ホームダンジョンを作った理由(自分語り)
なぜホームダンジョンを作ったか
好きだから。終わり。
と、これだけではタイトル詐欺言われちゃうので書きますよ。どっぷりとね。
商業じゃ作れないゲームを作る
ハッキリ言って商業ではこんなもの出せません。
ふたなりレズレ○プやスローライフの企画はまあ通せるでしょうよ。でもね、「各町のバーでお酒呑むとそれにまつわる話をマスターがしてくれて~」「釣れる魚にはそれぞれ生態があって~」「料理を食べたとき主人公が感想を言った後に仲間もやってきて~」とか瞳を輝かせて言い始めたらどう思います? 私が上司であれば「こわっ……こいつに企画を頼むのはやめよう」と思いますよ。だってそんな要素入れたって売り上げに直結しないんだから。会社の利益ガン無視で欲望を吐き出しているだけですから。いけませんよ、そりゃあね。自由度全部スチルにぶち込めば基本枚数200枚超えますもの。そうすべきでしょう。
でも同人で、かつ個人制作なら誰にも文句言われることなく作れるのです。
あとこれ怒る人もいるだろうけど「お金もらってるんだから要望聞かなきゃ」とかとくに思いません。その価値があるから販売しているし、仮に仕事と考えたら5千本売れても余裕の赤字って安さで出しています。我々は対等なんです。対等に、このゲームを好きな同志なの。
だから要望はアイディアとしてしか受け取りませんし、「ゲームが好きだからこそここは直してほしい!」って言われたら頑張ります。それ以外は基本的にスルーですね。プレイしたんだかしてないんだかも分からない人の声でブレちゃってつまらなくするのが一番ダメでしょ。
こういうスタイルも商業じゃできませんよね。
コアゲーマー向け
ライトゲーマーでも楽しめる作品ですが、手に取りにくいのは間違いないでしょう。
その最たる理由はプレイ時間ではありません。グラフィックやUIなどのわかりやすい技術に力を注いでいないところです。ライトゲーマーにとっては面白さではなく面白く見えるかどうかが重要ですから。
ただし、「グラフィックに力入れて肝心のゲーム部分が疎かな作品はさ~」とか嘆く気はありません。ゲー無だっていいじゃん? 映画みたいなグラフィックのキャラを動かせたり、よくわからんとこで立ち絵が動いてるってのが好きな人もいるんだから、好きを否定するのはダメよ。それを素敵と思える感性が自分に無いだけってオレの中のシロちゃんが言ってた。
だから私の理由は違います。自分の好きな要素に資金ぶちこんでいったらゲーム性ばかり上がっちゃったね~というアホみたいな理由です。世界で一番面白いシステムだったらグラフィックはインベーダーでいいんだよっていう危険思想の持主ですからね。世間とズレているんですよね。でもここなら許される。いいよね。
成人向け部分
本作の体験版でも少し触れば理解して頂けると存じますが、私はゲーマーです。ゲームはやり込むことも多いです。1000時間以上遊んだタイトルも少なくありません。
でもね、ゲームはゲームとして夢中になって遊ぶわけですが、ふと「この生意気なメ○ガキ犯したいですぅ」とね。「セーブする前に夜伽させたいですぅ」とね。無垢なる自分が語り掛けてくるわけですよ。
それは抜きゲーとは違う感覚なのです。下地が違うというか。
大多数の抜きゲーはエロという土台にゲームが載るわけじゃないですか。それはそれでおいしく頂くわけですが、「戦闘では頼りになるけどイヤに生意気なこのメ○ガキ犯したい」という気持ちはそこから発生しているものではないのです。ゲームとして遊んでいる中でふと滾る感情なのです。全年齢ゲーム遊んでるときにムクムク来るアレだよ。わかるだろ? 急いで同人誌探すだろ? アレだよ。
天真爛漫なあの娘が、話しかけるとぴっかぴかの笑顔を返してくれるあの娘が、戦闘でも頼りになるあの娘が、好物を嬉しそうに食べるあの娘が……夜にはオナホ扱いされてひいひい喘いでいる。これがとっってもエロいんだ! 異を唱える者は処刑します。私の憲法に違反しているので。
この感覚は抜きゲーでは決して味わえません。断言できます。ガチでゲームを楽しんでいる中でしか生まれないものだから。
これを表現したかったんです。
あとね、例えエッチが可能だったとしてもエッチばかりしていたくないんです。こっちにもスケジュールがあるわけですよ。欲しい素材を取りに行きたいし強い敵に挑んでみたいしその前にスキル上げなくちゃって考えているわけです。事が済んだらまたムラつくまで大人しくしていてほしいんです。予定にない射精が挟まれると困るわけですよ、こちらとしてもね。
フタナリはなんで?
