮しているんだよ?」
「だって……大輝とのデートが楽しみ過ぎて昨日からドキドキしてるんだよ?さっきだってお尻を触られて我慢できなくなっちゃったし、もう我慢出来ないの」
「ったく、困った彼女だな…」

彼はそう言いながらも私のショーツを下ろそうとしたので、私は少し腰を浮かせて脱がせやすくした。
そしてショーツが脚から抜かれると、彼はそれを手に持ってニヤッと笑った。
そして備え付けのバスタオルを取ってから私に手招きした。

「ほら、一緒に入るぞ」
「うんっ」

私達はシャワーを浴びた後、一緒に浴槽へと浸かる。
その間も私たちはキスをし続けていて、私達はお互いの乳首をクリクリと弄りあった。
次第に足の力が抜けていくと、お互いに脱力してもたれかかる。

「はぁっ、っつ……ふぅう……んっ!」
「ほらっ……七海も気持ちよくしてくれよ」
「ぅあっ!はぁ、はぁ……イッパイ、濡れちゃう、うぅぅん!あっ、んんんっ!」

私の股の間に手を伸ばしてきて、割れ目をなぞるように指を動かした。
そしてクリトリスを見つけるとそこを重点的に攻めてくると、その度に私の身体はビクビクと反応してしまい、愛液がどんどん溢れてくるのを自分でも感じる。

「あれ?まだキスしかしてないのにもうこんなにグチョグチョになってんの?」
「うんっ……大輝とのキス、すごく気持ちいいの。どんどん濡れちゃう…恥ずかしいよぉ」

私が彼の耳元でそう囁くと、彼は私を抱きしめた後に言った。

「風呂出たらもっと激しくしてやるから覚悟しとけよ?」

そう言って彼は私の胸を揉みしだくと同時に、私も反り立ったペニスを握るとシコシコと上下に動かした。
私はたまらず彼に抱きつき首筋に舌を這わせると、幸せで満たされ涙が溢れてきた。

「何で泣いてるんだよ?七海のおっぱい……柔らかいな。」
「こうやって、一緒にいられるの…幸せすぎてどうにかなっちゃいそうなんだもん」

彼は私の背中に手を回して唇を激しく求めた。
舌を絡め合い、そして両手で私の胸を揉みしだく。
私は彼の大きな手のひらに包まれながら、その刺激に耐えていた。

「んっ……んんっ」
「七海の乳首も胸も……ずっと触ってたいよ」

彼は私に抱きつくように覆い被さってきた。
そして再び唇を重ねると、お互いの舌が絡み合い、唾液を交換し合う。
私は彼の首に腕を回してぎゅっと抱きつくと、彼もまた私の背中と頭に手を回した。

「はぁ……んんっ」
「七海、そろそろ出よっか?のぼせちゃうよね」

彼は立ち上がると私に手を差し伸べて言った。
私はその手を掴むと立ち上がり、そして彼と一緒に浴室を出る。
バスタオルで身体を拭き合ってからベットへと向かうと、そこには大きめのダブルのベッドが置かれていた。
私たちは裸のままベッドの上に上がる。

「ほら、おいで」

彼は両手を広げて私の名前を呼ぶと、彼の腕の中に飛び込んでギュッと抱きついた。
そしていつものように彼は優しく頭を撫でてくれる。
思考が停止しそうな中、流れのまま唇を重ねると、私たちはお互いを求め合うように何度も何度も口付けを交わした。

「愛してるよ……七海」
「うん……私も大輝が好き……」

私達は裸のまま抱き合いながらキスをしたままベッドに倒れた。
彼は私の上に覆い被さり、何度も角度を変えながら唇を重ねる。
そんな彼の行為に応えながら私は彼を抱き寄せた。

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あおくん 2024/03/22 21:56

1.付き合い始めて二ヶ月、初々しい二人の嫌らしい行為は職場のとある場所で【スポーツクラブ勤務カップル

今日も仕事が終われば彼氏とのデート。
お互いに同じスポーツクラブで働いている、大輝と私。
デートは専ら平日で、今日は彼が担当している夕方のジュニアスイミングレッスンが終われば退勤となる。
フロント勤務の私は、今日の仕事は入会受付を終えて終了となりそうだ。

