【エルフと暮せば】全体通しのテストプレイに向けて

こんにちは、やさにきです。先週の記事作成はお休みをいただきまして、2週間ぶりの投稿です。それほど長い期間ではないのですが、ずいぶん時間が経ったように感じます。

私はたびたびゲーム制作をパズル作りに喩えてきましたが、現在の進捗を喩えると形の悪かったピースの整形がほぼ終わり、間もなくピースをハメて絵の出来具合を見るところまで来ました。全体通しのテストプレイです。

実際には何をやっていたかというと、過去に書いたテキストやスクリプトの確認、修正をやっていました。2～3ヶ月前に書いたものともなると、内容をだいぶ忘れてたり技術的に遅れていたりするものも少なくありません。

ゲーム開発中に制作ツールをアップデートすると不具合が発生しやすくなるように、制作者のスキルがアップデートされると、昔作ったものとの齟齬が許せなくなって大幅に直しを入れてしまうのです。私自身のアプデは自分の意思で制御できないので、困ったものです。

ベースとなるシステム、シナリオが完成したら、実際に通しプレイしてみてバランス調整を行なうことになります。過去のスクリプトを修正しつつ、食事で得られるステータスなどに細かい修正をかけたのですが、上手くバランスが取れているかどうかは実際にプレイしてみないとなかなかわかりません。私のゲーム制作経験やセンスが乏しいだけかもしれませんが……。

UIの改良

2週間の中で一番時間を割いたのがインターフェイスです。魔法薬を作る画面やアイテムの在庫をチェックするメニュー画面などですね。

先行体験版の段階で「使いづらい」というご意見をいただいていたので、いろいろ思案してデザイン性と使いやすさの両立を目指しました。一番大きく手を加えたのがメインメニュー画面です。詳細は下の動画にて。

左下に設置した「BACK」ボタンでメニュー画面を一発で閉じられるように修正。さらに画像ボタンも作成し、視覚的によりわかりやすくなるように努めました。使いやすさという点ではかなり向上したのではないかと思います。デザインを見直したことで、先行体験版にあった「ヒント」の項目は消失しました。代わりに、基本的な攻略情報を記載したPDFを同梱する予定です。

料理パートも改良。その時点で作れない料理（食材不足、レシピ未発見）を赤字に変更することで、いちいちクリックしなくても料理を作れるかどうか判断できるようになりました。魔法薬にも同様の仕様を反映させています。

UI制作はゲーム開発の経験値がもろに出るなぁ……と日々痛感。実際に作ってみてから、「なぜ最初からこれをやらなかった」と己を責めています。

おっぱいがおっきくなりました

はい。理由をご説明します。

端的に申しますと、私の画力が低いためにおっぱいの大きさが安定しないことが原因です。裸の立ち絵は一番最初に描いたヌードのイラストで、当初ルシアはおっぱいがかなり小さく、それがコンプレックスになっているという設定でした。

が、やさにきが抱える「おっぱい星人」という重篤な疾患のために、エッチシーンのイラストを描くうちにどんどんおっぱいが肥大化していきました。

普通に大きいですね。E～Fくらいはあるのではないでしょうか。

皆様の心がいかに広いといえど、さすがにこの大きさの差は看過しがたく、修正することにした次第です。おっぱいの大きさを気にする描写も少なくなりました。

過去に描いた某イベントエッチシーンのイラストが丸ごと使えないのでボツにし、新しく描き起こすといったこともやっています。最後までイラストの加筆修正作業はついて回りそうです。

回想モードを制作

昨日今日で回想モードの実装に取り組み、先程完成しました。ティラノスクリプトに搭載されているデフォの回想機能は微妙に使い勝手が悪いので、システム構築から自分でやっています。

回想シーンの対象は全部で17種類。エッチシーン数のインフレが進む昨今の同人ゲー界隈と比較するとかなり少ないとは思いますが、竿役1人、ヒロインも1人なので大目に見ていただけると……。

最初にデザインを始めたときは回想シーンのブロックを横向きに配置していたのですが、ちょっと切りが悪いので縦に変更。そしたらなんだか本の背表紙みたいに見えてきて、箔押しをしてみたらなんかいい感じに。

そうしたら、シーンが解放されていることを示す行為のキャプションを背表紙の上に被せてしまうのが惜しくなってしまい……。結果、解放されたシーンは画像の左端のように、背表紙に本みたいなタイトルが出る仕様に変更しました。

漫画の単行本とかも全巻揃えると謎の達成感みたいなのがありますが、それに近いものを感じていただけるのではないかと思います。特定条件を満たすと任意で全解放することもできるので、コンプが面倒だという方もその点はご安心ください。

体験版に関すること

全体通しプレイが済んだら正規の体験版を作ることになりますが、プレイできる範囲を変更しようと思っています。

公開中の先行体験版だと30日までプレイできるようになっていますが、これを15あるいは20日に変更。エッチシーン突入を想定しない日数に変えます。

本作は体験版から製品版へのセーブデータ移行ができないので、あまり長い時間プレイしてまた同じような作業をやり直していただくのもどうなんだろうと思い、日数を短くするつもりです。

私のCi-enをご覧いただいている方ならおそらくご存知かと思いますが、私のゲームはエッチシーンに入るまでの過程が超長いので、体験版を作る際は公開範囲でいつも悩みます。実を申せば『おとなり』のときもかなり悩みました。

エッチシーンがない、あるいはその兆候となるようなイベントすらないエロゲの体験版などあってはならぬというのが個人的な考えです。そこで、体験版限定で「EXモード」を実装しようと考えています。これは日常エッチシーンを一部だけプレイできるようにするもので、タイトル画面からアクセスできます。

……と、2週間溜め込んだネタを長々書き連ねてしまいましたが、ようやく終わりがはっきり見えてきたような気がいたします。引き続き、がんばって参ります。

お気に入り登録していただけますと、励みになります。