淫らな目覚め
甥の成長
玄関のチャイムを鳴らすと、すぐにドアが開いた。
「おばさん、久しぶり」
涼介が笑顔を浮かべながら迎えてくれた。志保は少し驚いた。最後に会ったのは高校の卒業式の頃だったはずだが、たった数ヶ月で彼は驚くほど大人びていた。以前はまだ少年の面影を残していたが、今ではすっかり引き締まった体つきになり、顔つきも精悍になっている。
「もうすっかり大学生って感じね。ちゃんと勉強してるの?」
志保は軽く微笑みながら言った。
「まあね。講義は思ったより楽しいよ」
そう言いながら、彼は志保の荷物を受け取る。その手は大きく、腕の筋肉がくっきりと浮き上がっていた。
「おばさんこそ、全然変わってないね。……いや、むしろ前より綺麗になった?」
志保はその言葉に一瞬戸惑った。単なる社交辞令なのか、それとも——。
「そんなことないわよ。まだまだ若い大学生には負けちゃうわ」
軽く流しながら、家の中へと足を踏み入れる。リビングは清潔に片付けられており、窓から差し込む光が心地よい。志保は深く息を吸い込み、少し緊張をほぐした。
「お姉ちゃん、もう出発したの?」
「うん。朝早くにね。しばらくは俺一人だから、おばさんが来てくれて助かるよ」
涼介はソファに座りながら、志保を見上げた。その瞳にはどこか艶めいた光が宿っているように思えた。志保はその視線に微かな違和感を覚えつつも、気のせいだと自分に言い聞かせた。
「じゃあ、さっそくお昼ご飯でも作ろうかしら」
「手伝うよ」
キッチンへ向かう志保の後ろを、涼介がついてくる。志保はエプロンをつけ、冷蔵庫の中を確認しながら、涼介の成長を改めて実感していた。
(背が高くなって、身体もがっしりして……本当に男らしくなったわね)
思わずそんなことを考えてしまい、慌てて思考を振り払う。
だが、その日の午後、志保は涼介の視線が自分の胸元や腰回りを追っていることに気づき始めるのだった——。
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