【カミマイ】ホワイト・ゴースト1

突然始まるシリーズ…!

作ろうかな~出そうかな~~と考えている
『ホワイト・ゴースト完全版』(カミマイ・ネイティブシリーズの総集編)は
本文中の特定の固有名詞等を修正してもう少し柔らかい表現にする予定なのですが
(いろんな配慮から…………_| ̄|○)
自身が過去に出した
カミマイ赤青本『ホワイト・ゴースト』(2003.03.23発行)の
発行時の原稿データが残っておりましたので
フォロワーさん限定でその原稿データ(本文誤字脱字誤変換そのまま)を
公開したいと思います

ちなみに、『ホワイト・ゴースト完全版』(カミマイ・ネイティブシリーズの総集編)には
・ホワイト・ゴースト(修正版)
・シェイド(修正版)
・シェイド完結編(完全書き下ろし)
・シェイドっぽい(四コマ漫画再録)
・馬王子/馬王子II(四コマ漫画再録)
…を収録してしまおうかなと思っています
とはいえほぼほぼ未定なので…!
作品として作るかどうかはわかりません…!

いずれにせよ長いお話ですので、お時間がおありです時にどうぞ…!

当たり前ですが作品はフィクションです…!
テキストの転載や、ぱくりはおやめくださいませ…!

★★★

ファン作品【カミマイ】妄想より
カミュー×マイクロトフ

ホワイト・ゴースト1

ホワイト・ゴースト


白馬~ホワイトゴースト



 乾いた大地を囲むように、白嶺が続いている。

 天に向かって聳え立つほどの険しさはないが、地平を臨むことなくずっと周囲を囲んでいる。山の雪は年中決して消えることはなく、春も夏も蒼い空と対比するかのように、純白の柔らかい輝きを放っていた。
 その山のひとつに、ホワイト・ゴーストと呼ばれる山の神が棲んでいる。彼らがどんな姿をしているかなど知らない。あるいはどんな形を借りようと、神という名で呼ばれている時点で、『それら』は元は一つの個体であるのかもしれなかった。話に聞くだけで様様な獣や人の形をとると言われ、少年心にもその神とやらに悪意ではない懐疑を抱いたものだった。
 彼ら、いや、『彼』が一族にどんな益をもたらしたかはわからない。もともと神称を持つものなどが、人間に恩恵ばかりを与えるものではないことをごく自然に理解している一族の端くれだ。森羅というものが雄大で捉えどころない反面、時に冷酷と思しき所業に走ることなど、たった十数年生きただけの少年にとて容易に知れた。それらは自分たちに、日々の食料を無償で恵んでくれたりはしない。働かなければ飢えで死ぬし、休みなく労働に明け暮れても餓死者の出る冬もある。
 マイクロトフは、ホワイト・ゴーストが棲むと言われる山の裾へ向かっていた。
 彼の部族が暮らす集落を出てから、すでに一年と半月が過ぎている。成人の儀式として若者は自らに試練を課し、それを乗り越えることで同族の中で一人前として認められた。マイクロトフには心に決めていることがあった。・・・


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