アルファチャンネル付きグラデ
突然ですが、アルファチャンネル付きのグラデってありますよね。
例えば「完全不透明→完全透明」みたいにアルファの値だけが変化するグラデです。
こいうった画像を自前で作ろうとしたときに罠にはまることがあるので、その注意についてです。
例えば上の図のように一番左が真っ白で、一番右が完全透明みたいなグラデ画像を作るときよくやる間違いはアルファチャンネルで一番左を完全不透明にして一番右を完全透明に、さらにRGBチャンネルの一番左を真っ白に、一番右側が真っ黒になるようなグラデをかけてしまう事です。
これはつまり白から黒へ灰色を経由して変化する次のようなグラデと、
不透明から透明へのグラデを同時にかけているという事ですから、その結果は、画像左では白が完全不透明、中央付近は灰色が半透明合成、画像右では黒が透明というふうになってしまいます。
こういったミスは PhotoShop などのツールを使っていると起こらないと思うのですが、プログラムなどで色の値を直接指定してグラデーションを作成した場合に発生しやすいですね。
本来ARGB指定ならばグラデの範囲を #00FFFFFF ~ #FFFFFFFFにしないといけないのに、#00000000 ~ #FFFFFFFF にしてしまうというミスです。
真っ白の不透明から完全透明に変化させるグラデなら、RGB は常に白のまま(画像全体が真っ白)で、アルファだけを 255 から 0 へ変化させないといけません。
さて、そもそもこんなグラデ画像が必要になることなんてそうそうないと思うのですが、これは何も上の画像のようにあからさまなグラデを生成するときだけの話ではなく、部分的にグラデしているようなエフェクト用画像とか、ドット絵に自力でアンチエイリアスかける場合とかも同様なので気をつけてください。
(アルファで作ったエフェクトがなんか黒い事件がたまにありました……)
閑話休題
全然関係無いどうでもいい話。
毎年夏が終わった頃、台所が謎の濃厚な甘い香りに包まれて、秋の足音というかストンピングを感じていたのですが、ある日ほぼ締め切りのカーテンを開けたら、窓(2F)から数センチの距離に金木犀が咲き乱れておりました。
(この写真を撮ったときにはもう大分散ってました)
ご近所に生えているんだろうなーとは思っていましたが、まさかこんな至近距離だったとは……。
遊びに来た人が「なんで台所でトイレ芳香剤!?」と驚くレベルだった香りもすっかり薄れ、冬が近付いてまいりました。
皆様も風邪など引かれませんよう、お気を付けください。