「お疲れ様でしたー!」
「おつかれー、七海。今日も彼氏とデート?」
「うん! 彼ったら昨日も仕事の後デートしたのに、まだ足りないって言うのよ」
「あぁ、ラブラブなのね…今度彼、私にも紹介してよね!じゃ、お疲れ!」

職場恋愛という事もあり、なんとなく周囲には秘密にしているが、本当は公にしたい。
だけど今は自分達から口にする必要はないと判断して、バレたらバレたでそれは別に構わないと思っている。
それよりも退勤できる開放感でいっぱいの今の私は、一秒でも早く着替えてメイクをして、早く彼の胸に飛びつきたくて仕方なかった。
身支度を終え、バッグを持ってロッカールームから出ようとすると、同僚の亜紀がニヤニヤしながら聞いてくる。

「今日はデート、何処行くの?」
「まだ決まってないけど、何で?」
「最近デートの場所もマンネリ化してきちゃってね。最近人気の場所なんかも混んでるし、彼の家ばっかりなのよね…」
「私たちはまだ付き合って二ヶ月だし何しても楽しいし、私は一緒にいるだけでも幸せだけどね。お家デートでも全然いいじゃない?」

亜紀は幼い頃から私と同じスイミングスクールに通い、そこで出会った彼氏と今では結婚を前提に付き合ってもう三年は経つだろうか。
同棲こそまだしてないが、互いの家を行ったり来たりの生活だという。

「うーん、まぁね……。でも七海はデートの度に彼の家に直行しちゃってるし、飽きない?」
「飽きる訳ないじゃん!だって、好きって気持ちさえあればいつだって最高に楽しいもん!」
「やっぱり付き合いたては違うわね。ちょっと羨ましいかも」

亜紀は少し意地悪な顔をして茶化してくる。

「じゃあね、彼と待ち合わせしてるから!」
「はいはい、お疲れ様ー!」

私は職場のある建物の地下フロアへエレベーターで降りると、いつもの駐車場へと小走りで向かう。
彼に早く会いたい思いで、この足取りがどんどん速くなる。

「遅いよー、待ちくたびれたじゃん」
「ごめんね、女の子は色々と大変なんだよ?メイクも直さなきゃいけないしね」
「…いたかった」
「ん?」
「なな、会いたかったよ…」

彼の車は室内高があり、私が助手席に片膝を乗せた状態で抱き寄せられた。
そのままスカートを捲られると、遠慮もなく太股を触られる。

「ちょっ!ここ車の中だよ?誰かに見られるってば!」
「だって、七海が可愛いんだもん……もう待てない…」
「んっ、私も会いたかったよ…」

私達はお互いを激しく欲しながら唇を重ねる。
つい数ヶ月前までは初々しかった私たちだが、今では二人きりになれる場所さえあれば何処でもイチャイチャしている。
付き合い始めた頃はお互いに恥ずかしくて手を繋ぐだけでも精一杯だったが、今ではこの地下駐車場が密会場所となっているのだ。
求め合うような激しいディープキスをしながら膝立ちのままの私はショーツ越しに股を弄られ、早くもその中はぐしょぐしょに濡れている。

「ほら、七海のここは俺に会いたがってたぞ……」
「もう……すぐそうやって意地悪するんだから」

彼も既に臨戦態勢で、いつでも私を抱ける状態だ。

「もう、パンツ脱ぎたいよぉ…大輝、私のパンツ脱がしてぇ…お願いよぉ!」

私は手早くショーツを脱がされると同時に彼のベルトを外し、履いていたデニム下げてペニスを取り出した。

「あぁ、大輝の硬い……ねぇ、お願いよ、入れて……」

彼が助手席に移動してくると、シートを一番後ろまで下げられそこへ寝かされた。
そして大きくなったペニスを私の秘部に擦り付ける。

「俺も早く入れたいけど、まずは七海の可愛いお口で可愛がってもらおうかな……」
「うん……」

私は彼のペニスを手で軽く握って上下に扱く。
その先端からは粘度のある透明な液が溢れ始め、それを舌で舐め取るとしょっぱくてほんのりと苦い味がした。
そのまま亀頭から根元までペロペロと舌を這わせながら口の中へと含んでいく。
そして徐々にストロークを速くしていき、ジュポジュポといやらしい音を響かせながら激しくしゃぶっていく。

