チャラ系ヒロイン「見逃してくれないかなぁ」
お題「おちゃらけ系ヒロイン、がんばる」
ギルドの賞金で生活をしているニンジャヒロイン(自称)!
お金とイケメン大好き、めんどくさいことは嫌い
村が貧乏だったら、無償で助ける巫女さん達を、
「えーー理解できないー」
と、普段からバカにしている。
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ある日、「やばいアイテムの収集依頼」で、
該当する場所に、
「遅刻、遅刻ぅ~」
と、少し遅れてついたチャラ系ヒロイン
そしたら、なんと、同じ依頼を奪い合っていたギルドメンバーが、気絶していた
「あ、これ、やばい案件?」
と、逃げ腰のチャラ系ヒロインに、一時的に目をあけて、
「はやく、アイテムが、沼に沈む前に引き上げてくれ」
「さもないと、大勢が死ぬことに…」
と、ガクッと気絶するギルドメンバー
アイテムが、鎖に縛られて、引き上げ途中だったらしい
チャラ系ヒロインが、
「なあんだ、それだけでいいの?」
「賞金は、貰うよー」
と、鎖を握ろうとすると、アイテムからの自動魔法攻撃で、手に焼けるような痛みがはしる!
「ごめん、無理」
「神殿に、知らせるまでやってあげるよ」
と、手をシュタッと上げて、逃げようとするが、
その間にも、ズブズブと沈んでいくアイテム
大勢が死ぬという情報を思い出し、
「しょ、しょうがないなあ」
と、上半身の衣(対魔力がある)をやぶいて、鎖に巻いて引っ張り上げることに。
「んーしょ、んーしょ、これ、くそ重い~」
と、苦労しながら、少しずつアイテムを持ち上げる
「そういや、なんで、先行していた人たち、倒れていたんだろ」
と、今更、思い出すチャラ系ヒロイン
そして、沼から出てくる毒触手!
(動いているものに反応する系の毒触手で、知られている)
「ひっ」となり、ピタリと止まるチャラ系ヒロイン
(いま、手を離して、全力で走れば、いけるね!)
(ごめん、無理だった)
と、心の中で、謝りながら、なかなか手を離せない!
掴む手も、限界に近づいてきて、
(なんで手を離さないかな~)
(触手、見逃してくれないかな~)
と、自分にツッコミをいれるチャラ系ヒロイン
(タイトルイラスト)
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この後、触手にエロい場所をまさぐられ、
(毒出さないで~)
と、必死で動かないで、触手があきらめるまで我慢するヒロインであった
触手が少し離れたタイミングで、雑魚盗賊登場!
「おいおい、女がエロい恰好して、汗だくで立っているぜ」
「俺たちを誘っているのかい、お嬢ちゃん」
と、ヒロインに近寄り、胸を揉みだす雑魚盗賊!
そして、ヒロインの肉盾なって、毒触手が襲い掛かってくれます
(ありがとう、雑魚盗賊!)
その間に、一気に力をいれて、地面までアイテムを引き上げると!
「これ…触手に持ってかれると…やばいよね…」
と、体力限界で、危険アイテムを抱え込み、気絶するヒロインであった
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そして、大きめの事件と判断されて、やってきた巫女様に、
「えへへ~、依頼の賞金、独り占め?」
と、笑いかけるチャラ系ヒロイン
口調とは裏腹に、抱えたアイテムに身体を侵され、危篤状態のヒロインに、
「だめ! 死なないで」
と、必死で回復魔法をかける巫女様であった
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謎のキャラ立ちをしていた、おちゃらけヒロインでした。
巫女様との喧嘩イベントが、最初にあったら、もっと萌えましたね~
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※おまけ:ストーリーとは、関係があるようでないようなヒロインの過去設定
ヒロインの父親は、元騎士で、今は行方不明
「妖魔との闘いで、一人、逃げたらしい」
「不名誉な奴だ」
と、父親のせいで、子供のころから、他人からも親戚からも、嫌がらせされてきた
殺されるレベルの嫌がらせだったので、ヒロイン自身力をつけ、
親戚の家から逃げ出したという過去持ち
似たような境遇を持っている人が大勢いる、都会のギルドを気に入っている
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