というわけで例のやつの内容が更新されました。
極一部除いてほぼ変わっていないのにここまで長かった……。
↑
例によっての例のやつ
ともかく購入済みの方は再DL&入れ替えお願いいたします。
後から自分で聴いて「はよ修正せなあかんでえ～」と思っていたのに、出したばっかりでミクロな差し替えするのも……みたいなのが発生していたのは良くなかった。いつも大体そういうアレだ。
新曲は諦めたのかっていうと、まあ、そのうち増えることもあるかも……くらいで期待しておいてくださいな。ここはガックリ吐血ポイントではある。
はあぁ、ともかくようやく、一時的にせよスッキリ。
で、次に何をやるねんという話に。
普通に考えると、DLsiteに出す何らかの作品を確定させてそこに邁進……と、なりますが、1つ「そうではない」何かをCi-en上で挟もうと思っています。
ザックリ言うと何か作ってみるということです。
このサークル、特に動きを限定しようとも思っていないので、その表明のためっていうのもあるのかもしれない。知らんけど。
1週間ジャムみたいなノリでやるつもりなのでフワッとお待ち下さい。フワッと。
さて記事内容が昨日と被っているので、ここで制作小話。
ジャケ絵について。
当人をして「絵師でもないのに何故描こうと思ったのか」。
私の画力を知っている人からは「正気か？！」と思われたという（妄想）ジャケ絵制作の軌跡が今ここに。
まずこれ。サークル結成時に考えていた案を元にした構図。
まあ数年、計画自体が凍結されるわけですが。
「もじがはいるよ♡」じゃあないんだよ。
計画再開。とりあえずの落描き……だったと思われる。
一見意味があるものにすら見えないが、全てが終わった後に見てみると、要素要素は割と採用されている。
最初の案だと複数キャラ描かなくてはいけないのが厳しそうと思い、鍋（というには窯っぽいが）と1キャラにしようと再考した模様。落描きとはいえ鍋がでかすぎなので次の絵で小型化された疑惑。最終的にはまたちょっと大きくなった気がするが。なべなべ。
道路標識のようなものやポール看板のようなものは、この時点で存在している。標識と看板（より正確に言うと看板の文字部分のネオンサイン表現）は、同時期に読んだお絵描き本を読んで取り入れることにしたので、その本がなかったら色々危なかったかもしれない……！
……最終稿ではなくなるんですけどね、ネオンサイン部分。ちからがほしい。
上の方向性を元に、ある程度きちんと「絵」「ラフ」として描いたもの。
闇鍋ということで様々なモチーフを散りばめる方向性ですが、ファンタジー、現代、SFの3つの雰囲気が出るようにと意識しています。これは最近のRPGツクールに合わせて、という側面もあります。
収録楽曲的には、いかにも現代だとか、いかにもSFみたいな曲は少なかったかもしれないですね……心残り。ファンタジーっぽさは十分だったのかと言うと、それも怪しいですが。
ここで一時的に、アイデアからポール看板が外され、ネオンサインで表現される看板の文字部分を左の壁に貼ろう、というようになっていたりします。
上のラフに色を付けたりなんやかんやしたもの。
今見ると鳥居やエアコンも見て取れて変遷が伺えます。
ここまで一貫して「壁に貼られている紙」もありますね。そういえばこれも、上記お絵かき本のネタだったかな……紙も後に不採用に。なんでや。
「画面が狭苦しい！」と思ったので、ワイド画面に拡張した上で調整してみたもの。よく言えば色々試行錯誤している途中。
しかしDLsiteに提出できる画像規格は16:9ではない……そこで上下に帯を付けて誤魔化すことも考える。ここにタイトルなど入れたらＯＫですよね、という。最後はそれも含めてデザインしなきゃだしね。
上の絵をいじったり、その途中でDLsiteの他の作品の絵を改めて確認したりもして、「ううん、まったく駄目だなあ！ どうしたものか！」となること多数。だからなんで描こうと思った。
まあここまでのも決定稿として作っているわけではないし……というわけで別案も考えたりしてみる。
ヴィネット的な方向性で、シンプルにしつつ、背景を大きく使ってファンタジー、現代、SFというような感じを表現しようと考えたもの。
背景が難しそうだなあと思って一旦無かったことにしていたのですが、結果的にこっちの感じを採用することになったと言えそうです。
