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2023年 03月の記事 (10)

霜月ナル 2023/03/17 04:19

神騎プラチネル復讐処刑

超昂大戦より、「神騎プラチネル」です。

神騎プラチネルさん結構好きなんですけど、敗北Hが今まで金奪ってきた相手に復讐されるやつじゃないんですよねぇ……。
ということで自分で生産してみました!

こういう詐欺師とか怪盗とか、色んな人たちに恨まれてそうなタイプのヒロインは滅茶苦茶にしたくなりますね……

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霜月ナル 2023/03/15 01:07

魔法少女リン絶命凌○【リクエスト作品】

前回と同じ方からのリクエストで、これまた前回の作品からの続きです。

アイがゆらぎによって無残に犯し殺され、晒し者にされた日の夜。
リンはメグの指示を無視して、一人で仇を取ろうとし……

といった感じで、リンが返り討ちに遭って滅茶苦茶にされちゃう話です。



 ――アイがゆらぎによって無残に犯し殺された。

 彼女の死体が晒され、街が騒然とした日の夜。
 仲間であり、好敵手でもあった魔法戦士のリンは一人、夜の街を歩いていた。
 上司であるメグは情報操作の為に奔走しており、彼女からは自分が戻るまで一人で戦おうとするなと厳命されていた。
 しかし、リンは仲間であったアイを殺されて大人しくするような少女ではなかった。
 一人で街に潜むゆらぎを探しだし、仇を取ろうとしたのだ。

「アイツが残した報告だと……繁華街の路地裏にいる可能性が高いって」

 街灯や店の照明が明るく照らす表通りとは対照的に、路地裏は少し足を踏み入れただけで暗い闇に包まれている。
 リンは息を呑み、一瞬足を止めるが、すぐにまた路地裏の奥へと進んでいく。

「――やっぱり。アイの魔力が微かに残ってる……これを辿れば」

 普段、変身していない時は魔力を抑えているものの、それでも僅かに魔力が漏れ出してしまう。リンは、今日ならまだアイの魔力の残り香が消えていないと考えたのだ。
 そして、その考えは正しかった。
 メグの言うとおりに大人しく待っていたら、この痕跡は消えてしまっていただろう。
 リンは警戒しながらも痕跡を辿り、路地裏を進む。

「ひっどい臭い……」

 路地裏にはゴミが散乱し、ぽつぽつと浮浪者の姿もあった。
 料理店などが廃棄した生ゴミの腐乱臭が漂い、鼻を突く。正直、ゆらぎの件が無ければ長時間居たくない空間だ。
 嫌な臭いを意識からシャットアウトしつつ、アイの痕跡を辿ることに集中するリン。
 暗い路地裏を月の光が照らすものの、余計に影となった場所の闇が濃くなっている。少し気を緩めれば、その闇からナニかが襲いかかってきそうな程だ。
 ビルとビルの間に出来た路地裏は入り組んでおり、一度入り込んだものを逃がさない迷宮のよう。ゆらぎが隠れるには絶好の場所だ。
 しばらくの間、リンが歩みを進めると狭いはずの路地裏に奇跡的に出来た広場へと辿り着いた。

「ここは……何これ、凄く嫌な感じ……」
「――こんなところでどうしたんだい、お嬢さん?」
「――だれ!?」

 声のした方へと顔を向けると、広場の隅に一人の浮浪者が座っていた。
 みすぼらしい風貌で、きつい悪臭を放っている。
 思わず鼻を塞ごうとするリンだったが、悪臭の中に|あ《・》|る《・》|匂《・》|い《・》があるのに気がついた。
 ――アイの匂いだ。

「……アンタ、私と同じくらいの女の子に会わなかった?」
「うん?……あぁ、そういえば昨日キミと似た雰囲気の女の子を見かけたなぁ」
「そう……で、アンタから下衆の臭いがプンプンするんだけど?」
「おいおい失礼なお嬢さんだなぁ。確かに風呂に入ってな――」
「違うわよ」

 浮浪者の言葉を食い気味に否定すると、リンは魔法戦士へと変身する。
 アイと似ている、赤色を基調としたタイトな魔法戦士のコスチューム。手には杖というより、両刃の剣と言うべき武器が握られている。
 その剣の切っ先を浮浪者へと向ける。

