テングステン 2019/07/24 22:16

「帝國の関所番」キャラ立ち絵の話

ドーモ、テングステンの旋風野郎です。

ここ数日、短い間隔でのアップデートが続いてしまい、
特に通知をオンにしていた方には混乱を招いたと思います。
大変申し訳ありませんでした。

基本的には追加要素はできるだけまとめて実装し、
テストプレイを行って不具合の少ない状態で提供することを
目標としているのですが、今回はうまくいきませんでした。
以後、もう少しスマートにアップデート出来るよう気をつけます。

現在の最新版は Ver1.13 です。
Ver1.10で要素追加を行い、その後3回の不具合修正を行いました。
アップデート履歴についてはこちらの記事をご確認下さい。
これから遊ばれる方は最新版をご使用頂きますようお願いします。



さて。

なぜこんなに不具合をたくさん出してしまったのか。
状況説明も兼ねまして、今回の記事では
「帝國の関所番の立ち絵システム」について解説しようと思います。

内部システムに興味のない方にはつまらない話だと思いますので、
興味のある方だけ読んでいただければ結構です。
次回アップデートの話はまた別の記事で書きますので。


キャラ立ち絵の仕様について


キャラ立ち絵とは、
会話イベントや審査中に表示されるキャラクター画像のことです。

他のゲームでは、キャラ絵は1枚の画像で表示されることが多く、
差分があっても表情、衣装など合せて3枚程度が一般的かなと思います。

しかし「帝國の関所番」では、
より細かい差分切り替えを実現するために、
1キャラに多数のピクチャ(画像)を重ねて処理しています。


上記が関所番のキャラ立ち絵の構成です。(Ver1.08以前)

今までの立ち絵システムでは、
最大11ピクチャを重ねることでキャラを表示していました。
独立した各ピクチャを重ねて表示することで、
表情、髪型、服装などを細かく切り替えることが可能です。

他のゲームと比べて圧倒的に面倒くさい設計になっていますが、
モブキャラクターをランダム生成したり、
衣装着脱をしたり、表情を細かく変更するために、必要なシステムなのです。

画像見た瞬間「うわあ面倒くさい」って思ったかもしれませんが
安心して下さい、作ってる本人も面倒くさいと思ってます。
上手い人はもうちょっとスマートに作れるんだろうなぁ…


Ver1.10で行った調整について

さて、そんな滅茶苦茶クセの強い立ち絵システムですが、
最近になって「最大11ピクチャじゃ足りない」と思い、
設計変更の必要性を感じていました。

主な理由は、隷属ペンによるマーキングです。
身体に描かれるマーキングのピクチャを重ねるため、
身体と服の間にスキマが必要になったためです。

同じピクチャ番号には1枚しかピクチャを表示できないので、
マーキングを表示するなら新しく枠を確保する必要がありました。


色々と試行錯誤した結果、上記のようにピクチャ構成が改変されました。
サンドイッチのパンとパンの間を広げるように、
各ピクチャの間にスキマを作って、新しいピクチャが入る余地が出来ました。
現在、1キャラに使用できるピクチャ数の上限は 20 としています。

その甲斐あって、身体の上にマーキングの差分を重ねることに成功、
Ver1.10以降に隷属ペンが実装されることとなりました。

また、このシステム変更によってピクチャ番号にスキマが出来たので、
「精液差分を服の中に表示する」ことも可能かもしれません。
今回は実装しませんでしたが、今後のアップデートで実装を検討してます。
新しいシステムによってキャラ立ち絵に新たな可能性が生まれました。
その点は今回のチャレンジは成功だったと言えます。



…が。

その代償として、多くの不具合を発生させることになりました。

立ち絵のピクチャ番号指定がズレたことで、
イベント中のピクチャ表示、ピクチャ移動などの命令が
正常に処理されない箇所が生まれてしまったのです。


キャラの髪型が読み込まれずハゲたり、
衣装が読み込まれず全裸になったり、
それらのせいでエラー文が頻出して操作が困難になったり、
キャラが倒れる演出の時に武器のベルトだけ空中に残ってたり、
パウラがドレスをめくっても下にドレスが残ってたり…

そんなこんな、色々な不具合を作ってしまいました。
Ver1.10からVer1.13に渡る数回のアップデートは、
この辺りのピクチャ読み込みエラーへの対応が大部分です。

現在はそのほとんどが修正されてる…はずです。

不具合をご報告頂いた方々ありがとうございます。
その節はご迷惑をおかけしました…!


新しいセクハラコマンドなど、大きな変更点を作る際には
時にシステムから大幅に修正しないといけないこともあります。
その際、今回のように目立った不具合が生じてしまうこともあります。

全てのコマンド、ステージ、モブの衣装髪型の組み合わせなどを
逐一チェックするのはなかなか難しいものですが、
今後は可能な限り自分でテストして、
不具合の出ないよう努力していこうと思います。



今回の記事は以上です。

次回のアップデートの内容はまた近日中に、別記事にてお知らせします。
そろそろシステムいじりだけでなくイベントも書きたいですね。

引き続き製作のほう頑張りますので、応援よろしくお願いします。
それでは!

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