kinako/Fox33工房 2022/01/09 00:27

次回作について

ご無沙汰しております。kinakoです。

更新頻度を上げるはずが、またも半年ぶりの更新となってしまいました。
今回の日記はその言い訳および、次回作の概要となります。

実の所、次回作の製作は一旦破棄されておりました。

と言いますのも、
とりあえず1本出来る事で作ってみようというコンセプトで進めた前作と違い
2作目は必要な技術を身に付けながらやりたい事でゲームを作ろうとした結果
『複数国が共同出資した学校でそれぞれの国の思惑が絡む』等、
物語が肥大化しすぎて消化不能になったり
『邪剣の浸食を抑えながら学園生活を送る』という根幹だった要素が、
先細りするゲーム性で学校という舞台を活かせなかったりと
作業と勉強の平行による製作遅滞も相まって問題は積み重なり、
到底面白いゲームにはならないだろう所まで行きついてしまったのです。

その為去年の夏頃からゲームや世界観の組みなおしを続けていまして、
発表した内容が二転三転するのを避ける為記事も書けずにおりましたが、
ようやく公開出来るレベルに内容が固まりましたので、お知らせいたします。


【次回作のあらすじと概要】
次回作は前作から世界観とメインキャラクターを引き継いでいますが、
物語は前作とは繋がりの薄い単作完結の物となります。

前作での冒険を終え故郷である浮石の国に帰還した二人の元に、
国立学園への入学許可書が同封された王政府からの手紙が届きます。

その手紙には、
霧の国での任務達成の報酬としてマキナに下級貴族の仮爵位を与え、
学園を卒業したのち改めて地位を与える旨が書かれていました。

マキナはこの手紙に従って学園へ行くことにします。
そしてイーリスも、どこか危なっかしいマキナが一人になるのを案じ、
自分も学園に入学する事を決めます。

しかし推薦を受けていないイーリスが学園に入るには
とても高額な入学金が必要で、入学金を捻出する為
イーリスは資産のほとんどを使い果たしてしまいました。

なんとか無事に入学を果たしたイーリスでしたが、
財布はからっぽで教科書代すらおぼつかない赤貧の状態。
イーリスは学園のある街で仕事を探したり、
街の遺跡を探索して資金を稼ぎながら学生生活を送ることになります。

はたして二人は無事に学園を卒業する事が出来るのか!

というのが次回作のあらましです。

前作から続投の3人とオプションなし制服。
学園の制服は着用義務は無く、制服を着てない学生キャラもいます。



・Hシーンに関して
シチュエーションの傾向は前作とだいたい同じで、
女の子がかわいそうであへあへになるやつです。
イベント戦闘で敗北すると発生する凌○Hシーンと
街のイベント等の選択肢次第で発生するHシーンの二種に大別されます。

前者は基本的にそのままゲームオーバーになります。
後者も仲間フラグの消滅などのデメリットを被るものが殆どですので、
敗北Hシーンが存在するボスを倒した時など、
Hシーンを回避した場合に回想解放アイテムが入手できます。

Hな目に遭っても逃げ延びて冒険を続けるのではなく、
『もしここで選択を間違えたりダイスの出目が悪かったら…』
の分岐の先で再起不能になる的な趣向。

大量の出血を伴う暴力や切断等のリョナグロ・スカトロ表現はありませんが、
異種姦やキメセクやボテ腹などハードシチュが多くあります。

サンプルHCG
背景や画面比率などは実際のゲーム画面で表示されるものとは異なります。
性器も影しか描いてなかったり。




【次回作の詳細】
世界観を交えた次回作の詳細です。長文が読みたい方向け。

・学園について
学園は浮石の国の国立教育機関であり研究機関としての側面も持ちます。
その歴史は古く、何度も校舎を移しては教育と研究を行ってきました。

入学には
・高額な入学金を支払う一般入学
・年数回行われる試験で優秀な成績を残す事で入学金を免除される特別入学
・高い地位にある人物の推薦による推薦入学
の3種の手段があり、イーリスは一般入学、マキナは推薦入学となります。

一般入学は裕福な商人の子弟や、一山当てて仕官を狙う傭兵に冒険者。
特別入学は市井の秀才や、特異な魔法の才能を持っている者。
推薦入学は大貴族の縁者などが多いです。

教育形態としては現実の大学に近く、
一般、軍事、魔法の3つの分野に大別される様々な授業が用意されており、
学生は目標に沿った授業を選択して受講する事ができます。

現実と大学と明確に違うのは、
並行する複数の授業を年度の始めに選択するのではなく、
1つの授業を連続して受講する点です。
また受講には担当教員の許可と内容に応じた授業料が必要となります。

そして取得した単位が規定数に達すると晴れて卒業可能となり、
取得した単位に応じて学園から能力証明のお墨付きが与えられます。

一般科の単位を多く取得すれば官僚や学者、
軍事科なら騎士や大貴族お抱えの軍事顧問といった具合に
高い地位につくのに有利であり、
魔法科は貴族間の箔付けとしても特別の位置づけにあります。

入学時から一定期間以内に規定の単位を取得できなかった場合は、
それまで取得した単位は無いものとされ、学園を離れる事になります。
再度入学金を支払ったり再推薦を受ける事で期間を延長できますが、
特別入学の場合は基本的に延長されることはありません。


・ゲーム上の授業
イーリスは1日の始めの行動選択で授業を受講する事ができ、
受講すると1日の自由行動が終了する代わりに授業の進行度が進み、
授業毎の規定進行度に到達すると単位取得となります。
(開発中の為変更の可能性はあります)
また授業は『進行度+1』の表示で全ておしまいとかでは無く、
一定の進行度に達すると授業の内容に応じたイベントが起きたりします。

