190829 絵の描き方の話(その5)
Ci-enキャンペーンの公約に基づいて描き方の解説をしたいと思います。
5回目となります。突然速度が上がった事もありようやく終わりそうです。
□色乗せの話
前回影塗りまで行いましたが色を追加していきます。
以前と少しやり方が違うのですが、どう違うのか説明するのがとてもややこしいので省きます。
基本的には影塗りを行ったレイヤーを乗算のグループとして、色を合成するレイヤーをオーバーレイのグループに分けております。
(ほんとはしっかり図解しようと思ったのですがとんでもなく面倒だったのであきらめます・・・すいません)
影塗りをそのまま利用する為、よほど適当な絵でなければ大体後から色を乗せる事は可能になっております。
塗る気が起きるまでのハードルが結構高いのですが・・・
今回は対象物ごとに別の線画と影を描いてしまったので個別に色乗せをしていきます。
ちょっと輪郭の太さが足りなかったような気がします・・・
見えなくなる予定の部分は描かなくてよかったですね、位置決めして1毎線画にすればよかったです。
図形ツールの自由選択(塗りつぶし)を主に使って色分けをします。
なので「塗る」っていうのとは少し違う感じなんですよね、髪の毛や広い面はクリッピングレイヤーで別の色のグラデーションやエアブラシを若干使います。
塗りのタッチは影塗りのほうにほぼ依存しているので色をのせたあとに影塗りレイヤーの微修正やぼかし等を行う事があります。
縁取りを増やし3つ合わせるとこのような感じに・・・背景は描かないとダメそうですね。
描きました。見えなくなる部分が多いのでそんなに頑張りません。
立ち位置と背景の関係が少し怪しいですが今回は背景主役じゃないのでこの辺でお許しを・・・
背景を加えたあとは光るものを飛ばしてなんとなく密度感を上げます。
最後にコントラストと色調を弄っておしまいです。
どの辺が最適なのか分からないので実は何時間も調整してああでもないこうでもないと
やっていたりします・・・
自宅のモニターが、自分の目が信用できないという所が大きいのですが、
たぶん初期のカラー設計をしっかりしたほうがいいのかもしれません
が、いつもノープランから始まるのですよね・・・
どこかに印刷の色見本みたいにデジタルで分かりやすいカラーチャートとかあるといいのですが。
完成したCLIPでファイルを添付します。
そろそろ1ファイルのアップロード容量の限界が、とか思ってしまいましたがまだ大丈夫そうですね。
少し悩みましたが今回は原寸を一般公開します。
190813b5.zip (252.84MB)
ダウンロード今回の絵、衣装や装備等リスペクトされた作品がいくつかありますが特別このタイトルの作品というような話はしないでおきます。
オリジナルだとも言いづらい難しい奴になってしまいました。
というわけで1ヶ月以上かかってしまいましたが一応描き始めから描き終わりまで説明を添えてみました。
話足りない事説明しにくい事などが沢山あるので省いてしまいましたが、もし聞いてみたい事などありましたらお答えできる範囲でお答えしたいと思います。