搾精研究所 Mar/29/2025 01:39

サク研の行き当たりばったり旅〜鳥取編①姫路から鳥取ってJRで7時間かかるってマジ!?

◾️一人旅に出ようと思ったワケ

『感情老化』という言葉がありますが、、それをヒシヒシと感じる今日この頃です。
搾精病棟が完結してもうすぐ5年が経とうとしており、それから様々なことがあり、
現在は漫画原作のお仕事などもさせていただいております。
私の仕事スタイルといいますと、朝、ぐったりと目覚め、近くのカフェでモーニングを頼み、
ブラックコーヒーとトーストを食べながらネームを書き始めます。そのやり方ですが
紙のノートに思いついたコマ割りを書き、
それを基にiPadにApple Pencilでネームを書いていく(まわりくどい。。)そして家に帰り、パソコンで先程書いたネームにクリスタでセリフと効果音を入れて完成です(さらに回りくどい。。)
多くの漫画家さんであれば紙のノートの作業だけで完結する作業ですが、ネームというのは
何度も書き直したり再考したりするものですから、私は少しでも描き直しの負担を避けたいので、
こんな回りくどい方法を行なっているのです。それに私の手書き文字はあまりにも下手すぎて他人(自分も含め)には読解不能なため、パソコンで打つ必要があるのです。
そして、漫画原作というのは決して儲かる仕事ではないので(大ヒットしなければ)
私は生活のために他にも仕事をしています。
ここでは詳細は述べませんが、これもまたパソコンと睨めっこしてるタイプの仕事です。
そんな似たような生活リズムを延々と繰り返していると、次第に精神が鈍化し、感情老化が始まってしまいます。
行きつけのカフェは周りが老人だらけで、くっそくだらねぇ健康の話ばかりしてて、聞いてたら自分まで老化してしまうような辛気臭い死の波動を四方から浴びせられて、もうたまりません!
これは流石に創作を生業としてる者として、危険な兆候だ!私は危機感を感じました。
無限射⚪︎○問や搾⚪︎病棟のCG集描いてたころのような生きるか死ぬか狂気の瀬戸際、ビリビリとした刃物の精神状態に戻りたい!いや戻りたくねぇ!
しかし進化はしたい!という事で、前置きが大変長くなりましたが、昔から憧れていた一人旅に出ることにしたのです(大学生のような思考)
とはいえ仕事は忙しいし、、しかしネームは最悪iPadだけでも描けます。時間というのは工夫しなけば捻出できません。私は仕事道具をカバンに詰め、そのまま勢いで駅に向かったのです。

◾️姫路

某駅で青春18きっぷを一万円で買いました。これは3日間JR乗り放題の便利な切符なのです。
私は行った事ない県に行きたいと思い
最初の旅の目標は鳥取県の鳥取砂丘にしました。
私は特急電車に乗り、まずは姫路を目指しました。


兵庫県は姫路で降りた事はありませんでした。
とりあえずオーソドックスに姫路城を目指します。

駅から歩いて15分ほど?すぐ着きました。途中にはアーケード街や店もたくさんあり、しかしゴチャゴチャしてなくて広々してる感じが姫路いいですね。
姫路城前までは無料で入れるので、城を眺めながら自分で作ったタマゴサンドを6枚食べました(作りすぎてしまい、足の早い食べ物なので、、)そして入城料は1000円。

別に城に詳しくなく、これまで和歌山城と松江城くらいしか中に入ったことはないですが、昔の建物というのは、異様に階段が高いので、のぼるのが大変です(しかも6階建)
途中キッズがスマホをいじりながら階段を登っていて、母親から「そんなことしてたら友達減るよ」と言われるとキッズは「いよ〜〜」と生意気な返事をしてスマホをいじりつづけてました。この反抗心、やはり子供というのはこうでなければ!(何様だ)
というか姫路城内、人多すぎです。階段で行列待ちするとは思わなかった。
そして天守閣、姫路の街並みを眺める、、うん!普通だな!(感情老化)


城を降りたら、切腹場があった、こっちの方が見たいが、立ち入り禁止、、このホラー感がより見たさを掻き立てる、、
あと播州皿屋敷の井戸がありました。
お皿を一枚二枚と数えるやつです。
恐ろしい井戸の底を覗くと、底には何やら光る物が、、硬貨だった。賽銭箱みたいに観光客がお金を投げ入れていたようだ、、なぜ?ご利益があるのか!
姫路城を出た私はなんとなくスマホで電車を調べる。青春18きっぷはJRしか乗れないので、姫路から鳥取へJRで行く方法を調べたのです。すると「ええ〜所要時間7時間44分〜?」
普通は特別快速とか新幹線で行くようなのですが、青春18きっぷは普通と快速しか乗れないんだ!というか事前に調べておけばよかったのに、、衝動的に畜生の境涯で生きてるから、いつもこんなことになるんだ。
流石に7時間も電車乗ったらエコノミー症候群で血管詰まって死んじゃうよ〜
でも高い特別快速や新幹線乗るのは死んでもやだ。ということで高速バスにのることにしました

無駄な出費でしたが、しかたない、、出発までまだ時間があるので周囲を散策することに
すると商店街にさっちゃんの家という奇妙な建物が、、

中を覗き、入ってみる私、、へぇ蒲鉾の会社のマスコットキャラなのかぁ、、、、へぇ、、そっかぁ(感情老化でマジで何も感じない)
そして高速バスに乗り鳥取へ向かう私。
大体2時間くらいで鳥取駅に着くらしい。早いなぁ
私はその時間を読書にあてることにし、分厚い本をカバンから取り出す「教養書必読100冊を1冊にまとめてみた」Amazonランキング1位の本だ。名著100冊をわかりやすく解説してる本なので非常にコスパとタイパがよい、、
しかし、このタイトル、、
昔、大学の本屋でハイデガーの著書『存在と時間』を見たときはそのタイトルのかっこよさに痺れて購入し、本棚に飾ったものだ、、まったく理解もできないくせに、、
しかし、蔵書性という点においては
『教養書100冊を一冊にまとめてみた!』
より『存在と時間』の方が遥かにカッコよくて、知人に本棚を見せたくなってしまう、、
漫画でもタイトルが説明口調で長いやつより、センスとアート性の高そうなタイトルの漫画の方が本棚には飾りたいかな、、と感じてしまった。
私の手がけてる作品は『淫獄団地』です。

そんなこんなで鳥取駅に到着。
現地はあいにくの雨
今日の泊まるとこを探す私、決してホテルには泊まりたくない!旅っぽくないから!何処、仮眠スペースがあるサウナとかネットカフェないかな、、と探す。
Googleマップで鳥取駅周辺にネカフェ発見!
早速向かうが、すでに廃業して空きテナントになってるじゃないか!
私は改めてGoogleマップをみる。
どうやら歩いて30分くらいの場所に快活クラブがあるようだ
快活クラブは行き慣れた私の第二の実家のようなもの、、昔、無限射精○問の最終回を快活クラブで4日?カンヅメになって書き上げたことがある。
私は人通りの少ない鳥取の道を歩き出しました。

、、、、②へ続く

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