「アンタから臭うのよ。アイを殺したゆらぎのくっさい臭いが……」
「…………ばれちゃあ仕方ない。そう、俺が――」

 浮浪者が立ち上がり、勿体ぶったように話し始めた瞬間、リンは手に持つ剣で彼を真っ二つに両断した。

「――敵を前に悠長に話すなんて、バカじゃないの?」

 想定外にあっさりとした敵の最後に、拍子抜けするリン。
 こんなザコにアイが殺されたのかと思うと、無性に悲しくなる。
 彼女は用は済んだとばかりに、さっさとその場を後にしようとする。
 ――しかし。

『ひでぇなぁ……ちゃんと話させてくれても良いじゃねぇか?』
「――な!?」

 驚いたことに、真っ二つにしたはずの浮浪者が何でもないように喋っている。
 次いで、広場に繋がる複数の通路から何人もの浮浪者が現れる。
 全員、ここまで来る時にすれ違った者達だが、改めてよく見ると全て同じ風貌をしていた。

『こいつらはオレのコピーであり、本体でもある。昨日、あの女を犯し殺してたら力が増してなぁ……こんな事も出来るようになったんだ』
「……ふん、別に全員倒せばいいんでしょ?簡単じゃない」
『そう簡単にいくかな?――いくぞぉ!』

 一斉にゆらぎ達がリンへ襲いかかる。ある者は触手を伸ばし、またある者は目にも留まらぬスピードで飛びかかる。
 リンは触手を最小限の動きで躱しながら剣を振り、斬り払う。飛び込んできた個体には魔力で強化された蹴りを喰らわし、吹き飛ばす。
 しかし、休む間もなく次から次へとまた別のゆらぎ達が襲いかかってくる。

「だぁぁぁ!こいつら数多すぎ!」
『あれ~?さっきまでの威勢はどうしたのかなぁ~?』
「……あ゛ぁ゛?」

 一斉に複数体の敵から同じ声で煽られ、リンのこめかみに青筋が浮かぶ。
 キレた彼女は、魔力を一気に解放し触手や近づいてきたゆらぎ達を吹き飛ばす。

「全員、ぶっとべぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」

 リンを中心に凄まじい炎が噴き出し、夜の闇を照らす天高く立ち上る火柱へと変わり、ゆらぎ達を燃やし尽くしていく。
 数十秒ほどで火柱は消え、あれだけいたゆらぎは全て消滅し、裏広場にはリンだけが立っていた。
 力を全て使い果たしたリンは緊張が途切れ、剣を支えにして片膝を突く。

「はぁ……はぁ……これでアイの仇は――」
『あひゃひゃひゃひゃ!残念だったなぁ!』
「――え?」

 安堵した瞬間、もう聞こえるはずのない最悪な嗤い声が響いた。
 思わずリンが呆けた声を上げると、横っ腹に凄まじい衝撃がはしり、吹き飛ばされてしまう。

「おごぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」

 吹き飛んだリンはビルの壁に激突し、地面に転がり落ちた。次いで、胃の中のものが逆流し、血反吐と共に吐き出される。

「――おげぇぇぇぇぇぇっ!?おごぉっ!ごほっ!」

 肋骨が折れ、激痛が走る。それでもリンは地面を這いつくばり、傍らに落ちた剣へと手を伸ばす。
 もう少しで、手が届く――しかし、その希望はあっさりと砕かれる。

『おっと、ダメだぜ?』
「――ぎゃぁぁあぁぁあぁぁぁぁ!?」

 ゆらぎによって利き腕を思い切り踏み潰されて、骨が完全に砕かれてしまった。あまりの激痛に、あの勝ち気なリンですら悲鳴を上げた。
 あらぬ方向に曲がった自分の腕を見て、絶望の表情を浮かべる。
 さらにゆらぎは、同じようにもう一本の腕も容赦なく踏み潰す。

『おまけでもう一本!』
「あああぁぁぁあああぁぁあぁぁっ!?」

 両手がへし折れ、剣を持つことは出来なくなった。
 魔力を使い果たした上に、両腕が使い物にならなくなったリンには、もはや勝利の可能性は無い。
 あまりの状況にまともな思考が出来ないリンは、ここから逃げだそうと這いずって移動し始めた。あのプライド高いリンとは思えない、無様な姿だった。
 そして広場の入口に近づいた瞬間、両足の太ももに激痛がはしった。

「ひぎぃぃぃ!?」
『ひゃははは!残念、逃げられませ~ん!』

 頭を動かして、足を見ると両太ももに太い触手が突き刺さっていた。両腕だけでなく、両足すらも潰されたのだ。
 そして突き刺さった触手が勢いよく跳ね上がり、その勢いでリンはまた吹き飛ばされ、転げ回る。

