僕が同人エロゲで一番好きなもの → 背徳的な選択肢(同人エロゲ制作日記140)
自分が同人エロゲに求めていたもの
僕が同人エロゲ開発を始めたキッカケの一つに、背徳的なエロをつくれることがありました。女湯に突撃するとか、家に忍び込んで寝込みを襲うとか……。日常の延長線上にあるエロシーンが好きです。
ですが、いざ自分がエロシーンをつくると、イラストの視覚的なエロに意識が集中して、気づいたら背徳的な要素が消失していることが度々ありました。
今回の記事では、初心を忘れないためにどうしたらいいかを考えてみます。
で、具体的にどんな背徳的表現をするの?
葛藤を使って背徳的な表現をする
プロローグのエロシーンを例にしてみます。
・泥酔したシロをベッドへ運んだ時に、服をはだけさせてしまったシーンのラフ
チラッ。
背徳的であるためには、道徳的に許されない行為だと主人公が認識しているのが前提になります。『純情ショタの初仕事』ではショタの彼からみて背徳的かどうかを基準に考えます。
・ショタの彼
彼は毎日過酷な仕事をこなしているため、女性とほとんど接したことがありません。エッチなことはいけないという知識だけある状態です。上記のシーンで、ショタは湧いた性的な興奮に動揺してしまいます。「彼女の服装を整える」べきだと知っていますが、本能は「ブラを脱がしてみたい」と訴えてきます。主人公は、性欲から生まれた新しい選択肢によって葛藤が生じてしまいます。
性欲に従うか、理性を保つか……。それを決めるのはプレイヤーですが、主人公の気持ちを通すことで背徳的な表現ができると思いました。
ただ、このシーンだけで性欲が目覚めるのは唐突に感じます。直前に性欲の目覚めを予感させる出来事が欲しくなりますね。
そのための微エロシーンだよ。
エロシーンに繋げるためのジャブ
・酒の飲みすぎで身体が火照ってしまったシロは、主人公が隣にいることを忘れ、胸をチラ見させてしまうシーン
ショタは偶然生おっぱいを見てしまい、シロに対して性的な視線を向けてしまいます。加えてシロの無防備さから、エロに対する認識が揺らいでしまいます。え、エッチなことって本当は許されるの……?
この微エロシーンを経由あれば、エロシーンでショタの性欲が目覚めるのは自然になりそうです。
そうだよ、こんなエロシーンがつくりたかったんだよ……!
はやく実機で確かめたいので、プロローグシナリオを書かなきゃ。
---次の作業予定:シナリオを書く