血と魔力とヴァンパイアの話

はじめに

今週も記事更新の日がやってきました。

記事は毎週日曜17:00に更新していますが、このペースの投稿もなかなか長く続いていますね。

記事の更新は自分にとっては考えをまとめる良いきっかけであり、更新までに少しでも進捗を出さなければという、軽めのお尻叩き装置として機能するところもあります。

またこれは記事を始めた当初は意図していなかったところですが、あまりに速度が早く人と繋がりすぎたインターネットから少し閉ざされたところにあり、社会的に見れば素行のよくない性癖の会話をしながらゆっくりと製作が進むこの場を、休憩所や避難所のようにも感じています。

こっそりと性癖の話をするように、楽しんで頂けたら嬉しいです。
今月もよろしくお願いいたします。

しかし、製作ペースの話で言えば、エンジニアのみーくんがフリーランスとなって帰ってきたら「ゆっくりと」なんて言っていられなくなりますね。

４月は自分も別件の仕事が佳境で大変でしたが、今月からだんだん落ち着いてきて、みーくんが来る頃には同時に走れるように調整していきます。

アップデートの進捗

今週はアップデートの進捗が多めです。

立ち絵を４枚ほど増やした他、比較的まとまった時間が取りづらい週だったため、ギャラリー用の設定やリソースを作成するなど、細かいが面倒なタスクを倒していました。

３ヶ国語の設定を行う地味に面倒なところだったりしますが、こうしたアウトゲームの部分を触ることは、開発が後期であることを示すものでもあります。

次回作のおはなし

アップデートの作業を多めに行ったため、今回は雑談や設定のお話がメインです。

「魔力」と「魔法」のシステムについてのお話は前回でもしてきましたが、魔力は次回作を構成する大きな要素の一つで、まだまだ掘り下げることのできるネタです。

動作確認版のための敵とその役割

上の画像は動作確認版の最初の敵として登場させる予定の敵を考えている時のらくがきです。

１作目と同様に人肉を食らう「ゾンビ」
酸で服をボロボロにしてくる「胃液ゾンビ」
そして長い舌を使い血（生命エネルギー）を啜る「吸血ゾンビ」がいます。

ふつうのゾンビはほぼ１作目と同様ですが、「胃液ゾンビ」に関しては主人公の服へのダメージ表現を試すための新しい役割があります。（きれいに服が溶ける）

そして「吸血ゾンビ」ですが、これは魔力を吸収してくる敵として動いてもらおうと思っています。

生命エネルギーとしての魔力

設定としては、吸血ゾンビはヴァンパイアによって吸血された人間が吸血ゾンビとして蘇り、渇きに耐えられず人を襲う屍鬼ということにしています。（名前をグールにしてもいいかもしれません）

「血」は昔、現実に世界各地で生命エネルギーの源として神秘性をもつものと考えられていたとされていますが、次回作のヴァンパイアは、血そのものというより、血をはじめとした体液に含まれるその生き物の生命エネルギーを吸収するというように捉えています。

その生命エネルギーというのが「魔力」とほぼイコールであり、次回作のシスターはこれを魔法として戦い、血などの体液を吸われることで魔力を奪われてしまう、というような考え方です。

ちなみに血だけではなく「体液」としたのは、首筋に噛み付くだけではなく、口や胸や下の口を貪ってもいいようにするためです。

そして肉体へのダメージはなくても、エネルギー（魔力）を吸われ続ければやがて力尽きてしまいます。

動作確認版では体力が減って死ぬ様と、魔力を貪られて死ぬ様と、あと服が破ける様を体験できるところまでいきたいですね。

ヴァンパイアと聖職者

一口にヴァンパイアといってもダンディなおじさんや美人に化けていたり、一般人に紛れていたり、または人間というより最初からほぼ化け物のような姿や知能のヴァンパイアもいたりしますので、そのあたりはやりやすい設定を考える必要がありますね。

まだアイデアとしては固まりきっていませんが、体液を啜る吸血ゾンビやその親玉であるヴァンパイアは、魔力を扱う次回作の竿役として使いでがありそうです。

もちろん他にも色々な敵を出したいですが、聖職者の敵としてヴァンパイアはうってつけですし、次回作の中でも一際存在感のある敵として活躍してくれそうです。

（ちなみに聖職者とシスターである修道士は厳密には違うものですが、お互いの役割が混同する流れも現実にあったようです）

他にも血やヴァンパイアに関する伝承には色々なファンタジー要素がありますし、そのあたりのネタもうまく使っていきたいですね。

これ以上は長くなるので続きは次回以降にしたいと思います。

それではまた。