九条の会 2021/06/02 17:00

Unityのエロゲで作るべきは『雰囲気』

音声:
https://youtu.be/AUSYnaBNllI

[サマー・クリッカー~お姉さんとあまあまえっちな夏休み~]
https://www.dlsite.com/maniax/dlaf/=/t/s/link/work/aid/gamecome3/id/RJ329202.html

先週発売した同人エロゲの中で結構、興味深いものがありまして、それが[サマー・クリッカー~お姉さんとあまあまえっちな夏休み~]ですね。
いま確認したら1700DLで、結構伸びてる印象ですが。

これは要はクリッカーの通り、おさわりぽいゲーム部分にて、マウスクリックや、あるいはおっぱいやキスなんていう同時責めを選択してハートポイントを稼ぎ、お姉ちゃんとの主要なシーンを解放しようって構造のようですが、でもまぁ、私が注目したのは、おさわりの部分で「明るさ」を調整できるって事なんですね。

この明るさというのが、単純にRGB3原色を256色で調整してって事じゃなく、光の放射的な処理がされているという。
何が違うかっていうと、窓から溢れた逆光ぽい明かりの中でお姉ちゃんがシコシコしてくれるっていう、そういう雰囲気になっているんですね。
Unity製なんで、実際に3D的に、お姉ちゃんの向こう側に光源を配置して、で、お姉ちゃんもただ色が明るくなる・暗くなるだけじゃなくて、物体の端の部分の照り返しとかね、そんな処理をしている。

[会社の子はなぜか俺にお尻をばかり向ける]
https://www.dlsite.com/maniax/dlaf/=/t/s/link/work/aid/gamecome3/id/RJ328480.html

先週もう一つ気になったのは、他に[会社の子はなぜか俺にお尻をばかり向ける]ってのがありまして、まぁこれは見ての通り、深夜のオフィス、OLさんがこっちにおケツを向けた状態っていう、大変ぐっと来る情感がある絵面な訳です。
ゲーム的にはここからタイツ破ったり、割と古典的なおさわりなんですけど、まぁこれもUnity製であると。

[まなびや]
https://www.dlsite.com/maniax/dlaf/=/t/s/link/work/aid/gamecome3/id/RJ321839.html

[まなびや]というゲームが1ヶ月少し前に出まして、これはサークルさんの過去作が1500~2000DLなのに対し、この作品だけがまもなく1万DL間近という、つまり明らかにコンセプトが当たったのだ、という作品になっております。
こういう例を軽視してはいけない、何かが眠っているのは間違いないんだからという訳で、で何が良しとされたかというと、FPSみたいな、まぁ弾は撃たないので専門的な用語ではウォークスルーみたいな事になるのかな、そんな視点で夜の学校を歩いて、援交相手を探すよと。

女の子なんかも3Dじゃなく、もう2Dの立ち絵が常にこっち向いてるみたいな表示なんですが、これがあの、昔のBAROQUEっていうゲームぽくて良い、なんて言う人もいるくらいで。
思えばBAROQUEも雰囲気が忘れられないゲームでしたが、それでこの[まなびや]も、雰囲気が淫靡である、えろい、という物が、ヒットの理由として挙げられております。
で、この[まなびや]もUnity製である、とね。


Unityとかまぁ最近はアンリアルエンジンとかは、殆ど世界の最新技術が持ち寄られる場所、ツールであるって風に君臨していて、じゃあUnityやっておけばゲーム制作は間違いないかというと、まぁそれはどうだろう、自分のやりたい事を天秤に掛けたら、”作り易さ”の面ではもっと良いツールがあるかも知れないですよね。
例えばJRPG作るなら、ツクールの方が絶対最適ですし。

Unityで何をするのか、目的を持って取り組めると良いかなと思うんですが、一つ、エロゲ的なラインとしては、そのツールの最新の技術でもって、どんな雰囲気を出すのかっていうのがあるなと思います。

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