チェーンライド 2018/05/08 17:01

チェーンライド【6】~【10】

【6】

 新井のキスの愛撫が一通り終わる頃には、緋冴の呼吸もどうにか整っていた。
 それを確認して、新井が次の質問を繰り出す。
「さて、次の質問だ。正直に答えろよ?」
「はい、ご主人様」
 激しいディープキスで、羞恥心が薄れたのか、無理矢理覚え込まされた返事を素直に返す緋冴。
 だが、その素直さも次の質問を聞くまでだった。
「オナニーをしているか?」
 いきなりそんな事を聞かれるとは思わなかった。オナニーという行為がある事自体は知っている。中学生の頃密かに話題になった。恐る恐る試してみようとした事もあったが、どうすればいいのかわからず未遂に終わっている。
 そんな恥ずかしい思い出が緋冴の頭の中に湧き上がり、全身が真っ赤になるのではないかというほどの羞恥を感じた。
「どうした? 答えろ」
 答えろと言われても、そんな恥ずかしい事を答えられるはずがない。
「フン、よっぽど俺に犯してもらいたいみたいだな?」
 そう言って新井は、緋冴の一番弱いところをついてくる。
 緋冴の中に破瓜の恐怖感が再び訪れる。こんな屈辱的な質問に答えなければならないのだ。
「……してません……」
 絞り出すように、聞き取れるかどうかくらいの小さな声で、緋冴はどうにか答えた。
「じゃあ、イッた事がないんだな?」
 いやらしい質問を次々と投げかけられ、緋冴の顔はまた羞恥と屈辱でくしゃくしゃになる。それでもどうにか、うなずいてみせた。
「ちゃんと口で答えろと言ってるだろう?」
 新井はそう言って、未だとがっている乳首をぎゅっとつまんだ。
「ひっ!」
 緋冴は悲鳴をあげ、ビクッと全身を痙攣させた。
「ホラ、言わんとどんどん痛くなるぞ?」
 新井はつまんでいる乳首を引っ張り上げた。
「イ、イタい、ヤメてください……言いますから、言いますからぁ」
 激しい痛みに耐えかね、緋冴は続けて屈辱的なセリフを口にする。
「わ、私は……い、イッた事がありません……イヤぁ……」
 緋冴の言葉に満足し、新井は緋冴の乳首を解放してやった。
「キスも教えてやったんだ、ついでにイく事も教えてやろう」
 新井の持論として、処女を調教する時は最初に徹底的な快楽を与えてやるというのがある。アクメを覚え快楽の虜になってしまえばそれから逃れられる女は少ない。ましてや経験のない処女なら生まれたてのひよこと同様に、調教師が与えてくれる快楽が自分のすべてになってしまうのだ。
 新井はそろそろ頃合いだとみて、それまで手をつけなかったパンティに手をかけた。
「イヤぁっ! ヤメてぇっ! それは脱がさないでぇっ!」
 一番恐れていた事が現実に迫ってきて、緋冴は泣き叫びながら必死に足をばたつかしたりして抵抗を試みる。
「おまえは俺のチンポを見ただろう? だから俺もおまえのオマンコを見る権利がある」
 へ理屈とすら言えない理屈を並び立てて、新井は緋冴の足を押さえつけて、一気にパンティを引き降ろした。
「イヤぁっ!」
 断末魔のように緋冴の悲鳴が響いた。
 そんなモノなど耳に入らないような真剣な表情で、新井は緋冴最後の秘所をまじまじと見つめる。
 程よく肉付いているヴィーナスの丘には、ようやく生えそろった感のある恥毛が小判型に薄く茂っている。
 だが、新井は自分の本当の感想とは正反対の事を口にする。
「フン、かわいい顔してるわりにすごいはえっぷりだな、見てるこっちの方がはずかしくなってくるぞ」
 悪魔のささやきに、緋冴はもう悲鳴をあげる事もなく、泣きながらイヤイヤを続けている。
「さて、中身の方はどうなってるかな?」
 夢にまでみた美少女の、誰にも晒した事のない秘苑をついに暴く事ができるのだ。新井は生唾をゴクリと飲み干して、マクラを緋冴の腰の下に敷いて、脚を片方ずつ折り曲げて縛りあげた。そして、その縄尻をベットの脚に括り付けると、緋冴は大股開きの状態から一切足を閉じる事ができなくなった。
「見ないで……見ないで……」
 緋冴はしゃくりあげながら弱々しく哀願している。
 そんな美少女のあられもない姿を見下ろし、新井は激しく興奮している。大股開きにされていても、男を知らない緋冴の美苑は、ピッチリととじあわさっている。その下に視線を落とすと、セピア色の菊座が小さなつぼみを咲かせていた。
「緋冴のオマンコもケツの穴も丸見えだぞ」
 新井はわざと卑猥な言葉を使って、緋冴に必要以上の屈辱を与えてプライドをもぎ取ろうとする。
 その緋冴は時々鳴咽をもらす以外は、しくしくとしゃくりあげているだけだった。
「じゃあ、どんなに汚いオマンコか一応確認しておかないとな」
 新井ははやる気持ちとは裏腹なことを言って、両手を緋冴の肉門に添えて、ゆっくりと開いた。
 その瞬間、ピクンと緋冴が痙攣したが、もう何も言わない。ただただ泣き続けている。