というわけで、そろそろ決定稿としてやっていこうという雰囲気に。
「easy poser」で自分で用意した3Dを元にして、とりあえず作った舞台のようなもの。たくさん線を引いていますが、体系的に言葉で説明できるレベルの知識とかはありません。明らかにあったら便利だろうというようなアレ。
配置されている立方体も「実際に何か描く時に参考になるように」という理由で、とりあえずセットされているっぽい気が……見切り発車怖い。
よく見ると線はきちんとした角度とかで揃えられていないのですが、そこも多少ズレてるくらいのほうが味になることもあるだろうから、良いだろうと……でも結局、線を参考にしてバランス取る時に苦労しただけの割合が大きかった気がします……。
上の案を元に描いた線画ラフ。やたらカラフル。
単純に色分けしたってのもあったのかもですが、青でラフった後に赤でもう一度上から描いて～みたいなのも一因だと思われる。なんかもう色々メチャクチャなのが分かって良い感じです（何がだ
色ラフ。最終的に省かれた狐のお面や、ロボなどのアイデアも描かれています。曲のほうがついていけなかった感じがあるので、なくなったのは良かったかもしれない。
最終形に近付いてきました。
ここでネオンサインがなくなる。そしてPCっぽい物体の柄……柄？ が、あまりにもテキトーすぎて怖い。標識の文字をPから後に♪に変えたのは良かったかもしれない。
今見ていて思い出しましたが、黒板のところの剣も排除していますね。いやそりゃ細かいところ含めて、描いていくうちに変わってるところなんていくらでもあるわけですが……それが良くなかったのかもしれない。
もうちょっと最終ラフでキッチリカッチリ決めておく心づもりがあったら、最終クオリティが上がったかなあ。
最終形のキャラ以外の様子。そういえば、柱とかプリンとかPCっぽいものとか他にも色々、キャラ描いた後に、最終調整として加えたり整えたりした気もしますね……既に正確な手順は忘却の彼方ですが。
キャラ部分の案。面倒くさがらずにレイヤーを分けたのだけはエライ。
なんでキャラが終盤の工程として残っているかというと、描く自信がなかったからですね！ 他の部分描いているときも「結局キャラ描けなかったら破綻するよな……大丈夫か？！」って思ってるみたいな。
右にいるのはVROID STUDIOで用意した、参考にするための3Dモデルです。私がヘボすぎて全然違う風になってしまいましたが、これを利用しないと、もっとヒドイ絵になったことでしょう。
逆に言うと、easy poser含め、こういった絵に利用可能な3D的なソフトがあると認識していて、触ったこともあったからこそ「キャラ絵を含むジャケット絵を自分で用意してみよう……かな？！」という見切り発車が出来たとも言えます。
無機物はまだマシ、人間を描くのは難しい……今の私にはまだまだ無理ゲー感も感じてしまう。そしてモデルを利用してもキャラデザは出来ないので、「そう、なんかあんな感じ」としか言いようのないデザインの魔女的な何かが爆誕。
そして何故か窯の中に入れられる。まあ棒持ってかき混ぜてるより明らかに楽な構図だからね、仕方ないね。
完成図。帯を全部取っ払うとこんな感じ。
特に変わりはないけど上の方は何も描いていない。
分かる人は分かると思うんですが、「あらゐけいいち」さんの出来損ないみたいな絵という感じがあるようなないような。というか途中でそれに気付いて、検索してでてきたこの絵を確認したりしていましたね。
そして「なんでこれは『こう』なってて、私のは『こう』じゃないんだ」などと嘆息するのであった。
とはいえ、こうして振り返ってみると、少なくとも今の自分の実力で「まあ……こんなものか……」っていう諦めが付くくらいには描いた気はします。そもそも完成するかが怖かった。構図関係とかキャラ（人体）が鬼門だ……3Dソフトに救われたよどっちも。
各種のお絵かき指南本とかにもかなあ～？ 感謝感謝だ～。
……というわけでここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
これはジャケ絵単体の問題でもないのですが、やはりというか、不満というか至らなさというか、そういう気持ちは拭い切れない部分もあるのですが、完成した時の記事でも書いたように精進していくしか無いですな。
うんうん、ある程度はそういうことなのである。
＜終＞