「――――っ!?」

 声にならない叫び声が響く。
 地面を転がる度に折れた両腕や貫かれた足等から激痛がはしる。
 ようやく壁にぶつかり止まると、リンは体をピクピクと痙攣させることしか出来なかった。もはや、彼女には逆転の目は存在しなかった。

「あ……う……」
『ひひひ……さぁて、今回の女はどれくらい持つかなぁ?』

 ゆらぎは倒れたリンの手足を触手で掴み、持ち上げる。
 露わになったリンの顔は、白目を剥いて舌をだらんと出しているという無様なものだった。次いで、彼女の股間が緩んだのか、レオタードの隙間から黄色い小便が勢いよく漏れ出す。小便は足を伝い、地面へと落ちて濡らしていく。

『アハハハ!正義の魔法戦士ちゃんが無様に失禁とはな!』

 今のリンには、それで顔を羞恥に染める余裕もない。
 それが面白くないのか、ゆらぎは触手で折れた腕や貫かれた足を刺激する。するとリンが目を見開き、絶叫した。

「――あぎゃぁぁぁぁあぁぁ!?いだい、いだいぃぃぃぃ!?」
『おぉ~いい悲鳴だぜ……だが、まだまだこれからだぞ』

 ゆらぎが成人男性の腕くらい太い触手を何本も出すと、ソレをリンの秘所とアナルにあてがう。触手が集まり、まるで何十年も生きた巨木のようになっている。
 朦朧とした意識でその触手の感覚に気づいたリンは、只でさえ青い顔をさらに青ざめさせてしまう。

「あ……やめっ――」
『そぉれぇ!』
「うぎゃぁぁぁぁぁあぁぁぁあぁああぁ!?」

 一気にリンの秘所とアナルに触手が突っ込まれ、ボゴンッ!と胴体が膨らんだ。股関節は破壊され、2つの穴が完全に破壊された。
 あまりの衝撃に意識が飛んだ。しかし、触手たちが動き出してすぐに意識を取り戻してしまう。

「あぁぁあぁぁっ!?ごわれりゅぅぅぅ!アダジ、ごわれりゅぅぅ!?」

 ゆらぎはリンの無様な叫び声が聞きたいが為に、本来触手から分泌される媚薬を出していなかった。そのため、リンは地獄のような苦しみだけを感じているのだ。
 その叫びを聞いて、ゆらぎは愉快そうに笑った。
 
「――ごろじてやる、ごろじてやる、ごろじてやる、ごろじてやる」

 激痛で意識が何度も飛びながらも、リンはゆらぎを睨み付けて呪詛のような言葉を吐き出し始めた。
 魔法戦士としてのプライドか、はたまた気が狂ってしまったのか。その形相は凄まじいものだった。

『おー怖い怖い……生意気なメス豚にはオシオキが必要だなっ!』

 ゆらぎはリンの形相に身震いしながらも嗤い、触手を動かしてリンの右目へと狙いを定める。
 そして……容赦なく、触手を右目に突き刺した。

「あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!?目がぁぁぁぁぁ!?」

 右目に突き刺さった触手は抉るように動き回る。
 常識外の責めに濁った絶叫を上げるリン。子宮とアナルと右目を蹂躙される苦痛で思考が滅茶苦茶になり、心がへし折れる。
 ――もう自分は、完全に負けたのだと。
 さらにゆらぎは、手足を拘束する触手を動かしてグリグリと何度もねじ曲げる。
 リンは喉が潰れてしまったのか、言葉にならない絶叫を上げる事しか出来ない。
 触手がまだまだ、彼女を蹂躙する。
 レオタードの胸部分を破り、控えめな胸を露わにすると細い触手が乳首に突き刺さり、ニプルファックを始めた。

「んぎぃぃぃぃ!?」

 さらに別の触手は鼻や耳、口等に入り込み、穴という穴を蹂躙していく。
 もはや、彼女が生きているのが不思議なレベルの常軌を逸した責め苦だった。

「あがががががががががっ!?」

 触手によってボロボロになった細い手足がミチミチ……と嫌な音を立てる。
 そして次の瞬間。

 ――ブチィっ!

「びぎゃぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあぁあぁぁああぁぁぁぁ!?」

 手足が引き千切られて、鮮血が噴き出した。
 拘束されていた手足を失っても子宮やアナルを蹂躙する触手によって、その体は支えられていた。手足が無くなったその姿は等身大肉オナホとも言うべき無残なものだった。
 触手が動く度に、グチャグチャに変形する腹部。全ての穴を○す触手の勢いはさらに激しさを増していくが、それに比例して、リンの叫び声は小さくなっていく。

「おっおっおっ……あぎっ、ひぎぃぃぃぃ……」

 彼女の最後に残った微かな意識は、後悔の念に溢れていた。

(なんで……私……ひとりでつっぱしっちゃったんだろ……ごめん、秋俊……)

 そんな懺悔を心の中で思い浮かべた瞬間、触手たちが一斉に射精した。
 消防車の消化ホースのように膨大な量のザーメンが一気に吐き出される。
 リンの腹部が瞬く間に膨らみ、アナルに出されたザーメンが逆流して口から噴き出す。

「おぼぼぼぼぼぼぼぼぉぉぉおぉ!?」

 右目や耳などを蹂躙する触手も射精し、頭の中がザーメンで満たされていく。
 しかし、触手は射精しながらもその動きを止めず、腹を滅茶苦茶にボコボコと突き上げる。
 限界まで膨らんだリンの腹が、ソレに耐えられる訳もなく。

 ――ブチブチ……ブチィっ!

 腹が裂け、触手が飛び出してくる。
 まるでその光景は出来の悪い、エイリアン映画のようだった。
 飛び出した触手を直視したリンは、白目を剥いて絶命した……。

『ありゃ?なんだもう壊れちまったのか……ま、もうちょい遊べるだろ』

 リンの体を破壊し、犯し殺したにも関わらず、未だに満足していないゆらぎは死んだ彼女の体をさらに屍○した。
 体内を触手でグチャグチャに掻き回し、穴という穴を滅茶苦茶にしていく。
 

 ――数時間後。深夜0時を過ぎて、ビルなどの電気は消えて暗闇に包まれた街。
 
 そんな時間に、慌ただしく走る女性の姿があった。
 リンの上司である、メグだ。
 アイの死体を回収したり、警察や市民にゆらぎの事を悟られないため、事件の様々な工作に奔走していた彼女が、宿にしているホテルへ戻るとリンが居なくなっていたのだ。
 すぐに彼女が一人でゆらぎを倒そうとしていることに気がつき、メグは再び街中へと飛び出した。

「あの娘が大人しくして筈がないって解ってたのに……!」

 リンを一人にすべきではなかったと後悔するが、すでに時遅し。とにかく、早く見つけないと――と急ぐメグ。
 やがて、殆どの店の電気が消えて、人もまばらになった繁華街へと辿り着いた。
 すぐにリンの魔力痕跡に気がついたメグはそれを辿る。

「――こっちね!」

 そして、痕跡が路地裏へと続いているのに気がつき、そこへ入ろうとした瞬間。

「そ、そんな……いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 路地裏に入ってすぐのゴミ捨て場に、体が真っ二つに裂け、手足もないリンの死体が捨てられていたのだった……。
 体の至る所にザーメンがぶちまけられており、右目にも白濁液が溜まっている。
 あまりにも無残なその姿に、悲しみと共にゆらぎへの強い憎しみが湧いてくる。

「許さない……絶対に許さない……必ず、殺してあげるから待ってなさい……!」

 鬼神と呼ばれたメグは、全力を以て彼女達の仇を取ると誓うのであった……。

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霜月ナル 2023/03/10 00:59

続々・洗脳悪堕ちヒロインを正気に戻す力を得た代償として(以下略)【TS変身ヒロイン編】

続々・洗脳悪堕ちヒロインを正気に戻す力を得た代償として永遠に洗脳悪堕ちヒロインを正気に戻し続ける事になった男の話【TS変身ヒロイン編】を投稿しました!

こちらにも本文をアップしたかったのですが……文字数がまた増えてしまい恐らくここだと入りきらないので、投稿サイトのリンクを貼らせていただきます。

感想お待ちしております!

pixiv
ハーメルン
ノクターンノベルズ


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霜月ナル 2023/03/02 08:14

魔法少女アイ触手凌○【リクエスト作品】

リクエスト作品となります。



 日が沈み、闇が濃くなっていく。
 繁華街は街灯や電飾で明るく彩られ、放課後に遊ぶ学生や仕事終わりの大人達で賑い始める。
 一見平和なこの街で近頃、凄惨な事件が多発していた。