 恥辱の沈む緋冴をよそに、新井は露呈した緋冴の美苑に感嘆の声をあげる。
「おお……」
 鮮烈なショッキングピンクの粘膜がキラキラと輝いている。汚れをしらないとはまさにこと事だろう。と、少しだが濡れているようだ。多分キスのときに分泌されたのだろう。
「何だ濡れているじゃないか? キスだけでこんなベチョベチョになるなんて、おまえ淫乱じゃないのか?」
 新井は執拗に緋冴を貶める。人間としてのプライドを打ち砕き、奴○である事を認識させるためだ。
 しかし、何を言われても、緋冴はしくしくと泣くだけで反応しない。
 一切の思考力がなくなっているようだ。そんな時の方が、味わうエクスタシーは強く印象度は高い。今イク事を覚えさせる事ができれば、今後の調教は楽になるだろう。
「よし、緋冴、イカせてやるから、たっぷり味わえ」
 新井はそう言って、包皮に覆われた肉芽をクルリとむき出し、微妙なタッチでくすぐりはじめた。
 途端、ビクン、ビクンと緋冴の太股が痙攣をはじめる。
「どうだ、どんな気持ちだ」
 クリトリスへのやさしい愛撫を続けながら新井は緋冴に尋ねた。しかし、答えは返ってこない。
 しかし、辛抱強く肉芽をいじり続けると、小さな喘ぎ声が緋冴の口から漏れ出した。
「ああん……イヤぁ……」
 ――ああ、何なの? この感じ……
 せりあがってくる初めての感覚に、緋冴は戸惑いをおぼえる。
 緋冴の気持ちとシンクロするように、秘苑から愛液が溢れ出してきた。意外なほど多い量に新井は驚きつつも、順調に感じている緋冴に更なる快楽を与えようと、粘膜にそっと中指を挿入した。続いて、肉芽を口に含み、舌先でコロコロと転がし始める。
「ああっだめぇ!」
 生まれて初めて異物を挿入され、緋冴は恥辱にわななく。が、それも一瞬で、再び快感の波に溺れ始めた。
「どうだ、気持ちイイだろう?」
 愛撫を続ける新井に聞かれ、明らかに先ほどとは変化している緋冴がうわごとのように答える。
「……ああん、わかりません……ああん、イヤん……」
 その感覚が気持ちイイかどうかはまだよくわからないが、ずっと浸っていたい誘惑にかられてそれから逃げ出せない。
 そんな緋冴を見て新井は本格的にイカせるべく、中指のピッチをあげ、クリトリスをきつく吸い上げる。
「ああ……イヤ……あん……だめぇ」
 ひっきりなしに喘ぐ緋冴は、その感覚を自分から求め出すように、遠慮がちに腰を動かし始めた。
 その様子を見て新井はほくそえむ。
 ――こいつ、きっちりし込めばド淫乱のスケベマゾ奴○になるぞ。
 そうなれば、将来的に緋冴を使って商売が出来るかもしれない。
 新井がそんなことを思っているうちに、緋冴の喘ぎ声のトーンが変わってきた。そろそろ絶頂を迎える合図だ。
「ああん、ダメぇ……ああ、イイ……」
「イクのか? いいぞ、イクんだ!」
 だんだん自分が自分でなくなる感じがしてきて、新井の声もどこか遠くから聞こえる感じがする。そして、せり上がってくる妖しい感覚にすべて身を委ねてしまう。
「ああっ! もうダメぇっ!」
 緋冴は大きく叫んでビクンビクンと全身を痙攣させ、生まれて初めて経験する絶頂感を味わっている。
 一方の新井は自分の中指をきゅうっと締め付けている秘苑の収縮力に、名器の予感を抱いていた。
 そして、中指を抜き、荒い息をしながら余韻に浸っている緋冴にキスをすると、さっそく緋冴が舌をぬるっと絡めてきた。
 まるで恋人同士のような熱いディープキスにしばらくふけった新井は、もっととねだるような緋冴の舌を振り切ってキスを終えると、また緋冴に質問を浴びせる。
「どうだった? 気持ちよかったか?」
 未だ余韻に浸っている緋冴は、はずかしげにうなずいた。
「何度言ったら判る? ちゃんと口で言え!」
 新井に叱咤され、緋冴はゆっくりと口を開く。
「ああ……はい、気持ちよかったです……」
 素直に気持ちよさを認めた緋冴に絶頂時の質問もする新井。
「そうか、最後はどんな感じだった?」
「はい……何か自分が自分じゃない感じがして……最後はもう……」
 うまく説明しきれない緋冴だが、初めてイった感覚を克明に説明しろという方がどだい無理な話だ。
「最後の感覚は覚えているか?」
「……はい」
「その感覚がイクと言う事だ! これからはイク時はちゃんとイクと言ってからイクんだぞ?」
「はい、ご主人様」
 もう、新井に逆らう事が出来なくなったのか、緋冴は従順に奴○のセリフを口にした。
「よし、素直になった褒美にまたイカせてやる」
 新井はうれしそうにそう言って、また緋冴の股間へと移動した。

 【7】

「あうん……イヤ、ダメぇ……イクぅ、またイッちゃう!」
 緋冴は都合五度目のアクメを迎えている。すっかりイク事を覚え、新井の責めを甘受している。多分もう一切の思考は停止しているに違いない。