「あぁ、七海、気持ちいいよ……」

私は口の中でどんどん大きくなるペニスを扱きながら、その味と臭いに興奮してくる。
そして口の中に唾液が溜まり始めるとそれを潤滑油代わりにして、舌で裏筋を強く刺激し頭を動かす。
更に喉の置くまで入れて亀頭を締め上げると、彼は私の頭を押さえながら体をビクつかせた。

「んっ、出ちゃいそう…口、離して…」

私はその言葉を聞くと同時に頭の動きを加速させていく。
そして喉の奥に熱いものが流れ込み、それを飲み込んだ後、中に残っているものを吸い上げて綺麗にする。
彼は私を抱き寄せ、耳元で囁くようにキスをしてくる。

「本当は七海の事もここで気持ち良くさせたいんだけど…このまま続き、しに行く?」
「うん、いっぱい抱いてくれる?」
「もちろん。七海が満足するまで、何回でも抱いてあげるよ」

私は彼の首に腕を回して、これから起こる事への期待で胸を高鳴らせていた。

「もう待ちきれない。早く行こ?それに私、生理不順だし生でも大丈夫だよ?」
「それはダーメ。俺、結婚するまではちゃんと避妊する主義なの」
「でも……いつか、ね。大輝との子ども欲しいと思ってるよ?」
「それは俺もだよ」

私たちは一秒でも早く抱き合いたくて繋がりたくて、ホテルを目指し車を走らせた。

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あおくん 2024/03/19 22:44

4. 勤務中に訪れたお腹の張りは陣痛へと変わり、我が子は自分の手で取り上げる産科医の覚悟【産婦人科

妊娠後期に入った妻は、あと数日もすれば産休に入る。
元々働いていたうちのクリニックでの勤務も、最近では苦しそうな姿を見ることも増え、夫婦でありながらも無理をさせているのではないかと感じる日々だ。
本日は土曜日、午前の診察を終えた後はゆっくりと家で昼食を取った後は、遅ればせながらベビー用品の買い物へ行く予定になっていた。

「今日もお疲れさま。あのね、診察終わってすぐで申し訳ないんだけど、腹が…凄く張ってるような気がするの」
「何ですぐ言わなかった?」
「だって診察中だったじゃない。私だって仕事中だし、この土曜の忙しい時に抜けるなんて非常識よ」
「少し休憩することくらい構わないだろ。ちょっと診てやるから、着替えたら診察室来いよ」
「うん……」

前回の検診では胎児に問題は見当たらないとの結果も出ていた。
悪阻による食欲不振で体重が激減していた妻は、食生活にも苦労し水分と栄養補給のための点滴と共に悪阻を乗り越え、今は日々成長していく我が子をお腹に抱えていた。
診察室のベッドに寝かせて服を捲りお腹に触れると、その張り具合に俺は驚いた。

「いつからこんなに張ってた?」
「うーん…仕事が始まってからかなぁ?朝、家出る時は気にならなかったし、いつもと変わりなかったよ」
「だいぶ張ってるな。痛くないか?」
「痛くはないけど、張ってる時間が長いなって。」

腹部の張り具合を確認するが、まだ臨月ではないため、このまま出産につながるかどうかは何とも言えない。
俺は午後の買い物の予定を中止にし、自宅で安静にすることを提案すると、妻もそれを素直に受け入れた。
もう、いつ産まれても良い時期ではあるのだが、まだ予定日までは少しある。
続けて内診すると、その時は意外にも近いのかもしれないと気づいた。

「あ…もう開いてるじゃん。これじゃあもう予定日までは持たなそうだな」
「今どのくらいなの?」
「今三センチ開いてるよ。まだ痛みがないなら、とりあえず家帰って様子を見よう」

着替えを済ませた妻が診察室から出たのを確認し、俺も急いで帰り支度を整え、二人で自宅まで戻った。
今日は土曜日、午前中のみの診察だったため、昼食のための買い物に出ることを提案すると、妻は嬉しそうに頷いた。