 ――若い女性を標的にした猟奇的な強○殺人。

 何者かによって女性が無残にも犯し殺される事件。
 報道ではぼかされているが、死体は全身が精液に塗れ、腹は妊娠したように膨らんだ状態という見るも無惨な姿だったという。
 警察は捜査を進めているものの、あまりにも常識外な現象が多く、遅々として進まない状態が続いている。
 そんな事件が起きている中、暗い路地裏を歩く少女がいた。
 華奢だが、均整の取れた体つき。艶やかな黒い短髪と強い意志を感じさせる眼。
 纏う雰囲気から彼女が只者ではない事がはっきりとわかるほど。

 ――彼女の名は『アイ』
 
 人を襲う妖魔『ゆらぎ』を討伐するために、異界から派遣された魔法戦士だ。
 本来彼女は隣町に住んでいるのだが、今回の事件を聞いてゆらぎが関係していると考えてこの街にやってきた。
 仲間であるリンとメグは別件で手が離せなかったため、街に来たのはアイだけだ。一人で戦うなど無謀に思えるが、彼女は様々な戦いを経験した優秀な魔法戦士。
 大抵のゆらぎは彼女一人で充分なのだ。
 ――とはいえ、心配する秋俊によって毎日の定時報告を義務づけられたが。
 そして、街に来てから数日。被害者の行動や事件が起きた現場などを調査した結果、この路地裏周辺にゆらぎの住処があると解った。
 
「――やっぱり。この辺り一帯にゆらぎの気配を感じる」

 足を止め、周りを見渡すアイ。
 表通りから入り組んだ道を歩き奥まで進むと、人の気配を全く感じなくなった。例え此処で悲鳴を上げたとしても誰一人気がつかないだろう。
 少し臭いを嗅ぐと、消し切れていない精臭が鼻をつく。間違いなく此処で被害者達がゆらぎに襲われたのだ。
 女性達はゆらぎによって此処に引きずり込まれ、凄惨な凌○を受け死亡。そしてゆらぎは死体を表通りにほど近い場所のゴミ捨て場へ捨てた。
 まるで使い物にならなくなった玩具を捨てるように。
 
「……最低」

 嫌悪感を顔に浮かべ吐き捨てるアイ。すると、背後からカラン……と物が転がる音が響いた。
 ハッとして振り返るアイだったが、其処には何もいない。気のせいか、と思った次の瞬間――

「!?」

 突如、振り向いたアイの背後から何本もの触手が飛び出てきた。
 不意を突かれたアイはその場から飛び退いて辛うじて触手を躱す。そしてすかさず、戦闘態勢に移行。

「翼竜装纏!」

 瞬時にアイの姿が青い魔法戦士へと変わっていく。
 ぴったりと体に張り付いたコスチューム。後頭部に大きな赤いリボンが結ばれ、手に鋭い刃のついた槍のような杖を握る。
 変身を終えたアイは杖を振るい、襲いかかる触手を切り裂いていく。

「はぁぁぁぁぁ!」

 切り裂かれた触手から血が噴き出し、辺りを紅く染める。大量の触手はあっという間に斬り落とされた。
 アイは油断なく触手が現れた暗闇を睨み付ける。

「流石は魔法戦士……簡単にはいかねぇか」

 暗闇からのそのそと浮浪者が現れる。着ている服はボロボロで悪臭が鼻をつく。恐らくは、元々この辺りを根城にしていたホームレス。
 だからこそここなら誰も助けに来ないことを理解していたのだろう。

「お前が事件の元凶か」
「ひひ、そうだ……オレがあのクソアマ達を犯し殺してやったんだ。あんな奴ら死んで当然なのさ!」

 男はホームレスになる前は一流企業で働くエリートだった。出世コースに乗り順風満帆な人生が待っていたはずが、痴○冤罪によって全てが変わった。
 会社はクビになり、付き合っていた彼女に振られ親からも縁を切られた。
 何もかも失った男はホームレスとなり、ゴミ箱を漁り残版を探す日々。そんなある日、路地裏で座り込んでいると通りがかった女子高生が話しているのが耳に入った。

『前に、痴○だー!って叫んで無関係のヤツ晒したんだけどチョー面白かったわー!』
『うわやばー!バレないのそれ?』
『バレないバレない。私みたいなカワイイ女がそれっぽく演技したらみーんな、男の方が悪者だって思い込むから!』

