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ひぽひぽ堂 2024/04/02 10:46

新婚でお嬢様 志保 EP5. 後編(声:雲八はち)

(あんな真似…私には…)
(いや…できるかも、しれない…)

いつの間にか男が後ろから抱きしめていた
(…えっと…)
不思議と拒否する気は起きず、むしろ
ふふ、もう…仕方ないんだから…と、もう一人の冷静な自分がいた
(今の私なら…できるかもしれない…)
彼は優しくていい人だ。彼のことは…受け入れているつもりだ
だが…彼との"夜の営み"は、まだ…
…だからといって拒むこともしたくない
なら…手早く終わらせるのが最善の選択
そして志保の中にいるもう一人の自分が囁く
(…大丈夫、きっと簡単…)
(今の貴女なら、すぐに彼を満足させてあげられる)
(きっとすぐに終わるはず…)

●「いい、ですよ… 来てください…」


ベッドの上に立つ男
その男の前にぺたんと座り、男のモノに口で奉仕する志保

●ん… ん… んん… ん… んんん…
 じゅぷ… ちゅ… ちゅちゅ… じゅぷ… ちゅちゅぷ…

目を閉じゆっくり丁寧に口で奉仕する志保
時々薄く目を開け、切ない表情で男の様子を伺う

口で行う性的行為。最初はもちろん拒否感があったが、もう慣れてしまった…
"口だけで"済むならそれにこしたことはないのだから…
ま…待って下さい志保さん、と突然男の声
男のモノから口を離し「?」と志保
「いやその…気持ちよすぎて…」と焦った顔の男
「す、すいません…お、お願いします。ま、またお願いします…」
落ち着いたのか、気を取り直して男はもう一度奉仕を求めた
(そろそろね…)

●…はい♡ じゃあまた、いきますよ…♡

男のモノをまた口に含み舐め回す
そして…すぐに男は切ない表情を見せた
「あっ…くっ…」とか「うぅ…」など呻いている
もうすぐだわ…
ならここで激しく… でも丁寧にしっかりと… そうすればきっと…

●んっんっんっ…ちゅっちゅっちゅっ…じゅじゅじゅ…ちゅぷぷ…

ただ男を気持ちよくさせること、さっさと絶頂を迎えさせることに集中する志保
そろそろ奉仕を始めて5分は経っただろうか…
「あ…あの…」
「い、いきそう、です… 志保さん…」
男が切なそうな表情でこちらを見ている
志保は奉仕を中断し男のモノから口を離して

●…ん はぁ…
 い、イキそうですか? 出ちゃいそうですか?
 じゃあ…えっと
 大丈夫ですよ、出しちゃってください…♡

考えていた、用意していたセリフを口にする志保
このようなセリフを口にすれば、男はより興奮するだろう
絶頂はより近くなるだろう
もうすぐ、もうすぐだ
男の目を見て、モノに舌を這わせながら志保は訴える

●んはぁ… れろ…
 ぷちゅ…
 …出していいですよ、お口の中に、どうぞ
 私のお口の中に…
 いっぱい精子出して、ザーメン出して、スッキリしちゃいましょうね…♡

恋焦がれるような顔でコクリと男は頷いた
片手でしごきながら、男のモノに自分の開いた口を近づける
そして優しい眼差しで男の目を見る
呼応したかのように「あ…! いく…! いくぅ…!」と
情けない顔で小さく呟く男
志保も切ない表情で男のモノをしごき続ける

●ほら、いいよ
 出して…
 いっぱいいっぱい、射精(しゃせい)して…
 私のお口の中に… ほら… いいよ…
 来て…♡
 射精(しゃせい)して…♡
 ザーメン、出して…♡

…そして
…どくんっ どくんっ!
志保の舌に、開いた口の中に勢いよく男の精が放たれた
…どくんっ どくんっ!
志保は耐え、男の精を舌に、口の中に受け入れる
どろりとした生暖かい粘液の感覚
…どくん…どくんっ…どっ、くん……
やがて男の射精は止まり、力なく男は膝をついた
志保は片手の手の平の上に
口の中の液体をゆっくりと吐き出してから喋った