男主人公も好きなんだけど、やっぱフタナリっスね! 押忍!
男主人公が無言で腰振ったり「お~締まる締まる」って喜ぶよりフタナリ主人公が「あん♡ きゅ~って締まるわね♡」って言った方がエロいし可愛いし好き。
世界観や物語・メッセージ性などなど多くの意味があるのだけれど、深く語らないようにしているので割愛。
てかセックス&シリーズに関しては、シロちゃんの性格そのままで男になってたらキザ過ぎて不人気まったなしでしょ。女の子だからこそ超魅力的なんだよ。
レ○プはどういうこと?
シロちゃんがレ○プする子たちって本来は道が交わらない子も多いんだ。
普通のRPGだったら同じ事件を解決するためとか悩みを解決して意気投合とかそうやって仲間になるわけじゃん? そういうのを無視してやっちゃうわけよ。
何不自由なく暮らす女の子を無理やり手籠めにし連れ回す。私はここにエロスを感じるんですよ。ね~~~♡
でもね? 女の子が不幸なまま終わるのだけは許せないんだ。オレ=主人公がヒロインを幸せにしないと心が納得しない。だから世のNTRモノとか凌○モノは触らないし、純愛って書いてあるのにそういうシーンがあったらキレて寝込む。
こうして下の頭と上の頭が違う嗜好を持っているわけだけど、それってそこまでおかしなことじゃないよね? 性癖ってのは理屈じゃないじゃん?
だから、オレの上下の頭を満足させるためにレ○プしつつもヒロインが幸せになれるゲームにしています。
前作との変更点
今回はヴァーデンリッテに比べて冒険感が減りました。オープンフィールドじゃなくなったからね。
それはもちろんコスト削減とかじゃありません。っていうか町作りのシステムのほうがコスト重いよ。お前あれエルフの村の場所の情報だけで何人が持ってると思ってんだ。全部書いてんだぞ。
私はね、こうやって拠点をもって、少しずつ行ける範囲を広げていく、そして拠点を便利にしていくっていう……拠点モノっていうのかな? こういうのもめちゃくちゃ好きなんですよ。他に理由がいるかい?
そしてもうひとつ大切なことがあるんだ。
このゲームをプレイすることで生まれるものがある。
それは、この世界にあなたが作った町があるっていう歴史だ。
これから先、シロちゃんがどこで冒険をしていても、あなたが作った町は空の向こうにあるんだよ。思い出とともにさ。……あんまり語ると臭くなってしまうのでこの辺で切りますが、この感覚を持ってほしかったというのも大きな理由です。
終わりに
長々と語りましたが……やっぱ最初に言った通りだったでしょ? 好きだからで終わっちゃう話なんだよね。
というか、ゲームを触った人ならわざわざ言葉にされなくたって十二分に理解してくれていると思う。ヴァーデンリッテでもホームダンジョンでも、プレイしていると「オレはこれが好きだ! これも! これもこれも好きだ! どうだ!? これも好きこれも! オラ!」ってぶん殴られている感覚があるでしょう? これこそ商業じゃなかなかできない同人ならではの魅力であり、同人っていう場の原点なんじゃないかなって思っています。
さて、長くなりましたが今度こそ終えましょう。
最後にひとつ、攻略のヒントを出しますね。
ホームダンジョンは敵を倒してエンディングじゃない。見つけてください、このゲームの始まりと終わりを。
では、本編をお楽しみに!