 ギャハハと笑う女子高生達。
 それを聞いた男はハッとして女子高生の顔を見た。――間違いなく、男を痴○冤罪に陥れた少女だった。
 男の中から沸々と怒りと憎しみが湧いてくる。
 それに呼応するように路地裏の暗闇からナニかが流れ出し、男の中に入り込んでいく。

 ――こうして男はゆらぎと化し、女子高生を引きずり込んで犯し殺した。
 そして、その時の快感と清々しさを忘れられず、似たような素行の悪い女子学生をターゲットに強○殺人を繰り返したのだった。
 それを聞いたアイは興味のない表情を浮かべている。仲間がいないか判断するため、彼女にしては珍しく敵の話を黙って聞いてみたが、無駄な時間を過ごしただけだった。

「……戯れ言は終わった?なら、さっさと殺す」
「これだから女は……お前もオレの触手で犯し殺してやるよ!」

 男の姿が瞬く間に体から触手を何本も生やした異形へと変貌し、アイへ襲いかかる。
 男の触手は先程よりも太く、力も強くなっていた。それでもアイは杖を振い、紙を斬るように触手を切り裂く。
 しかし、どれだけ斬っても触手の数が減らない。どうやら男には強力な再生能力があるようだった。しかも知能の高さ故か、触手がアイの死角を突くよう縦横無尽に動く。

「クソッ!?ウザい!」

 いくら魔法戦士といえど体力は有限だ。このままではジリ貧だと考えたアイは一気に片を付けると決めて、魔力を最大限に高める。
 凄まじい衝撃波がアイを中心に放たれ、群がっていた触手が吹き飛ばされる。男も思わず顔を腕で庇った。
 アイはその隙を逃さずに飛び上がり、刃を男の脳天めがけて振り下す。

「死ねぇぇぇぇぇぇっ!」

 隙だらけの男には到底避けることの出来ない一撃。男の体は真っ二つになる……はずだった。

「――なっ!?」
「へへへ……残念だったなぁ!」

 男の背中から伸びた触手がもう一対の腕のように動き、アイの杖を白羽取りしていた。あまりの光景にアイの意識に一瞬の空白が生まれてしまった。
 そして次の瞬間、太い触手がアイの無防備な腹を思い切り突き上げた。

「おぼぉぉぉぉぉぉっ!?」

 3トントラックがスピードを乗せてぶつかるほどの衝撃が、アイの腹一点にぶち込まれた。常人ならば腹が吹き飛んで上下バラバラになるほどの衝撃。
 魔法戦士の強化された肉体だからこそ耐えられた。いや、耐えられてしまった
 アイは吹き飛んで地面を転がり、壁にぶつかる。
 体を震わせながら手を伸ばし、立ち上がろうとするが口から吐瀉物と血が混ざった物を吐き出してしまう。

「おげぇぇぇぇぇぇっ!?――ゴホッ、ゴホッ!」

 息をするだけで激痛が走る。それを強い精神力で押さえつけ、杖を支えにゆっくりと立ち上がる。
 足はガタガタと震え、視界も霞んでいる。辛うじて意識を保っている状態でまともに戦えるはずがない。
 ――それでもアイは諦めない。秋俊と仲間が待つ場所へ必ず帰るために。

「あぁぁあぁぁぁ!」

 なけなしの魔力を引き出し、男へ突撃するアイ。
 しかし、そんな捨て身の攻撃が通用するはずもなく。触手によってあっさりと杖がはたき落とされ、四肢を拘束されてしまった。

「つーかまえた!」
「クソっ、この汚い触手を放せぇぇぇ!」

 触手から逃れようと体を動かすアイだったがビクともしない。無様に藻掻くその姿は、まるで蜘蛛の巣に囚われた蝶のようでもあった。
 男はそんな足掻きを煩わしく感じたのか、アイの四肢を拘束する触手に力を込めた。

「――あぎゃぁぁぁあぁあぁああぁあぁ!?」

 ボキンッ!と嫌な音が響き、彼女の手足はあらぬ方向へ捻じ曲げられた。
 今まで感じたことのない激痛が走り、叫ぶアイ。男はその様子が楽しいのか、さらにぐりん!と四肢を曲げる。

「あ”あ”あ”あ”ぁ!?」

 操り人形のように壊れた四肢が動かされる度に、アイは白目を剥いてビクビクと体を痙攣させている。あまりの痛みで股間が緩んだのか黄色い小便が垂れ流され始めた。
 ――アイは完全に敗北した。
 男はニヤニヤと気持ち悪い笑みを浮かべながら、アイの体に触手を這わせていく。コスチュームの胸部分を破き、控えめな胸を露わにする。