 今なら一気に純潔を散らす事も可能だろう。だが新井は思いとどまった。処女を守るという切り札はこれからの調教でも、役に立つはずだ。
 新井はふと時間が気になり、腕時計に視線を落とす。
 ――二時か。
 初日だから張り切ってしまったが、そろそろ今日の分は終わりにしておいた方が無難である。これからまだ十日以上も調教を続けるのだから、一日無理して後日にツケをまわすようなムチャはしたくない。
 と、張った気が緩んでしまったのか、尿意をもよおした。未だ余韻に浸っている緋冴をベットに括ったまま、新井は一人トイレに立った。
 そして、ふと気づく。自分と同じ時間、緋冴も排尿はしていないはずだ。自分と同じくそろそろ尿意をもよおすはずだろう。
 新井は勢いよく排尿を開始すると、歪んだ笑みを浮かべ、今日最後の調教は緋冴の排尿ショーにすると決めた。
 用を足し終えると新井は台所に備え付けてある料理用のステンレスボウルを取り出して、調教部屋に戻る。
 部屋に戻るとさすがに余韻からさめたのだろう、緋冴があられもない格好で縛り付けられているのが恥ずかしくなってモジモジと不自由に身体を動かしている。
「もう……解いてください……」
 緋冴の哀願に新井はお願いの仕方を教える。
「俺はおまえの何だ? 主人だろう。奴○が主人にモノを頼む時はそれなりの礼儀があるだろう」
 新井の言葉に緋冴は自分なりに考えた奴○の言葉を口にする。
「ご主人様、どうか縄を解いてください、お願いします」
 たった数時間の調教でここまで馴致出来た事に新井は喜びを隠せない。新井は奴○のお願いを聞いてやり、大股開きを強要している縄をベットの脚から解いてやった。
 緋冴は思わずほっとしたため息を一つついた。だが、まだ緋冴に安息は訪れない。
「礼はどうした?」
 新井の言葉に緋冴は慌ててベットの上に正座して深々と頭を下げた。
「あ、ありがとうございました、ご主人様」
 こんなことで新井の機嫌を損ねるのは損だと気づいたようである。
「フン、こんなことは普通言われないでもやれないとダメなんだぞ?」
「はい、すみません、ご主人様」
 もう羞恥と恥辱の極限を体験してしまったような気がして、このくらいは抵抗なく口にできる心境に緋冴はなっていた。
 だが、すぐにそれ以上の恥辱が待っているのだ。
「緋冴、最後に一つおまえのショーを見せてもらって今日の調教を終わりしようと思う」
 それが何かわからないが、この地獄がとりあえず終わると聞かされ、緋冴は安堵のため息を漏らす。
「緋冴、今日最後にションベンしたのはいつ頃だ?」
 新井の問いかけにふと記憶をたぐる。たぶん、テニスの練習を終えた後にいったのが最後だから午後四時くらい……
 緋冴の返答がないのもお構い無しで、新井は話を続ける。
「今は午前二時だ。もう何時間ためこんでいるんだ?」
 単純計算で十時間は用を足していない事になる。
 今まではそれどころじゃない辱めを受けていたので、そんな事を気にする余裕もなかったが、一旦それを気にしてしまうと尿意をもよおしても当然である。例外なく、緋冴も尿意をもよおした。しかも、かなり押し迫った感覚が押し寄せ、あと何分もガマンできるか自信がない。とにかく首輪をはずし、縄を解いてもらってトイレにいかなければならない。
 緋冴はこれまで口にした奴○の会話を思い出し、主人である新井にお願いする。
「ご主人様、トイレに行かせてください、お願いします」
 だが、新井は緋冴のお願いをきいてそれに答える。
「いいだろう、しかし、奴○の分際で主人と同じトイレを使わせるわけにはイカンな」
 新井は悪意に満ちた笑みをこぼし、手にしていたステンレスボウルを床においた。
「これがおまえのトイレだ、さ、思う存分ションベンでもクソでもするがいい」
 あまりの話に緋冴は愕然とした。まさかトイレに行かせてもらえないとは思わなかったからだ。
「お願いします、ちゃんとしたトイレに行かせてください……」
 緋冴の哀願に、新井は取り合わない。
「何を言うか、これがおまえのちゃんとしたトイレだと言っただろう」
「そんなぁ……」
 今にも泣き出しそうな顔になる緋冴を、尿意は確実に彼女を追いつめていく。
「どうした? こっちにきてトイレをまたげ」
 新井は緋冴の首輪につながるクサリを引っ張り、強引に緋冴をベットの上から引き摺り下ろした。
「ああっ、イタい……」
 首輪が食い込み、その痛さに耐えかねて、新井が引っ張るままにベットを降りてステンレスボウルが置いてあるところまで歩いてきた。
「ああ、お願いです……トイレに、トイレに行かせてぇ」
 かなり切羽詰まってきたのだろう。緋冴の哀願に悲痛な叫びが混じり始めた。だが、ボウルを跨いでしゃがむ様子はない。
「フン、どうしてもここでは出来ないって訳か。だがおまえのトイレはこれ以外にはない。もしこのトイレにしないでそこで漏らしたりしたら、おまえの舌で掃除してもらうぞ」
