【ノベル】DemonBuster・プロローグ
プロローグ
覚えているのは慌ただしい館で兄が優しく微笑みながら抱き締めてくれていたこと。
魔族との均衡を保っていたはずが、その日、上位魔族が100体でわたしの住む街を襲撃して来たのだ。
街を治めていた父は母と部下とともに、先に魔族の対処に向かっていない。
兄は不安に感じる幼いわたしを魔導士連盟の理事でわたしの家、サイサーファ家専属の魔法技術指導者でもある母の兄(ジェスタ・モランボール)にわたしを預けると、両親の後を追い出陣していった。
ジェスタおじさんに手を引かれ、慌ただしく人が避難する中、わたしは生まれ育った館と街から去った。
ーそう、二度とここに戻れないことを知らずに。
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