「カワイイおっぱいだなぁ。たまにはこんなのも良い」
「あ……さ、触るなぁ」

 触手が胸を揉み、乳首を刺激する。
 快楽を感じるものの、それよりも激痛の方が強くてかき消されてしまう。
 足を掴んでいる触手が、むりやり股を開かせてコスチュームの股間部分をずらして秘所をさらけ出す。
 失禁の影響でむわぁとアンモニア臭が漂う股間に、アイの太ももより一回り大きい太い触手が触れる。
 そのあまりにも太い触手を見たアイの顔が青ざめる。今までにもゆらぎに犯されたことはあるが、ここまでモノは初めてだった。こんなモノが入れられたらどうなってしまうのか?最悪な未来が脳裏をよぎる。

「や、やめろ!そんなモノ入れたら――」
「そんなこと言われたら余計に入れたくなるぜぇ!――おらぁ!」
「――おごぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」
 
 ボコンっ!と凄まじい勢いで極太触手が濡れていない秘所へ無理矢理挿入された。
 触手はあっという間に子宮口をこじ開け、底を突いて引き延ばし、アイの胸まで押し込まれてしまった。
 彼女の胴体にはボコォ!と極太触手の形が浮かび上がっている。

「あ……あぁ……おおぉぉ」
「ははは!コレでも生きてるなんて魔法戦士ってのは凄いなぁ!でも、まだまだこれからだ!」
「あぎぃ!?」

 極太触手がピストン運動を始め、何度も出し入れされる。その度に激痛が走り、アイの胴体もグロテスクに変形を繰り返す。
 魔法戦士が故に、死ぬことが出来ないのは果たして幸福なのか……。
 激痛で気絶することも出来ない。

「あがぁ!おごぉぉぉぉぉ!ぎゃひぃぃぃぃぃ!」

 美少女のものとは思えない、汚い悲鳴が路地裏に響き渡る。
 だが、地獄はまだ終りではない。
 何本もの触手が、アイの尻に近づいていく。余裕のない彼女はそれに気がつかない。
 そして、触手達は容赦なくアナルへと入り込んでいく。

「あひぃぃぃぃぃ!?おひぃりぃだみぇぇぇぇぇ!?」

 狭いアナルをこじ開けて○す触手たち。子宮へ挿入されている極太触手よりもずっと細いとはいえ、それでも成人男性のチンポと同じくらい太い。そんなモノが何本も入っているのだ。尋常じゃない苦しみがアイを襲う。
 ――しかし次の瞬間、アイの様子が変わった。

「あへぇ?――いぐぅぅぅぅぅぅ!?」

 痛みが引いていき、今度は凄まじい快楽が流れてくる。まるで激痛が快楽に変換されたようだった。
 ――実は男の操る触手から分泌される先走り汁などの粘液は強力な媚薬なのだ。それがアイの子宮と直腸から吸収され、痛みを快楽に変換し始めたのだった。
 痛みと快楽が混ざり合い、アイの思考がグチャグチャになっていく。

「あへぇぇぇぇ!?ひぎぃぃぃぃ!?ごわれりゅ、わたしごわれりゅぅぅぅぅ!?」

 白目を剥いて嬌声と悲鳴を上げるアイ。そんな彼女にさらなる絶望が襲いかかる。
 子宮を蹂躙する極太触手がピストンするだけでなく、まるでドリルのように回転し始めたのだ。
 ナカが掻き回され、子宮が捻じられる感覚。本来なら発狂するような激痛が、全て快楽へと変換されていく。

「おびょぉぉぉぉぉぉ!?ナカかきまぜにゃいでぇぇぇ!?オマンコねじりギレぢゃうぅぅぅぅ!」
 
 さらに、アナルに入った触手たちがさらに奥へと突き進んでいく。何本もの触手が腸を駆け上り、極太触手で盛り上がった胴体に腸の形がさらに浮き上がる。
 この状態で生きているのが不思議なレベルだ。これもまた快楽に変換され、アイを絶頂地獄へと落としていく。
 そして、駆け上った触手が胃、食道、喉を通り――遂に口から飛び出してしまった。

「んぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」
「どうだ、触手貫通の味はよぉ!おらぁ、一緒にザーメンも喰らいな!」
 
 男がそう言うと、触手が一斉に射精する。
 口から飛び出した触手がザーメンを噴き出し、アイがザーメン噴水のオブジェのようになっていた。
 同時に連続絶頂を迎えたアイは、股間から潮が噴き出す。

