東方二次小説(第12話)「アイドル天狗はたて」(2)
衣玖さんが向かった小屋の中では。
エロガキ3人が写真集を持ち込んで欲望のままに
オナニー真っ最中だった。
「おおい・・えろいって・・きもち・・うっつ」
「あ。あの~・・よろしいでしょうか?」
部屋の中は明かりもなく薄暗い。
場の雰囲気を理解できなかった衣玖さんが3人組に声をかけた。
「お、おい・・・」
「やばいぞ・・・」
3人組の一人おとなしくて優秀そうな勇気が衣玖さんを脅すかのように
近寄った。ほかの二人も従った。
「あ、あの・・・・」
「きれいなお姉さんダメだよ、勝手に入ってきちゃ」
「僕らはオナニー中だったんだよ・・邪魔されちゃったんじゃないか」
「え?・・あ・あ・・ごめんなさい・・そ、そんなつもりは」
衣玖さんは逃げようとする。
「だめだよにげちゃ。僕たちだってお姉さんにみられちゃったんだから」
「僕たちもお姉さんの恥ずかしいところを見せてもらわなきゃね」
「きゃあっつなにするのよ!」
「きれいなお姉さんのかわいい下着見えちゃった」
3人が同時に笑った。
「子供だと思っていたらとんでもない変態だわ・・しかたない」
人間のしかも子供を攻撃するなどありえないのだが
衣玖さんもこのままでは危険だ。
仕方なく弱い電撃を放って子供たちを気絶させて逃げることにしたのだ
はたては衣玖さんの後を追ってきた
「あの小屋?・・こんなところに小屋があったっけ?」
「ここだここだ、やばいよ・・衣玖さんゴブリンに」
「ここも待ってるわけにいかなかあ」
二匹のゴブリンに狙いをつけてはたてさんも飛び込んだ
「はあはあ…消えた・・さあ衣玖さん逃げて・・・」
「あ、あなたはさっきの・・・ありがとう」
「どうしてここに?文さんのアイデア?」
「違います・・私の念写能力にあなたのピンチが移ったから・・・間に合ってよかった」
「念写?あなたの能力なのね・・ありがとう・・・あなたのことは忘れないから・・・」
衣玖さんは話さねばならいことはたくさんあったが・・いまはここを離れたい
その感情だけで、小屋をあとにした。
{ここ脱出したら射命丸さんにすべて話して対処してもらおう。わたしの電撃で
3人組はすぐには動けないだろうし・・。」
(3につづく)