プリミティブハーツ進捗【2019/5/6~5/12】

ディレクション作業と、久々に自分でガッツリ絵を彩色していました。
なんかこれが本来の仕事だと思うんですが、組み込みやシナリオ、ムービーなどやらないといけない事があまりにも多くて、贅沢に時間を使って彩色していることに、意味不明な罪悪感を覚えます。
こんなことしてたら終わんねぇよ!って思いつつも、終わらせられなければプロ失格ですから、できることと出来ないことを見極めつつ、限界ギリギリまでやって完走しようと思います。


前作のマグナ・フォルトゥナではキャラ造形や服装などをかなり簡略化していたうえ、背景が必要なかったのですが、今回は「差分がないからガッツリ本腰を入れて描いたり塗ったりしても大丈夫だろう」という甘い見通しから、わりとガチでやっていたんですよ。
しかし、諸般の事情から私に余計な作業が発生しまくっており、その気合の入った計画が仇となりつつあります。

一応、いまは伝手で知り合いの凄腕グラフィッカーさんに手伝ってもらっているんですが、それがなければ大分お先真っ暗でした……。
どこの業界でもそうなのですが、安定した速度とクオリティとで誠実に最後まで仕事をやってくれる人というのは本当に貴重で、こういった人脈をどれだけ作れるかも事業の成否に関わってくると思います。

しかし今回昔の人脈に触れて思ったのですが、この十年でオタク業界も随分と変貌しました。
私が成人してすぐに飛び込んだエロゲ業界も、もはやイラストレーターとしてのゴールではなくなって久しいです。
一昔前は、エロゲ原画というのがオタク産業の上がりポストだったんですよ。今では信じられないですね。

もはや作家が溢れに溢れた現在では特にですが、ただただ仕事が降ってくるにを待つだけでは、仕事のある人ですら緩慢な死を迎えかねない現状です。
過去の知り合いに会うと、同人で生きているという人が本当に増えていると感じます。
私も世間的に言えば余裕で若者ですが、業界的には若いとは言い難い年齢になりつつあるので、新たなフロンティアを見つけないとな……という気持ちです。

幸いにも私は、昔取った杵柄を持ったまま同人ゲーム業界に流れ着きましたので、しばらくはこちらでお世話になろうかなと思っています。
過去の技術の移転などで、多少なりとも同人ゲーム界に良い影響を齎すことができればよいのですが。

いやー、この十余年、本当にオタク産業は激動でしたね……今後もそうなんだろうなぁ……。


さて昔話や感傷などはこの辺にいたしまして。
ちなみに、今回も一応ちょい見せの絵を限定コンテンツでご用意しました。

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