ChasterでのProgrammable Lock作成 -7-
7回目です。今回は「Lock dataブロック」に関しての解説となります
この「Lock dataブロック」はロックに関する状態、情報を取得する為のブロックとなります。単体で実行されるブロックとは異なり何らかのブロックに付けて利用する事になります。少し凝った作りにする時に使われる事になるかと思います。逆に言うと万人向けの標準的なロックを作るのなら使用する機会は少ないブロックになるのかと思います
get 〇
青い方の「get 〇」の説明です。現在のロック状態に関する数値情報を取得します。ロックされている時間、ロック終了までの時間、Maxを指定している場合のMaxまでの時間、着用者が最後にオンラインだった時間、キーホルダーが最後にオンラインだった時間を取得できます
時間に関する情報取得となりますのでロック開始から○日は厳しいとか早く解除にならないと厳しくなるなど難易度の可変的なシステムを組むのに使えそうです
is 〇
「is 〇」の説明です。現在のロック状態に関するtrue/falseを取得します。これで取得できるのはtrueかfalseしか有りません。条件式的なブロックに付けるとtrueなら実行、falseなら非実行な動きになります。プログラムに無縁な人にはYes/Noみたいな感じと言った方がわかりやすいかもしれません。ロックが現在フリーズされているか?、現在ロックを解除できる状態か?、着用者が残り時間を表示できる状態か?、キーホルダーを信頼設定か?、時間ログが非表示状態か?、セルフロックか?、共有ロックか?、着用者がオンラインか?、キーホルダーオンラインか?の情報をtrue/falseで取得できます
get 〇
緑の方の「get 〇」の説明です。現在のロック状態に関するテキスト情報を取得します。青は数値、緑は文字と認識して貰うと組む上でわかりやすくなるかもしれません。ロックタイトル、着用者のユーザー名、着用者の性別、着用者のプロフィールの場所、着用者の役割(キーホルダー/着用者/スイッチ/未指定)、着用者の性的指向、キーホルダーのユーザー名、キーホルダーの性別、キーホルダーのプロフィールの場所、キーホルダーの役割(キーホルダー/着用者/スイッチ/未指定)、キーホルダーの性的指向を取得できます
ほとんどがプロフィール設定からの情報取得です
特定の人(達)に合わせた何らかの仕組みを作りたい時に使う事になるかと思います
get 〇
紫の方の「get 〇」の説明です。現在のロック状態に関するリスト情報を取得します。青は数値、緑は文字と書きましたが紫はリストです。数値や緑は1つしか入らない箱、リストは区分けして行って複数入れられる箱と思って下さい。この辺りは変数やリストの説明回でやって行くつもりです。取得できるのは現在ロックを解除できない理由のリスト、ロック上で現在アクティブな拡張機能のリストとなります
現状あまり使い道が思い浮かばないかな…って印象です
■Lock dataブロックまとめ
「Lock dataブロック」はちょっと特殊な情報取得、ロックに関する状態や情報の取得の為のブロックとなるので最初は使う事が無いかもしれません。ですが凝った仕掛けを考えたものを組むのなら必要となってくると思います
上から順番に説明しているので次回は「Logicブロック」の説明になります。「もし〇〇ならば」とか「〇〇の確率で」とか「〇〇の比率で」みたいな条件式と呼ばれるものになります。このブロックが理解できると「〇〇の時にもし〇〇ならば〇〇を実行させる」が作れるようになって少し面白くなってきます
また週末には上げたいと思いますが難しいかもしれません。マイペースで続けて行きます