GitHub導入

製作効率強化のために、GitHubを導入しました。
https://github.com/features

なにそれという人も多いと思うので、簡単に説明を。



GitHubは高機能なオンラインバージョン管理システムです。

たとえば3月1日の「おとぎばなしの鬼ごっこ」の開発データ、3月2日の開発データ、3月5日の開発データ……みたいに記録をとっていくと、変更があったファイルだけ保存し、いつでも特定の時期のデータに戻したり進めたりできます。



くわえて、データを複数人で共有する機能に優れています。

変更があったファイルのみ抽出して相手渡すというのはもちろんのこと、複数人で作業したデータの統合もできます。

例えば天音蓮人さんが「おとぎばなしの鬼ごっこ」のマップAを製作し、僕はマップBを同時に製作。天音蓮人さんと僕の作業データをGitHub上でオンライン合体させて、マップAもBもできあがった状態のゲームデータを、二人のパソコンにダウンロードといった感じです。

もし互い同じファイルを弄ってしまった場合は、データ統合時に警告が出るので、競合事故も防げます。



今まではゲームデータを2人でいじるときは、相手の作業データを上書消去しないように、いじるデータが近い作業はしないというのが鉄則でした。例えば天音さんが絵を書いている間に、僕がシステムを作るといった感じです。そして弄った箇所がはっきりしているときを除き、ゲームデータをまるごとオンラインストレージにアップロードして相手に渡す。といった感じです。

ただ天音蓮人さんの事務所には光回線がないため、ゲームデータまるごとのアップロードには30分とか60分以上かかるのが常でした。



GitHubの導入により、変更があったデータのみ自動抽出して相手に渡す事ができるようになったので、ファイル受け渡しの効率が大幅に効率化されました。

またデータ統合時に改変箇所がわかり、競合対策がとれるので、ゲームプロジェクトを二人で同時にいじる作業もある程度できるようになりました。

一人での作業時でも、システムを弄っていて動かなくなった時に、以前のファイル状態に戻して、問題がある箇所を探すという用途に便利です。



GitHubの導入は数年前から検討していたのですが、当時は容量制限がきつかったのでゲーム製作には使えないと見送った気がします。

しかし開発仲間でも使っている人が増えてきて、話を聞くと容量制限も大幅に緩和されたことを知り、導入に踏み切りました。





■その他細かい話し

オンラインサービスはGitHubを、ローカル側での操作用に僕はSourceTreeを、天音さんはGitHub Desktopと導入しています。

2人で使っているソフトが違うのは、単にうまくインストールできたのがそのソフトだったからです。もう片方はなぜかインストールできなかった。

GitHubは便利ですがそれなりに難解です。慣れないとデータを丸ごと消去したり破壊してしまう事があるので、別途まるごとのバックアップも取ったほうがいいです。

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