ファン作品【カミマイ】妄想1より 『5分の永遠』
突発的にファン作品の続きを書いてしまいましたので
こちらにも載せておきます
昔ハマったジャンルの再燃…というわけではないですが
たまに、以前好きだったCP作品を読み返したくなりますよね…と思いつつ
フォロワーの方以外で読みたい方は
日記ブログのこちらの記事をどうぞ…!
★★★
ファン作品【カミマイ】妄想より
カミュー×マイクロトフ
(イラストは空の民草の民兄弟。2003.12.18水堂とらくの個人HPより)
5 minutes
水堂とらくファン作品・空の民草の民シリーズより
幻想水滸伝2【カミマイ】妄想1
カミュー×マイクロトフ
5 minutes
「マイクロトフ」
端的に名を呼ばれるのを遠のきかける意識の隅で捉え、黒い頭の青年は力を振り絞って何とか返事をした
それに呆れた風もなく、書類が皺になる、と客観的且つ嘘偽りのない真実が飛ぶ
確かにこのまま意識を手放したら、彼の言う通りの事態に陥るだろう
わかっていると了解の意味で頷いてみたが、自身が思っている以上にのろのろとした動作だった
「いっそのこと、横になったらどうだ」
問いではなく、強く促すような声音に、ああ、と男は素直に応じた
体が仮眠を必要としていることは、指摘されるまでもなく自覚があった
外の者に人寄せをしないように言ってくる、と断って、青年の顔を覗き込んでいた少し背の低い影が素早く身を翻した
そんなことをしたら
そんなことをしたら、おまえの存在が部下にばれてしまう
…と言いかけて、自分以外の誰にも見えないのだったか、と朦朧とした意識の中で思い改める
なぜそんな確信があるのかはわからない
けれど指摘に促されるまま、青い騎士団長服の若者は、執務室の壁にあるクローゼットに併設された長椅子にその長身を凭れさせた・・・
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