マキナが選択することになる魔法科の専門的な授業は、
魔法の知識に乏しいイーリスでは受講する事ができません。
ですので授業に関してはイーリス一人で選択、受講することになります。

街の散策やダンジョン探索などの場面では基本的にマキナと同行しています。
逆に他の仲間は必要に応じて合流する形になります。
ゲーム中の資金ステータスはPTではなくイーリス個人の資産の形です。

授業の進行度が上がると
スキルの取得・新たなダンジョンの出現・協力者の確保など
様々な有益な事が起こりますので
古代遺跡の探索や学園でのトラブルの解決の手助けとなります。

『〇日までに卒業できなかったらゲームオーバー』
の様なゲーム的な期間制限は設けませんが、早解きのメリットはあるかも。
ゲームバランスに関してはまだ調整中です。


・街と遺跡に関して
舞台となる学園は、ある街に併設されて存在しています。

元々商業地として栄えていたその街は、
10年ほど昔に古代遺跡が発見された事で更なる発展を遂げます。
たちまち噂を聞きつけた冒険者が集まり、
遺跡の巨大さが明らかになるにつれ探索者と探索の為の施設は日に日に増え、
遂には学園が移転してくるまでなりました。

遺跡から得られる価値ある情報や出土品は高額で取引されます。
富を求めた数多の探索者が遺跡に潜りましたが、
仕掛けられた罠、住み着いた魔物、古代の遺構や戦いの残滓などに阻まれ、
深部に何があるのかは明らかになっていません。

また現在では出土品の管理の観点から遺跡の入り口は街の管理下におかれ、
探索者登録と出土品の確認が義務付けられています。
しかし遺跡の入口は一つでは無いようで、
遺構を利用した盗掘者たちの集落が存在するといった噂もあるようです。


・ゲーム上の遺跡
イーリスは主にこの遺跡の探索で学費を稼ぐこととなります。
遺跡管理所では出土品の換金に加え、
犯罪者や魔物などの賞金首を討伐・報告する事で資金を得る事ができます。
また本作の敗北Hシーンの多くは、この賞金首に関連するイベントです。

ダンジョン内はギミック要素強めのシンボルエンカウント方式。
エリアごとに雰囲気は一変します。


・貴族制度とキャラクター
本作の要素として登場する貴族制度は、古代の時代に端を発したとされます。
以下は作中で一般知識とされる情報です。

作中からおよそ千年前、
今よりずっと高度だった古代の文明は、異世界から悪魔の侵攻を受けます。
特に軍団の長である大悪魔達の力は凄まじく、
古代文明の都市は次々に破壊されて地の底に沈みました。

滅亡に瀕した人類を救ったのは神々の助力でした。
人々は神から教わった魔法を使って戦って、遂に悪魔を打ち倒しました。
大悪魔も封印術と呼ばれる魔法で力を奪われ、各地に封印されます。

しかし文明は大きく衰退してしまいました。辛うじて生き残った人々は、
大悪魔が蘇らぬようそれぞれの封印の地に国を興します。
新たな国の王となったのは大悪魔討伐の立役者である封印術の使い手です。
そして悪魔との戦いで活躍した強力な魔法の使い手達も、
王に倣う形で貴族となっていきました。

悪魔との戦争で活躍した封印術や大魔法は王や貴族の力の象徴です。
血縁によって継承される魔法を恒久的に残し守っていくことが
貴族制度のよりどころとなっています。

帯刀・切捨御免の様な身分による法的特権は世界観として殆どありませんが、
高級官僚などの一部のポストに貴族で無いとつけない場合があるのと、
貴族と非貴族の婚姻は普通認められません。

王や貴族の立場はその後変化し国ごとに異なるものになりましたが、
次回作の舞台となる浮石の国では現在も根強い貴族制度が残っています。

浮石の国は王と貴族による封建制に近い形態となっており、
貴族は王から家名と領地を与えられる代わりに
臣従と従軍、そして大魔法の保護義務を負います。

貴族の家長は家ごとに指定された大魔法の継承者ではなければならず、
もし継承が途絶えて家長になれる人間が居なくなればその家は断絶となり、
家人は貴族では無くなって領地も没収されてしまいます。
また大魔法が流出し、悪用された場合も責任を問われます。

なお封印術も国ごとに異なり、
それぞれの国に封印されている大悪魔への特効魔法としての側面が強いです。
また封印術が派手で周知されているほど王家の権威が強まる傾向があります。

貴族でない人間が新たに貴族となるケースも存在します。
一つは大きな功績を立てたり、
大金を国に収めた人間が下級貴族(名誉貴族)となる場合です。
下級貴族は家名や領地を持たず、子供に爵位が継承される事もありませんが、
貴族でしかつけない地位に付いたり、貴族との婚姻を行う事ができます。

もう一つは新しく開発された魔法が大魔法として国家に認定される場合で、
滅多に起こらないレアケースです。
この場合王家の直轄地を分与する形で領地を得ます。

こうした国に根差す貴族制度は、
次回作に登場する多くのキャラクターの行動原理に関わっています。


【その他雑記】
内容は固まったもののかなり大きなゲームになってしまいそうです。
完成までにはまだ遠く、もの自体が出来てないのに告知もありませんから
体験版が出来るくらいまではまた不定期の更新になると思います。

絵やシナリオも未熟に甘んじる訳にはいかないと色々試しております。

イーリス立ち絵推移。
ちょいちょい描きなおしてます


お待ちいただいている方は申し訳ありません。
良いゲームになるよう全力を尽くしますので、気長にお待ちいただければ幸いです。

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