●ぷは…
 …
 見て…
 いっぱい、出ましたね♡
 アナタの、ザーメン…♡


男は脱力した顔で
志保は優しく微笑して
二人は見つめ合った
そして志保はティッシュを手にし
液体を丸め込むようにふき取る
手が伸びそれを受け取る男
…ありがとう、ごさいました…と男の小さな声
それは「今夜はこれで終わり」の意味だ
立ち上がりベッドから、男から離れる志保

●おやすみなさい…

その一言を遺して志保は部屋を出た…

――――――――――――――――――――――――――――――
(有料プランでは音声(4分19秒)で)
(頭に「●」が付いているセリフ+効果音が視聴&保存可能です)
(声:雲八はち 様)

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ひぽひぽ堂 2024/04/01 07:28

新婚でお嬢様 志保 EP5. 前編

初めての夜から10日ほど経ち…

ある日街中をデートする二人
少し休憩しようとカフェを探すと…ちょうど「メイドカフェ」の看板が目に入る
「メイドカフェ…」と男
「いいですね、行きましょう♡」と志保
「い、いいんですか?」
「私、メイドカフェ行ったことないんです」
と言って志保を看板の案内を見ている
「色んな所へ行きましょう」
「二人で、一度も行ったことがない場所とか、楽しそう場所とか」


一般的な学校の教室くらいの広さの店内
白やピンク色の内装の店内を
フリフリひらひらのメイド服を着たメイドさんが歩きまわり…
というのを想像していた二人であったが
現実は違った
店内の内装は若者向けではあるが
白や茶色、ベージュ色などの落ち着いた色でまとめられている
店員の着ているメイド服も白と黒で統一され無駄な装飾やフリルは少なかった
肌の露出がほとんどない、シックでロングスカートのメイド服だ
「可愛いですね、メイドさん」
「そ、そうですね…可愛いですね…」
席に座り注文の品を待つ向かい合う二人
「…貴女が着れば、もっと可愛いですよ…」と思わず言ってしまいそうなのを
すんでのところで男はこらえた

そして男の視線が店内のある一か所で止まる
店内の隅、ガラスケース内に入ったメイド服…
手書き文字の大きなPOPも一緒に添えられている
「当店デザインのメイド服一式 定価×××××円♡」 
「のところ只今大サービス価格! 50パーセントOFF!」
…メイド服も売っているのか…
男がお会計時にそれを購入したのは、言うまでもない


その夜、志保は男の部屋に居た
(やっぱり…)
男に頼み込まれ、志保は例のメイド服を着ていた
それを見た男の反応は予想以上のものだった
「そ、そんなジロジロ… 見ないで下さい…」
「ご、ごめんなさい…」
「で、でも…とても綺麗です… 素敵です…」
「こんなメイドさんがいたら…毎日通っちゃいますよ!ほんとに可愛いですっ!!」
「…そ、そうですか…?」

そんな熱烈な賛辞を誰かからもらうのは、いつぶりだろう
そして自然と「鏡」を探しそこに映った自分を見る
(これが、私…)
あの可愛らしい、昼間にカフェで見たメイド服
それを着た自分が鏡に映っている
(…)
なんだか別人に、違う自分になれたような気がした)
(私も、あんな風に可愛くなれるんだ…)
("いらっしゃいませ、ご主人様♡")
(あのメイドさんみたいに、朗らかに笑ってウェイトレスをしている自分の姿を一瞬想像する)
(あんな真似…私には…)
(いや…できるかも、しれない…)

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ひぽひぽ堂 2024/03/31 07:05

新婚でお嬢様 志保 EP4. (声:雲八はち)

二人の距離は少しずつ縮まっていき
そしてついに二人は夜を共にする…

初めての二人の夜
男のベッドの上、裸の二人。男は優しく志保を押し倒す
相手が少しでも嫌がる、拒否の素振りを見せたなら
すぐに動きを止めて相手から離れる――
男はそのつもりでいた

