北国の夜汽車 Apr/19/2025 19:40

4月第3週

マンガ業界で関わることになる「Fランク」の企業や編集者。問題なのは、こちらの能力やミス以前に、相手が致命的なミスを○すことがある点。むしろ、その前に業績不振によって相手側が切られるケースも珍しくない。
個人事業として活動している以上、こうしたリスクもすべて自己責任となるため、Fランクの見極めは非常に重要。

Fランクの特徴
まず、ビジネスマンとしての基本ができていない。挨拶や報・連・相(報告・連絡・相談)ができない。近い将来、何らかのミスをすることがほぼ確定していると言ってもいい。

「商業誌ごっこ」をしているケースも多い。紙媒体の出版社が力を持っていたのは、業界が寡占状態にあったからであり、その文脈を無視してWeb媒体で「商業誌」を名乗るのは滑稽ですらある。そうした違和感に気づかずに運営していることが、むしろ恐ろしい。

さらに深刻なのが「ジャンプごっこ」。紙媒体かどうか以前に、ジャンプは完全に「トップリーグ」の存在。集まる人材や資金の規模が桁違いであるという現実が見えていない人材の危うさは計り知れない。


ここに加えて、パーソナルな評価ポイント「マウンティング」
いきなりマウントを取ってくるような人物に、有能さを感じることはまずない。だが、さらに問題なのはそのマウントの“内容”。

たとえば、「オレ、こんなマニアックなマンガ知ってるぜ!」といった類のマウンティング。これはもう、受け取る側が最初はそれをマウンティングとすら認識できないほど、ズレた自己アピール。
実際、かなり後になって相手の能力に疑問を抱き始めた頃、「そういえば、あの最初のやり取りってマウントだったのでは?」と気づくレベル。
そして本人は、そうした言動を「ポジティブな自己紹介」だと本気で信じている。だからこそ、非常に危うい存在だと言える。

問題なのは、「マニアックな作品を知っていること」だけが自分の存在価値であると、無自覚に自白してしまっている点。
趣向が多様化・分散化している令和の時代に、未だ昭和的な価値観にとらわれている。このギャップは致命的。

もちろん、ファンコミュニティのような場であれば、この手のマウンティングは挨拶の一種のようなものであり、見栄えは良くないにしても、よくある光景だとは思う。

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