「夕飯、何か食べたいものある?」
「うーん……やっぱりさっぱりしたものかな?」
「ステーキとか、ガッツリしたものでもいこうかしら。ほら、焼肉とか陣痛ジンクスがあるじゃない?」

本人も、出産が着々と近づいていることに気づいているようで、緊張の表情に感じられる。
助手席に座り窓の外を眺める妻は、どこか不安そうに言葉を口にした。

「ねぇ……陣痛ってどのくらいから強くなるものなの?」
「うーん。個人差があるけど、人によってはかなり進みが早くて、数時間で出産する妊婦さんもいるかな。でも初産でそれは稀だよ」
「私大丈夫かな。ちゃんと赤ちゃん産めるのかな…母親学級も参加してないんだもの」

来月の母親学級に参加する予定であったが、その日までは体がもたないかもしれない。

「まぁ、今の張りは前駆陣痛だろうけど、歩いてれば色々刺激になって、だんだん痛くなってくるかもしれないぞ」
「そっかぁ、何だか緊張するなぁ」

その後はカフェでのんびりと過ごし、最後になるかもしれない二人での時間を楽しんだ。
体重制限のことは気にせずケーキを頬張り、キャラメルとホイップクリームの入った見た目だけでも甘ったるそうな、何とかマキアートとかいうホットドリンクを幸せそうに口に運ぶその姿がとても愛おしい。
その後はショッピングモール内を歩き、ネット注文しそびれていた出産に向けての品を購入していると、妻に変化が見られてきた。

「う……ちょっと痛みが強くなったかも」
「大丈夫か?我慢できるか?」
「わかんない…」

徐々に強まっているのであろう痛みの波は、このまま進めば出産に至ることを意味していたが、早く産んでくれとも言い難い。
幸いにも明日は日曜だし、今夜は俺も眠れないことを覚悟しておこうと思う。

「ちょっと座りたいな…」
「早めに帰った方がいいと思うけど、そのベンチ空いてるけどここでいいか?」
「うん……」

ショッピングモールの中にあるベンチに座ると、痛みの波が収まってきた妻は深呼吸をした。

「これ、陣痛かもね。痛みの間隔も短くなってる気がするし」
「そうだな…早く帰ってシャワー浴びてさ、ゆっくりしようよ」

少し苦しそうにする妻を見て、いよいよ本番が迫っていることを悟った俺は、妻の手を取りそのまま立ち上がると駐車場へと向かった。

「大丈夫か?シート倒すか?」
「うん……ありがと。お家に早く帰ろうね」

妻を助手席に乗せて車を走らせると、自宅までは二十分もかからない距離であった。
しかし車に乗った途端、一気に痛みが強くなったらしく、妻は声を漏らしながら呼吸を乱し始めたのだ。
あっという間に陣痛の間隔が狭まる妻は、顔を歪ませて痛みと苦しみの中、短い呼吸を繰り返す。

「家までもう少しだぞ……」
「はぁ……はぁ、ううっ!痛いのきそう……」

妻は痛みに耐えながら自分のワンピースを掴み、俺も震える手でハンドルを握り慎重に運転する。
自宅に到着する頃には陣痛は更に強まっているようで、呼吸はさらに乱れていた。

「ほら、着いたぞ。頑張ったな。それより呼吸が浅いな…一回深呼吸できるか?」
「う……ん、すぅぅぅぅぅぅ…ふぅぅぅぅ…うっ、来るぅ゛ぅぅ!!」
「痛いよな、頑張れ」

俺は助手席にいる妻を抱き寄せると、シートベルトを外してやり大きく膨らんだお腹に手を置き、少しでも張りが楽になるよう摩る。

「痛いっ!うぅ……うっ!もう赤ちゃん降りてきてる感じがするよぉ!」
「マジかよ!?悪いがスカート捲るぞ。足開いてくれ」

咄嗟に車から降り助手席側に向かい妻の開かれた足の間を覗き込むと、また外からの変化は見られなかった。
それが分かるとクリニックに走り、普段使っている医療用手袋をとりに行くと、大急ぎで車に戻った。
一度ここで内診しようと思ったのだが、既に妻は車を降りる意思を見せており、恐らくはこのままクリニックへと向かうのだと思う。
出産まではもう、わずかしか時間は無いようだ。