こちらを見つめる目の前の女性は、とても平静でいるように見えた
まるで…覚悟を決めた、という感じだ
男がそう思った時、彼女の視線が逸れた
口を開く志保

目の前の相手のことは信用している。この人はいい人だ。だから大丈夫…
だけど… だから…
今はこのセリフだけを…
そのセリフは今の志保の
精一杯でせめてもの訴えだった

●どうか…お願いします
 …優しく、してください…
 …
 あと、その…
 …もし泣いてしまったら、ごめんなさい…

わかりました、と男はそれだけを伝えた


志保3.wav (4.24MB)

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ひぽひぽ堂 2024/03/29 22:59

新婚でお嬢様 志保 EP3. (声:雲八はち)

少しずつ、少しずつではあるが
二人の会話の数は増えていく
そしてある日、男は意を決して志保を「デート」に誘った


ショッピングはもちろん臨機応変にお茶や食事ができて
珍しいイベントも同時開催中のショッピングモール
を男は選んだ(さらに少し歩けば海も見渡せるスポットだ)
選んだのだが…
そろそろ日が落ち帰路につこうという頃
男は落ち込んでいた
(彼女は…心から楽しんでいない…)
なんとなく気付き、そして時間が進むごとに不安は確信へと変わっていた
相手を思いやってしている…どこかぎこちなさが垣間見える、彼女の笑顔

男は今にもそこら辺の壁か地面に頭をガンガンと打ち付けたい気分だった

広いショッピングモールの中、出口を目指し歩く二人は
偶然クレーンゲームコーナーの近くを通りがかる…
「あ…」
小さな志保の声
「かわいい…」
志保の視線の先には…ぬいぐるみだ
クレーンゲーム筐体の中の、だいぶ大きめのぬいぐるみ
40、50センチくらいはある
(あのぬいぐるみをゲットして、この場で彼女にプレゼントできれば…)
男は筐体に駆け寄りすがるような目で筐体に100円玉を入れた
…キュインキュインキュイン…
…ピー、ピー、ピー


30分ほど粘るも、結局男はぬいぐるみをゲットできなかった
「…無念…」
「…すいません… 本当に、本当に申し訳ない…」と思い詰めた顔の男
辺りは闇に包まれた時間帯。二人の進む先には…屋敷の門が見えている
「い、いいんですよっ! 気にしないで下さい、本当に!」
一生懸命ぬいぐるみを取ろうとしていた姿…
志保は「少し愛らしいな…」と感じ男を見ていた

無言で歩く二人

「あの…よかったらまた…」
「また行きませんか? ああいう場所…」
「…あっ! ああいう場所じゃなくて…その…楽しそうな、面白そうな場所なら、どこへでも…」
おどおどと男は聞いた
ふふっ、とほほ笑んだ志保は…

●…そうですね、行きましょう♡ 
 …
 え~っと、じゃあ
 どんな場所がいいかな…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
下記のファイルにて
頭に「●」がついたセリフが音声で試聴可能です

志保2.wav (2.53MB)

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ひぽひぽ堂 2024/03/28 05:36

新婚でお嬢様 志保 EP2. (声:雲八はち)

そんなある日、志保は男から
「私物を取りにいくんですが、一緒に行ってみませんか?」
「僕の父が所有している別荘に…」
と誘われた


東京の郊外の緑が豊かな土地
その土地に男の言う「別荘」があった
「別荘とはいいましたが、その…」
「僕が子供の頃の大部分を過ごした家、って言ったほうが正しいかな…」
なるほど、それは別荘というには確かに、あまりにこぢんまりとしていた
「でも庭は広くて、池もあるし森もあったりで…そこがいいんですよ」
男が言うように敷地内の庭部分は大したものだった
「子供の頃はなんとも思わなかったけど「自然」っていいなぁ、て最近思うようになって…」
二人で庭を散歩し少しの時間が過ぎていく
その日は晴れ、ちょうどいい大きさと数の雲が空を流れている
そしてまたちょうどいいくらいの穏やかな風が吹いていた

