kazmaro Apr/10/2025 23:23

甘い疼き、熱い衝動

セルフケアの代償

蒸し暑い夜だった。開け放した窓からは生ぬるい風が流れ込み、薄手のカーテンがゆらりと揺れている。ベッドの上に横たわる沙月は、微かに汗ばんだ肌をシーツに押し付けながら、ゆっくりと指を滑らせていた。

通販で手に入れたお気に入りのディルドで、毎日絶頂を迎えていた。美しく輝くディルドは、太さ3.5センチ、長さ20センチという堂々たるサイズ。亀頭部分が膣奥までしっかりと届き、陰茎部分のバイブレーションが膣口から膣奥まで震える優れものである。

細くしなやかな指先が、慎重に太腿をなぞる。白いショーツ越しにラビアの膨らみを押さえつけると、すでにしっとりと湿っているのがわかった。彼女の身体は、まるで触れられるのを待ちわびていたかのように反応する。

ベッドサイドの引き出しから、お気に入りのディルドを取り出した。電源を入れると、静かな振動音が部屋の静寂を切り裂く。

ショーツをゆっくりと脱ぎ去り、指先でクリトリスを優しく撫でる。軽く擦るだけで、身体が跳ねるように震えた。禁欲していたわけではないのに、なぜか今日は異常に敏感だった。そこへ、ディルドの先端をそっと押し当てる。

「んっ……」

小さく息を漏らしながら、ゆっくりと奥へと押し込んでいく。硬さと太さに膣壁が押し広げられ、快楽が全身を駆け巡る。何度も繰り返してきた行為、それなのに、まるで初めてのような鮮烈な刺激が走った。

しかし、夢中になりすぎてしまったのかもしれない。何度も出し入れを繰り返し、深く押し込むたびに甘い疼きが増していく。ついには、ぐちゅぐちゅと淫らな音を立てながら、自らの奥を貫いてしまっていた。

「はぁ……あっ……っ!」

何度も絶頂に達し、最後の波が去った後、ようやくディルドを抜き取る。心地よい余韻に浸るはずだった。しかし、違和感があった。ふと視線を落とすと、ラビアが赤く腫れ上がっている。

「え……?」

指でそっと触れると、じんわりとした痛みが広がった。どうやら、激しくしすぎてしまったらしい。快楽の余韻が、瞬く間に焦りへと変わる。

これは……病院へ行くべきなのだろうか?

しかし、こんな理由で診察を受けるなんて、恥ずかしすぎる。どうにかして自力で治せないものか。けれど、ただでさえ性欲が強い自分に、一週間もの禁欲が耐えられるのだろうか。

心臓の鼓動が速まる。身体はまだ余韻に震えているのに、頭の中ではすでに次の苦悩が始まっていた。

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