「このまま家には帰らなくていいよな」
「う、うん……クリニックに行く。陣痛室に直行かな?」
「いやぁ…分娩室だろ。歩けるか?」
「足がプルプルして無理かも……それに赤ちゃんが出てきちゃいそうな気がして怖いの」

俺は妻の体を支えながら、これから向かうことについてナースステーションに連絡を入れると、準備を進めておいてもうよう伝えた。

「もうこのままクリニックに行って分娩室行きだ。降りてきてる感覚があるなら、力入れるなよ。それなら出産は早いかもな」
「分かった……ふぅ、ふぅ……」

妻が分娩室のあるクリニック二階に到着すると、急いで状態の確認に入る。
当然のことながら医師である俺が我が子を取り上げるわけで、俺が色々と準備を進めている間に助産師が妻の内診を行なってくれていた。
陣痛の間隔はまた短くなっており、子宮口は既に七cmまで開いているそうだ。
本当にいつ産まれてもおかしくない状況に緊張が走る中、妻は声を出すことを我慢できないまま痛みに耐えていた。
周囲がバタバタと準備を進める中、妻は分娩台の上で足を固定され、下半身は隠されることもなく丸見え状態だった。

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あおくん 2024/03/19 21:20

3.夫の病院で行う妊娠検査と、妻の強まる性欲発散は院長室のデスクにて【産婦人科医夫婦の子作りライフ

それから数週間後。
あれから妻にまだ生理は来ていない。
ナーバスになることは控えたく、基礎体温を測ることをしていない妻は、俺が開業したクリニックで今日も勤務している。
妊娠のためには心の状態を整えておくことも大切なのだ。
普段通りの生活をし、バランスの良い食事と休息、適度な運動は健康な身体を作り上げる。

「お疲れ様でしたー」
「お先に失礼します!」

クリニックに勤務する職員たちが退勤し、今日は俺たち夫婦でするべきことがあった。
それは妊娠検査だ。
市販の妊娠検査薬で試しても良いのだが、手っ取り早く本格的な検査ができるのが俺たち夫婦の特権だろう。
まずは尿を取り妊娠反応をみる。

「どう?」
「…真美!やったぞ!ほら見てみろ」
「…本当なの?私のお腹に赤ちゃん、来てくれたの?」
「ああ!俺たちの子どもが来てくれたんだよ」
「嬉しい…私に?本当に?」
「そうだよ。俺たちの赤ちゃんだよ。このままエコーもしよう。早く内診台上がって赤ちゃん見ようよ」

妻は娠検査薬の結果が信じられないようで、俺たちは涙と笑みが止まらずにいた。
現在、生理予定日から十日ほど経っており、案の定妊娠反応がで出た。
ただ、尿での妊娠反応だけでは正常妊娠かの判断はできず、やはり超音波を使用して子宮の確認することが必要なのだ。
すでに私服へと着替えていた妻は、ショーツを脱ぐと椅子に座り、それが内診台として台が上がるのを待っている。

「深呼吸して、力抜いて…」
「ふぅ……」

プローブを挿入し、モニターに映し出された子宮内の様子を見て、俺は驚きと感動を隠せなかった。

「うん、胎嚢も確認できるし、まずは一安心かな。というか…俺、今すごく感動してる」
「私も嬉しすぎて……涙出ちゃう。本当に?私妊娠したの?」

妻は嬉しさのあまり涙を流し始めた。
その思いは俺だって同じだった。
普段の診察で日々何人もの妊婦さんを診ているが、自分の妻、そして子どもなのだと思うと胸がいっぱいになった。
そしてまた四週間もすれば、また新たな成長が確認できる。

「そうだよ。今、ここの動いてる所が赤ちゃんの心臓だよ。真美、分かる?」
「うん、わかるよ。すごく小さい…可愛いな。この子がお腹にいるんだね……」

モニターに映し出された胎嚢を指差しながら俺は妻に説明した。
妻は自分のお腹を優しくさすりながら、子宮内にいる我が子を慈しんだ。

「これからもっと大きくなるからね。楽しみだろ?」
「うん!」

妻は満面の笑みで返事をする。
涙を流しながら笑顔を見せる、こんな妻の顔は初めて見た気がする。
診察を終え、帰宅のために一度院長室に立ち寄ると、妻は何処か不安そうな顔で俺の後をついてきた。