いつしか二人は小さな森の中にいた
初めてなのになんだかどこかで見たことがあるような気がした志保
…あ、そうだ。子供の頃に観た有名な古いアニメ映画だ…
田舎に越してきた姉妹の物語。確か姉妹たちはこんな感じの、実に牧歌的な森の中を走り回っていた…
チュンチュンチュン…チチチ…と鳥の声
雲が流れ、さっきは隠れていた太陽が再び顔を出す
日の光に照らされる志保。その志保の長い髪をふわりと風が乱した
志保の口から自然と言葉が出た

●綺麗… 素敵な森ですね…
 …なんだか童話の中みたい…♡

男に対して言ったわけではない。それはまさしく独り言だった
そんな志保の横顔を見た男は
とても美しい…と思った
そして男と志保は別荘の中に入った
今日この場所に来たのは「ある物」を探すため…
男は一階をくまなく探すが見つからない
そして二階へ上がり男の「子供時代の部屋」に入り、中を探す
「やはりここにもないですね」
「捨てたはずはないのに…家族も捨てていない、って言っていたし…」
志保は邪魔にならないよう、壁際の窓の近くに立っていた
そして志保はふと窓の外を眺めた…
視界の中に「蔵」が映る
時代劇に出てくる建築物、ほっかむりをした盗人が忍び込みそうな、あの「蔵」だ
「蔵」なのに、こちらもどこかこぢんまりとしていた…
自然と「可愛い"蔵"ですね」と口から出た
「…え?…蔵…?」
きょとんとした顔の男。そして「そうだ、そこだっ!」と元気よく叫んだ

「あーーーっ!! あった!! あったぞっ!!やったっ!!」
蔵を出て男が地面に置いたモノ…それは
片手で悠々と持ち運べそうな、持ち手が付いた長方形の形の小さなバッグ
バッグを横断するように、表面についているチャックをジジジーー…と引っ張る
中から男が取り出したのは
数本の筆や様々な色の絵の具、そしてパレットだった
「懐かしいな…本当によかった…」
「これを…探していたんですか?」と志保
コクンと頷く男
「最近色んなことを考えるようになって…」
「これからのこと、自分の人生のこととか…」
「子供の頃のこと…」
「それで、自分は子供の頃よく絵を描いていたな…って思い出したんです…」
「いつごろから描かなくなったんだろうな、中学生からかな…よく覚えてないんですけど、そこは…」
「で、それを思い出してですね…それを思い出したら、なんだかまた描きたくなって…」
「で、描いてみたんですけど…どうにもなんか違うな、って… 思ったように描けなくて…困ってたんです」
「それで、子供の頃に使った筆や道具があれば…もしかしたらあの時みたいに上手く描けるかな、って思ったんです」
その時、強めの風がぶわっと流れ二人の髪を乱す
「す、すいません、こんなことに…付き合わせてしまって…」
髪をかき上げて微笑し
「そんなことないですよ、楽しかったです…」と答えた志保
「素敵な場所だと思います、ここ…」
「今度来るときは…もっとゆっくり案内してくださいね」
「…えっと、今度はお茶でも飲みながら…♡」

あ、と男は気づいて青ざめた
(そういえば…)
(僕たちが最後に飲み物を、水分を取ったのは何時間前だったろう…と)
男は急に喉の渇きを覚えた
(ずっと彼女は…不平不満を言わずにここまで僕の後を付いてきてくれたんだ…)


都内の屋敷に帰ってきた二人
門をくぐり入口のドアまであと何十メートルという時
男は不意に立ち止まり
「…いつか貴女の絵を描かせてもらえませんか…?」
と志保に聞いた
(私の…絵…)
(…志保の頭に一瞬「裸婦画」という言葉が思い浮かぶ)
(ま、まさか…そんなはずはないわよね…)
と少し動揺しつつも

●…え、えっと、私の"絵"ですか…?
 …は、はい…じゃあ
 そ、そのうちでよろしければ…はい…

と答えたのだった

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
下記のファイルにて
頭に「●」がついたセリフが音声で試聴可能です

志保1.wav (6.15MB)

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