 新井の冷酷な言葉も緋冴の耳には届かなくなってきていた。猛烈な尿意が緋冴の全神経を支配し始めているのだ。
 ――ああ、もうダメ……でも、出来ない……
 尿意の限界が迫っているが、新井に排泄する姿を晒すのは耐えられない。だが、いつまでもガマンし続ける事は不可能だ。極限まで尿意に追いつめられて、緋冴の頭の中で何かがはじけた。
「イヤぁ、もうイヤぁっ!」
 緋冴はそう叫んで、咄嗟にステンレスボウルを跨ぐと、聖水口から黄金の聖水がほとばしり始めた。
「フン、とうとう漏らしやがったか、このメス犬が」
 新井はそう罵りながら、緋冴の正面に回って、恥辱の排泄シーンを眺める。
 勢いのある聖水をステンレスボウルは受け止め、妖しい金属音が室内にコダマする。
 その音を打ち消すように、緋冴は錯乱状態になって叫び続ける。
「見ないで、見ないでぇ」
 やがて聖水の勢いが弱まり、ポタポタと滴るような感じになった。
 緋冴はもう言葉を発しないで、シクシクとしゃくりあげているだけになっている。
「ずいぶんとため込んでやがったな」
 聖水の海が形成されているステンレスボウルを見て、新井は呟いた。
 ――これで、奴○としての自覚がでてくるはずだろう。
 確かに、緋冴の中で人間としてのプライドがまた一つ打ち砕かれていた。
「よし、今日の調教は終わりだ。調教が終わった時に奴○は礼を言うんだ」
 新井が奴○の言葉を強要しようとしたが、緋冴は未だ放心状態で反応しない。
 それを見て新井は緋冴の首輪についているクサリを引っ張り正気づかせる。緋冴の首に痛みが走り、小さな悲鳴をあげる。
「あうっ……」
 緋冴の反応を確認して、新井はもう一度言葉を強要する。
「調教していただいてありがとうございました。と、言うんだ」
 もう、何も考えられない緋冴は、新井に教えられたまま言葉を口にする。
「調教していただいて……ありがとうございました……」
 だが、屈辱の調教はまだ始まったばかりなのだった。

 【8】

 二日目、合宿の方は午後の自由練習に付き合う必要がない。テニス部部長に夕方まで外出すると伝え、新井は緋冴を監禁してある貸し別荘へと向かった。
 貸し別荘に着き、はやる気持ちを抑えながら調教部屋の扉を開けると、全裸で後ろ手に括られたままの緋冴が行儀良くベットの上に正座していた。昨日着ていた服は全部取り上げられ、屈辱の格好で一日をすごしたのだ。
 その緋冴は新井の姿を確認すると、視線を下に落として、その表情を長い黒髪で隠した。
「どうした? 主人がやってきたんだ。奴○の方から挨拶するのが当然だろう?」
 しかし、新井の言葉に緋冴は答えない。一日たって、かなり正気が戻ってきたのだろう。
「フン、ションベンまで漏らしやがった女が今ごろ何気取ってやがる」
 昨日の新井の前でさせられた排泄を思い出すと、緋冴は激しくイヤイヤをした。
「ああ……イヤぁ……」
 ここにいる限り、新井の淫猥な要求に応えていかなければならない事実が緋冴の心を引き裂いた。
「もう一回だけ言うぞ? 挨拶はどうした?」
 新井の冷酷な言葉に緋冴はとうとう奴○の挨拶を口にする。
「どうか……調教してください……」
「フン、一日も早く立派なメス奴○になれるよう、どうか調教してください、ご主人様。だ! 言ってみろ!」
 少しずつ卑猥な言葉が増えてゆくセリフ。緋冴はあきらめたように教えられたセリフを口にする。
「……一日も早く、リッパなメ、メス奴○になれるよう……どうか……調教してください……ご主人様……ああ、もう許してぇ……」
 わずか一日で、素直に奴○のセリフを口にするようになった緋冴に満足する新井。
「よし……まずは昨日の復習だ」
 新井はそう言って、緋冴のあごを抱えて顔をあげさせると、唇を奪い取る。
「んん……」
 緋冴は抵抗もせず、進入してきた新井の舌を受け入れた。くなくなと緋冴の口を○す新井の舌に応じて、緋冴も舌を絡めてくる。唾液を送り込まれれば、従順にそれを嚥下した。
 ――すっかりキスの味を覚えやがったな。
 新井は気の済むまで甘美な緋冴の口を吸い尽くしてようやく唇を離した。
「どうだ? 主人の唾は美味かったか?」
 新井の質問に、緋冴はかろうじてうなずいた。だが、新井はそれで許したりしない。
「おまえは本当に物覚えの悪いバカだな! 主人の質問には必ず口で答えろ!」
 新井にそう怒鳴られ、緋冴はすくみ上がりながらキスの感想を述べる。
「は、はい……とても美味しかったです……」
 憎むべき凌○者の唾など、美味しいはずがない。だが、今の緋冴にはそう答える以外に道はないのだ。
「次はこっちの復習だ」
 新井はそう言って、緋冴をベットに押し倒した。そして、緋冴の太股を大きく割って、秘裂を露呈させる。
 昨日はあれだけ激しく抵抗したのに、緋冴は秘苑を晒す淫らなポーズを取らされても、さほど抵抗しない。昨日散々その部分を弄ばれただけでなく、排泄を見られたショックが緋冴の心に諦念を生んでいたのだ。