「何そんな顔してるんだ?無事に着床して育ってたし、何も悲しいことなんてないだろ?」
「…たい」
「ん?」
「私、したいの。今すぐ!何となく気づいてたんだけど、妊娠がわかって性欲が強くなってるの。実はこっそりオナニーだってしてる。でも、これからはこういう事は止めた方がいいのよね?」
「やりすぎは良くないが…真美が元気で、心穏やかに過ごせるのなら、オナニーしたって構わないよ。セックスも大丈夫だし、俺だってこれからも真美としたいと思ってるよ」

「本当?」
「本当だよ」

妻は嬉しそうに俺に抱きつき、キスをした。
しかし、目の前で今すぐしたいとか、性欲が強いだとか、そんなことを言われて動揺しない男がいるのだろうか。
俺の下半身は自分で触れずとも、少しずつ熱を帯び始め、すでに半勃起状態だった。

「真美……言いにくいんだが、その……」
「何?」
「もう勃起してる」

その言葉を聞いた妻は俺のズボンのチャックを開け、大きくなったペニスを取り出した。
そして、俺のペニスを優しく撫でると口いっぱいに含み始め、それが妻の口の中に入れられた途端、一気に大きくなった。

「あぁ……気持ち良い……」

久しぶりのフェラチオに、俺は天にも登る気持ち良さを感じていた。
妻は根元までしっかり口に含むと、そのまま頭を上下に動かし始め、その口技に俺はあっという間に果てそうになる。

「ま、真美……もう出るから、口を離し……」

俺がそう言っても、妻は口を離さず俺の腰をがっちり掴み、まるで精液を一滴残らず絞り出すかのようにフェラチオを続けた。
そして…
妻の口の中には大量の精液が流し込まれた。
久々に口で慰められた射精は俺を快感で包み、気持ち良すぎて目の前がチカチカする。
そして、ようやく射精が終わったときには妻の口には俺の精液でいっぱいになっていた。

「真美、もう良いだろ?早く吐き出せ」
しかし、妻はそれを口に含んだまま俺の上に跨り、スカートを脱ぎ始めた。
「真美?」
「私も気持ち良くしてほしいの……」

服を全て脱ぎ去った妻の股間を見ると、そこはすでにびしょびしょに濡れていた。
俺は自分のペニスを手でしごくと、妻の膣にそれを入れ、腰をゆっくりと動かし始める。

「真美のここ、いつでも変わらないな。濡れるの早いし、もう後まで垂れてるし」
「そう?」
「もう妊娠して毎日オナニーしてるんじゃないのか?こんなに濡らして…どうしたんだよ」
「実はね…毎日しちゃってるの。本当はセックスもしたくてしょうがないんだけど、幸人、してくれないっていうか…疲れてそうなんだもん」
「まぁ、疲れてはいるが…身体の繋がりは大事だよ。それに全然誘ってくれて構わないし、エッチは大歓迎だよ」
「でも…」

妻は何か言いたそうだったが、俺はそれ以上会話を交わす事はなく腰を緩く動かし続けた。

「ああ……真美、いい……」
「私も気持ちいいよ。幸人のおちんちん」

俺と妻のセックスは普段からあまり激しい方ではなく、お互いの性器を結合させてペニスをピストンし、射精を目指すシンプルなものだ。
特に仕事で疲れている日は、こんな優しいセックスがちょうど良かった。
それでも妻の身体は強い快感を得ているらしく、大きな胸を揺らしながら声を出す。

「ああっ!ねえ、幸人。おっぱい揉んでみて?」
「揉んでって…あまり奥に当たるように身体揺らすなよ。この時期の強い刺激はあまり良くないぞ」
「なんか胸も気持ちよくて……だから揉んでのしいの」

妻は上に乗りペニスを膣に入れながら上下に腰を動くと、俺は妻の胸の突起に手を伸ばし指でいじくる。

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