「もう、ひゃべてぇぇぇ!?ゆるひてくだひゃいぃぃぃぃ!」

 アイは触手が飛び出た口でくぐもった声を出し、男に無様な許しを請う。
 もはや、普段のクールさは消え失せてしまい、誇り高き魔法戦士の面影も無くなっていた。彼女の仲間達が見たら、驚くほどに今のアイは無様だった。
 そして、極太触手がビクンビクンと震え始める。――射精の前兆だ。
 それに気がついたアイは、只でさえ青い顔をさらに青ざめさせる。

「だみぇぇぇぇぇぇ!?――お”」

 瞬間、爆発したように極太触手からザーメンが大量放出された。
 只でさえ、拡張されている子宮がボゴン!と妊娠したかのように膨れ上がる。だが、射精はまだまだ終わらない。

「おおおおおおぉおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」
 
 ガスボンベで膨らむ風船のようにどんどんザーメンで腹が膨らんでいく。
 アイの口からは泡が吹き出し、病的な痙攣が始まった。
 やがて腹が臨月のように膨らみ、それでも射精が止まらず子宮が限界を迎える。

――ブチンッ!

「あ”へぇ!?」

 嫌な音がアイの体内で響いた。――子宮が耐えきれずに破裂した音だ。
 アイの目がぐりん!と裏返り、短い悲鳴を上げると体から力が抜ける。少しの間体がピクピクと震えていたものの、やがてそれも止まる。

――気高き魔法戦士、アイはザーメン詰めにされて無様に死んだ。

「さすがに死んじまったかぁ~!まだシタり無いからよ、もうちょっとオナホにさせてもらうぜ?」

 息絶えたアイを見て嗤う男は、彼女が死んだにもかかわらず、未だ治まらない性欲を満たすために触手を再度動かし始めたのだった……。



 
 ――翌日早朝。

 毎日の定時連絡が無いことに焦った秋俊から、リンとメグに連絡があった。
 ちょうど別件のゆらぎ討伐を終えた二人は、そのままアイがゆらぎ討伐へと向かった街に急行したのだが……。


 

「――なによ、これ」
「そんな、こんなことって……」

 朝霞の浮かぶ街に到着した二人が見たものは、繁華街の広場に設置されたオブジェの鉄杭に股間から突き刺さった、アイの無残な死体だった……。
 彼女の穴という穴からザーメンが漏れ出ており、腹は臨月を迎えたようにザーメンで膨らんでいる。
 手足は何度もねじ曲げたのか、千切れそうになっている。
 そしていつもクールで無表情だった可憐な顔は、絶望に染まっていた……。
 
 既に広場には人が集まっており、アイの死体は何十、何百もの人に晒されてしまった。
 人々は彼女がどんな存在か知らなかったが、魔法少女のようなコスチュームから猟奇殺人事件の犯人と敵対する存在なのだろうと何となくの予想はついた。
 そんな存在があまりにも無残な最後を遂げた。
 街の人々は、もはや希望は失われたと絶望するしかなかった……。



 ――その後、リンとメグがゆらぎを討伐しアイの仇討ちを果たせたのか?
 それはまた別のお話……。

 


あの魔法少女アイを滅茶苦茶にしてほしい!といった感じの内容だったので筆がのり、おまけで触手ドリルしてみました。
敗北までの流れは指定が無かったので、それっぽく書いてみましたがどうでしょう?
あと何か続く感じに書いてしまいましたが、続きを書く予定は今の所無いので、各自妄想で補って頂けると助かります(笑)

去年、ちょっと復活した魔法少女アイですが、新作……とは言わずもリメイク出してほしいですねぇ。
流石にもう20年以上前の作品ですし……。

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霜月ナル 2023/03/02 01:56

リクエスト受付開始のお知らせ

いつもお世話になっております。霜月ナルです。

この度、3月1日からpixivにてリクエスト受付を開始しました。

https://www.pixiv.net/request/send?creatorUserId=41848834&currentPlanId=107624

出来る限り頂いたリクエストは受け付けたいですが、本業や自作品の執筆などもあるため、全てを受け付ける事は出来ない可能性があります。

ウルトラウーマン作品の場合は、出来れば今後書く予定のありそうなシチュエーションは避けて頂けると助かります。(原作の敗北IF等)

執筆したリクエスト作品は依頼者から非公開のお願いがない限り、こちらにも全体公開で掲載する予定です。

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