 新井は鮮やかなピンク色を誇る粘膜を目いっぱい露呈させると、いきなりしゃぶりついた。
「ああっ……痛っ……」
 昨日は十分濡れていたが、今日はまだなので、刺激が強いのだ。だが、新井はそんな事お構いなしに、舌を粘膜の奥に差し込み、右手で敏感な肉芽をぐりぐりとくじいた。
「ああん……だめぇ……」
 緋冴は程なく、喘ぎ声を発し始めた。昨日、新井によって何度もイカされた記憶が蘇り、その時味わった快美感を求め始めているのだ。
 新井はそんな緋冴の反応に好相を崩しながら、美苑に深々と舌を差し入れクリトリスを優しく念入りに愛撫する。
「ああん……イイ……ああっ、イヤぁ……」
 もうまもなく緋冴が絶頂を迎えるような反応をしている。新井は愛撫のピッチをあげた。
「ああ……もうダメ……ああん、ダメぇ……ううん、イクぅ……」
 緋冴は全身を硬直させて、新井に教えられた絶頂を迎えた時の言葉を口にした。

 新井は念入りに緋冴の秘苑に愛撫を続け、緋冴は三度の絶頂を迎えた。もちろん、本格的なモノではないが、処女の緋冴の理性を消失させるには十分だった。
「そんなに気持ちよかったか?」
 新井は三度目の絶頂を迎えたばかりの緋冴を問いただす。
「はい……」
 呼吸が荒い緋冴だったが、命令されていた通りちゃんと口で質問に答えた。
「主人に気持ち良くしてもらって、幸せだろう?」
「はい……ご主人様……はあ……」
 快美感の余韻に包まれている緋冴は、恥ずかしげもなくそんなセリフを口にした。
「奴○のおまえは主人にどんな事をしてもらった?」
 余韻が醒めつつある緋冴に、質問を与える新井。
「……き、気持ちよくしてもらいました……」
 緋冴はためらいもなく本心を述べた。前日に五度、今日もすでに三度イカされただけに、理性は消し飛んで快美感に支配されているのだ。
「それはよかった……だが、俺はおまえのションベンくさいオマンコをなめただけで、全然気持ちよくない」
 新井はそう言って、今日のメイン調教を持ち出そうとする。
「主人の俺が気持ちよくないのに、奴○のおまえばかりが気持ちいいのは、不公平だな?」
「……はい……ご主人様」
「だから今度は俺がおまえに気持ちよくしてもらうのは当然だな?」
 また何かいやらしい事を要求されるのだと思った途端、緋冴の心から快美感の余韻は吹き飛び、不安が広がった。
「どうした? 返事をしろ! 当然だろう?」
 新井に求められ、緋冴は慌てて返事をする。
「は、はい、当然です……」
「よし、では俺がおまえのオマンコをなめたように、おまえにも俺のチンポをしゃぶってもらう」
 自分の想像を超えた淫靡な要求に、緋冴は激しく拒否する。
「イ、イヤです、そんなこと絶対イヤですっ!」
 予想していた答えだけに、新井は用意していた次のセリフを口にする。
「そうか、イヤか。では、俺は気持ち良くなるために、おまえのココを使うしかないな」
 そう言って、新井は緋冴の秘苑に力を入れて中指を潜り込ませた。
「イヤぁっ!……痛……痛ぁいっ!」
 それまでの優しい愛撫とは全然違い、強引に粘膜を攪拌する新井の中指に、緋冴は悲鳴をあげた。
 新井は力を緩めず、叫び続ける緋冴の粘膜に過剰な刺激を与えて、再び問いただす。
「俺のチンポをしゃぶるのか? オマンコされたいのか? どっちだ?」
 秘苑を襲う激痛に耐えかね、緋冴は新井の質問に即答する。
「しますぅ……しますからぁ、ああっ、もうヤメてぇっ!」
「します? どっちだ? しゃぶるのか? オマンコか?」
「お、おしゃぶりしますぅ……ああ、助けてぇ……」 
 緋冴の答えを聞き、新井は最後にぐいっと中指を深々と突き刺してから引き抜いた。その指は緋冴の分泌した淫液がべっとりと付着していてテラテラと光っている。
「フン、だったらはじめからすると返事をしろ。おかげでおまえの臭くて汚い汁が指に染み付いたぞ!」
「すいません……ご主人様ぁ」
 緋冴は錯乱している中、本能的な自己防衛のため媚びたセリフを口にした。

 【9】

 緋冴は後ろ手に括られていた縄を解かれて、ベットに腰掛けて股を開いている新井の前に正座させられた。新井のそりかえった凶棒に対峙させられ、緋冴は心底恐怖した。昨日から何度も目にはしたが、ここまで近づいて見たのは初めてだったからだ。
 ――ああ、こんなのって……
 初体験はイタイという話を、中学の頃聞いた事がある。そして実際、さっき新井の中指に荒々しく犯された時には、激痛が走った。もし、こんなので犯されてしまったらと思うと、緋冴は気が遠くなりそうな恐怖を抱いた。
 そんな緋冴の心境が手に取るようにわかる新井は、緋冴を見下ろしホンモノの奴○を見るような感じで問い掛ける。
「緋冴はフェラチオのやり方を知っているか?」
