そうだ売春経営しよう　ディルミ　紹介

ディルミは完全軍事国家フォルテリオのお姫様でした。
男尊女卑が著しく酷い国家ですが、国王の一人娘なので何の苦労もなく育ってきました。
女と言っても武力は必須という事で小さい頃から武術を習ってきて結構強いです。

フォルテリオの方針は『富国強兵』『弱者淘汰』『勝てば官軍』、力のあるものの為に弱者は生存しているという理念を教育の初期段階から教え込む野蛮国家でもあります。
その為他の国からは完全に危険視され貿易も盛んではありませんでした。

フォルテリオは衰退の一途を進んでいましたが、ディルミや王族貴族は問題を直視する事なく、一時代前の『黄金期』が続いていると信じプライド高く生きていたので、侵略されて売春婦となってもその高潔を信じ孤高を貫いていました。

誰とでも仲良くなるペティにさえ心を許さず頑なに『フォルテリオの姫』を続け、ディルミと共に売春宿に来たラクスにさえただの家来の様な扱いを続けていました。もちろんそんな彼女がいて周りが良い雰囲気になる訳もなく、自然と宿でも孤立していました。

他の姫達は『処女を捧げたから』という自己防衛精神が働いたり『本当は優しい人なんだ』と主人公への嫌悪が徐々に弱まり、愛情や尊敬に変わっている子が多いですが...ディルミは完全に敵対視し隙あらば刺し殺すとまで考えていました...あるイベントまでは...

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