「……し、知りません……」
 卑猥な質問に、緋冴は羞恥で真っ赤になりながらも素直に答えた。何度も口で答えろと叱咤された上に、新井の一物に絶望的な恐怖感を抱いている今、新井の機嫌を損ねるような真似はできないのだ。
「そうか、じゃあ、イチから教えてやる。ただし、一度でちゃんと覚えろ! いいな?」
「は、はい、ご主人様」
 ――さっきの荒治療が思ったより効いているな。
 新井は、素直に返事をする緋冴を見て、順調に馴致が進んでいる事を実感した。
「まずはする前に、奴○は主人に奉仕できる喜びを現さなければいけない」
「はい……」
「ご奉仕させていただきます。と言え」
 新井の命令に素直に従う緋冴。
「ご、ご奉仕させていただきます……」
「右手をチンポの竿に、左手はキンタマの袋を包み込むように手をかけろ!」
 緋冴は歯が噛み合わないくらいに震えながら、どうにか左手を玉袋に、右手に剛棒の竿の部分に手を添えた。
「ああっ……」
 生まれて初めて触る男性器の体温が伝わって、汚辱感が緋冴を貫く。
「よし、次は舌でチンポの先をぺろぺろと舐めるんだ!」
 少女の初めてのフェラチオに、新井は爆発しそうな期待感を押さえつけて冷酷に命令した。
 緋冴はかわいげなピンクの舌先を出して、新井の亀頭を舐めようと試みるが、どうしても嫌悪感が勝って実行に移せない。
「くうっ……こんなのできない……」
 処女の緋冴は、性器に対して生殖器官というより排泄器官というイメージ強く持っているので、そんな汚いモノを舐めるなど、到底出来かねるのだ。
「出来ないならオマンコにぶち込むまでだ」
 新井の一言で嫌悪感と恐怖感が逆転した。
 ついに緋冴は、恐る恐る剛棒の先に舌を差し出し、どうにかひと舐めした。
 途端、いやな生臭さが舌先に広がり、行為が中断してしまう。
「どうした? 続けろ」
 緋冴のやわらかな舌の感触に、とろけそうな快美感に貫かれたが、新井はそれをおくびにも出さず、冷酷に命令した。
「ああ……イヤぁ」
 新井の命令を受け、緋冴は恐怖と汚辱にまみれながら、ペロペロと舌を新井のペニスに這わせ始めた。
 当然稚拙な愛撫だ。肉の快感はそれほどでもない。だが、処女で汚れを知らない少女にそれをさせているという心の快感はたとえようもない。更なる快感を求め、新井は緋冴に命令する。
「どうした? 竿は上下にしごけ! 左手はゆるゆるとキンタマをさすれ!」
 緋冴はそれを受け、遠慮がちに右手をシコシコと動かしはじめ、左手は優しいタッチで玉袋を愛撫し始めた。舌の方も続けてペロペロと亀頭に刺激を与え続けている。
 しばらくそんな緋冴の奉仕が続くと、剛棒の鈴口から、カウパー氏腺液があふれてきた。
「緋冴、主人の汁がでてきたんだ、ありがたく舐めてすくい取れ」
 だんだん、フェラチオという行為に慣れ、嫌悪感が薄れてきた緋冴は、従順にそれを舌ですくいとる。
「ああん……」
 これまでよりも生臭い味が口腔に広がるが、緋冴は鈴口をペロペロと舐め続ける。
「いいぞ……今度は竿全体を舐めろ! くびれてるところを重点的にだ」
 緋冴はためらいもなく新井の命令を聞き入れ、かり首のあたりを舐めさする。
「どうだ、主人のチンポはうまいだろう?」
 新井の質問に、真っ赤になりながら緋冴は答える。
「……はい……お、おいしいですぅ……」
 うまいはずなどないものをおいしいと口にしなければならない屈辱に緋冴はわななくが、可憐なピンクの舌をまがまがしい凶棒に這わせ、手では淫らな愛撫を続けている。
「よし、いいぞ。そこだ、そこをもっと強く擦り付けろ!」
「ああん……ああん……」
 新井に命じられるまま、これまでよりも舌に力を入れて、雁首を強く舐めさする。だんだんと頭の中が霞だして、当初あった激烈な嫌悪感も薄れてきているのだ。
 それからしばらく、緋冴に屈辱の奉仕を続けさせると、新井は次のステップに進めさせるために命令する。
「舐めるのはもういいぞ。これからが本番だ。咥えろ」
 肉棒を舐めることに対しての嫌悪感はすっかり消え失せ、屈辱の奉仕を続けていた緋冴だが、咥えるとなると、また別の嫌悪感が湧き上がる。奉仕を中断し、哀願の表情で新井を見上げる。
「どうした?」
 言葉短めに新井は催促した。後に続く言葉はもう緋冴の心にしっかり刻まれているから言う必要などない。
 新井の催促に緋冴は見つめていた新井の視線を外し、静かに目を閉じる。
 ――ああ、やるしかないのよ……
 そう自分に言い聞かせた。ここにいる限り、新井の要求に応えなければ純潔を散らされる運命なのだ。
 再び目を開け、緋冴はかわいらしい唇を凌○者の肉棒に寄せて、キスをする。
「ううん……」
 緋冴は声を漏らしながら、唇を大きく開き、新井の亀頭を口に含んだ。だが、舐めていたときとは比べ物にならないくらいの生臭さと淫臭が口の中に広がり、緋冴の嫌悪感は増した。
 だが、新井は容赦ない。
「もっと奥まで咥えるんだ!」
 命じられ、緋冴は限界まで口を開き、淫棒を口腔の奥まで招き入れる。だが、それでも長大な新井の一物の半分程度しか咥え込む事ができない。
「どうした? それだけじゃ全然気持ち良くないぞ。吸い付いて締め付けろ、舌も使うんだ!」
 言われるまま、肉棒を吸い上げ、舌をチロチロと絡ませる。
「おお……いいぞ、その調子だ」
 新井は初めて快楽を口にして、緋冴を誉めた。
 それが別に嬉しかったわけではないが、緋冴は舐めていたときと同様、行為に没頭しはじめる。
「そうだ、唇をもっと締め付けて、上下に動かせ」
 新井の命令通り、きゅっと唇に力を入れ、上下に動かしてみせる緋冴。その中では舌を休みなく動かす。嫌悪感が再び消え失せ、命じられたまま奉仕を続ける。
 ややしばらく緋冴の奴○奉仕が続いたが、まだまだ男の性感を追いつめるまでにはならない。初めてなのだから、当然と言えば当然だ。
「フン、へたくそだな」
 新井はそう言って、緋冴の頭を抱え込んだ。そして、強引に緋冴の喉奥まで突き立て始めた。
「んぐぅ……」
 緋冴は苦しそうに喘ぐが、新井の責めは止まらない。本格的なイラマチオになって、新井は赴くままに、腰を動かし快楽をむさぼる。
 緋冴の方は苦しげに眉をたわめ、顔を離そうとするが新井にがっちりつかまれているので、それはかなわない。結局、喉奥まで突き立てられる苦痛に耐えるしかないのだ。
「うう…ぐぅ…んぁ」
緋冴のくぐもった喘ぎは新井のなによりの快楽になる。肉の快感も増してきた。
「うぉ…お、おう、いいぞ! 緋冴っ!」
新井のピッチが速まる。まもなく噴射が始まる。
「イクぞっ! イクぞっ……こぼすなよっ! 全部飲めっ!」
 刹那。緋冴の喉奥に熱いほとばしりが直撃した。
「んぅ! かはっ!」
 緋冴はそれまで以上に苦しげにうめきながら、呼吸困難に陥りそうになる。それを避けるため、緋冴は必死に粘液を嚥下してゆく。
「そうだ、飲めっ、主人からのプレゼントだ!」
 新井もこれまで見せたことのない興奮ぶりだ。噴射中も、容赦なく突き立てて快楽をむさぼる。
「んんぅ……うぅん……」
 緋冴はようやく勢いが収まってきたザーメンをどうにか嚥下しきれそうだ。安堵のまじった鼻息がもれている。
 新井は噴射を完全に終え、硬さがなくなりつつある肉棒を、ゆっくりと緋冴の口から引き抜いた。
「はあっ……あぁ……んはぁ……」
 ようやく呼吸が自由になり、緋冴は酸素を求め大きく荒い呼吸をしている。新井は最後の仕上げだとばかりに、苦しげな緋冴を見つめ、質問する。
「どうだ? 主人のミルクはうまかったか?」
 呼吸に全神経を奪われている緋冴は答えない。
「どうした? ちゃんと返事をしろっ!」
 緋冴は新井に恫喝され、弱々しい哀願の表情を向けながら、どうにか口を開く。
「は……い……」
「最高のご馳走をいただき、ありがとうございました。だ!」
 要求された淫猥なセリフを緋冴は口にする。
「さ、最高のご、ご馳走をいただき……あ、ありがとうございましたぁ……」
 緋冴はセリフだけでなく、恥ずかしげに頭を下げ、お礼の動作を行う。それがうれしくて、新井は心底満足した笑顔になりながら、ダメを押した。
「そうだ、主人には常に感謝の気持ちを持て! わかったか?」
「ああっ……はい、ご主人さまぁ……」
 緋冴は恥辱と屈辱にまみれながら返事をした。

 だが、緋冴は知らない。辱めには極限がないことを。

 【10】

「今日も緋冴がリッパなメス奴○になれるよう……調教してください、ご主人様」
 調教部屋に現れた新井を見るなり、畠山緋冴はためらいもなく奴○のセリフを口にした。その姿は奴○らしく素っ裸で厳しく緊縛されている。初日に衣服を奪われて以来、一度も服をきていない。
 緋冴の奴○調教は五日目を迎え、緋冴はすっかり従順になっていた。公約通りに処女が守られているという安堵感と、徹底的にアクメを教え込まれ普通の人間としての理性が消失していたせいだった。もちろん、それはセックスで得られる絶対的な絶頂ではなかったが、処女の緋冴の理性を奪い取るのには十分すぎるほどだった。
「よし、それじゃあ奴○が主人にまず何をしたらいいか判るな?」
 新井はすっかり緋冴を本物の奴○扱いにしていた。その清純さゆえある程度の抵抗を予想していたが、すっかり馴致された緋冴を見ると元々彼女には高いマゾの素質があったのだと感じる。
 このままあと二日くらいかけ念入りに調教してから処女を奪い取り、残りの一週間で肉交の快楽を徹底的に叩き込めば、完全な肉奴○として、緋冴は生まれ変わるはずだ。
 その証拠に、緋冴は明確な命令もされず、ベットに腰掛けている新井の足元に移動して、きちんと正座する。そして、再び、屈辱的な奴○のセリフを口にする。
「ご主人様、ご奉仕させていただきます……」
 緋冴のセリフを満足げに聞き遂げると、新井は緋冴の戒めを解く。手が自由になった緋冴は開放感でほっと一息ついた。
 そして、緋冴は新井のビキニパンツにその自由になった手をのばし、ゆっくりとビキニパンツを引き降ろしはじめた。強引に教え込まれ何度も行ってきた動作だが、やはり緋冴の顔は羞恥で真っ赤になっている。
 そして、ビキニパンツを新井のすねの部分まで引き降ろし終わると、ゆっくりと顔をあげ、凶悪な肉棒と対峙した。
「ああっ……」
 新井のもう反り返っている肉棒に、いまだ恐怖感があるのだろうか、畏敬が含まれている吐息を漏らす。だが、緋冴はそれでも行為を中断せず、その剛棒に手を添える。
 そして、美しい顔を肉棒に寄せ、恥ずかしげにピンク色の舌を差し出し、ペロペロと先端部を舐め始めた。
 三日前から、もう数え切れないほど新井の肉棒を舐めしゃぶらされたのだ。もはや緋冴には嫌悪感も抵抗感も全く残っていないように見える。
「どうだ?」
 新井が問うと、緋冴は添えていた右手で肉棒の竿を上下に擦りたてながら答える。
「おいしいです……ああ」
 媚びのあるセリフを口にして、緋冴は一物を舐めくすぐると新井が喜ぶ部分を重点的に舌をはわせる。
 しばらく緋冴の舌での愛撫が続くと、肉棒の先端に先汁があふれ出てきた。緋冴はそれを確認すると、雁首あたりを這わしていた舌先をそのまま先端部に持っていき、ペロペロと先汁をすくいとった。
 新井はより強い刺激がほしくなり、緋冴に命令する。
「よし、もういいぞ、しゃぶれ」
 丹念に鈴口を舐めさすっていた緋冴は、命令を合図に、可愛らしい唇を大きく開き、いきり立つ一物を口に含み込む。
「んふぅ……んぁ……」
 緋冴は剛棒を口いっぱいにほおばると、くちゅくちゅと舌で竿や雁首を愛撫しはじめる。一方、右手は前にもまして強く竿をしごきたて、左手は玉袋をゆるゆると撫で摩る。
「んふぅ……んん……」
 しきりにかわいげな鼻息をもらしながら、緋冴は奉仕に没頭する。
「おぅ……い、いいぞ、緋冴!」
 一方新井も湧き上がる肉の快感に緋冴の奉仕を誉める。初めてフェラチオを強要したのが三日前だというのに、もう自分の性感を追いつめるにまで成長していると思うと、快感が倍増した。
 緋冴は新井のペニスを強く吸い上げ、新井が感じる雁首のウラあたりを強く舌で刺激する。
「い、いいぞ、そこだ」
 新井が感じているのがうれしいのだろうか、緋冴はピッチをあげた。
「おう……出るぞ、緋冴、出るぞっ」
 新井は追いつめられ、もう射精がガマンしきれなくなると、緋冴の顔を押さえつけ、とどめのイラマチオを開始する。
「んんぅ!」
 緋冴は一瞬苦しげな声を発しながらも、これから飛び込んでくるであろう熱い粘液を受け止める準備をする。
「おおぅ、緋冴、イクぞっ!」
 新井はそう絶頂の言葉を口にして、緋冴の喉奥を直撃するよう噴射を開始した。だが、もう緋冴もそれをどう対処すればいいか知っている。
 溢れ出さんばかりのザーメンを、緋冴は苦しげに眉をたわめながら射精の呼吸に合わせ、ごくっごくっと喉をならしながら必死に飲みくだしてゆく。
 新井の発作が終わっても緋冴の奉仕はまだ終わらない。縮みかけている新井の一物を咥えたまま、くちゅくちゅと舌を動かし、必死に残りカスをからめとる。新井に射精後の後始末を教え込まされたのだ。
 まだ、ザーメンの味には嘔吐感を催すが、緋冴は必死に舌を使って舐め清めた。
「よし、いいぞ、緋冴」
 主人の許しがでると、緋冴はようやく肉棒から口を離す。さすがに苦しかったのだろう、緋冴は一つ大きな呼吸をした。後はご馳走してくれた主人に礼を言うだけだ。上品に手をついて、緋冴は頭を下げる。
「ミルク、ごちそうさまでした、ご主人様……」
 これほどの美少女をここまで調教出来た事に、新井は隠しても隠し切れない喜びが表情に現れる。
「緋冴、おまえもすっかり俺のチンポが好きになったな」
 緋冴は従順に答える。
「はい……ご主人様……」
 一連の奴○奉仕を、緋冴は三日間で従順にこなせるまで調教されてしまった。
 ――もう、ダメなんだわ……私……
 わずかに残っている理性にも諦念がわいてきて、だんだんどうでもよくなってくる。確かに処女は守られているが、もうそんなものにどれほどの価値がのこされているのだろうか。
 これほど淫靡な調教を施され、屈辱の奴○奉仕にも馴らされて、とても自分が純潔を守っているとは思えなかった。
 緋冴が悲しみに浸っていようが、新井は容赦ない。麻縄を持ち出してきた。
 自分を縛る気なのだろう。だが、抵抗する気力もない。それどころか、これから始まる新井の責めを無意識に期待している自分がいる。
 緋冴はこの時、完全に自分の運命を諦めた……はずだった。

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