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NyaoNyao Feb/17/2022 15:46

【VR】手のインタラクションについて

久々にXR紳士のための技術記事です。
まあ今回は、アセット紹介がメイン。

結論から言いますと、力学的に(結構)自然なインタラクションのためには、

「コントローラー操作」なら
Hurricane VR

「ハンドトラッキング操作」なら
HPTK Posing & Snapping

を使いましょう。

以下、その有用性を解説していきます。

どう自然なのか

SteamVR Pluginに標準の手のインタラクションには、
(挙動的に恐らく)
VirtualCoupling法を用いた制御によって、
トラッキング位置の座標代入による絶対的な移動ではなく、
力によるトラッキング位置への追従が使われています。

現実の手は容易に軽々と動かせても、映像内の手はしっかり壁や机等に引っかかってくれるという訳ですね。

抵抗をシミュレーションし、現実にフィードバックを返せない環境下(じゃなくても?)において、
没入感の基礎となる仕組みだと個人的に考えています。

私の最新作のヒプノティストにも、SteamVR Pluginのインタラクションシステムを用いました。
https://twitter.com/NyaoNyao333/status/1485891422637404160?s=20&t=Ic9s7d7VwYdMTHx4BlvRVA
現実の手の位置は体に貫通する位置にあるのに対し、映像内では貫通しなかったりする訳です。

ですが、問題点が。
Quest単体動作用に作ろうとなると、OculusIntegrationを使わなければならないのが(今のところ)通例ですが、そちらの手のインタラクションについては、トラッキング位置の座標を映像内の手に直接代入する形での追従となっています。

せっかくPuppetmaster等で関節の可動域や質量を設定したアバターの体に干渉するうえでも、自分の手の質量は実質という形になってしまい、相手側をどんなに重くしても軽く押し込めてしまうわけですね。
ハンドトラッキングについても、標準のモノについては同様です。

どうしたものか...と、恐らく多くの方が直面するのではないでしょうか。
ということで、便利アセット紹介です。

HurricaneVR

特筆すべき点は、
Quest単体動作用にも対応」
というところです。
SteamVR動作用に作ったものと互換性を保てます。
更に言うと、SteamVR Pluginの標準のインタラクションシステムも相当なものですが、
HurricaneVRはさらに高品質です。
Half-Life Alyx並みといったら伝わるでしょうか。(で見られるインタラクションが悉く実装されてます。)
SteamVR Pluginでは中途半端にしか実装されていない、UI操作も充分にできます。
UI操作のためだけの有料アセットなどありますが、HurricaneVR一つ買えば十分かと。
コントローラー操作のVRゲームにおいては、Hゲームだけじゃなくてもかなり有用なのではないでしょうか。

HPTK Posing & Snapping

こちらはハンドトラッキングに対してVirtualCoupling法を適用させられるアセットです。
最近、OculusIntegrationのv37が配信され、ハンドトラッキングの新しいインタラクションが導入されましたが、確認してみたところ普通に手のトラッキング位置の座標を代入してるだけだったので、依然HPTKの方が良いと思います。
MRTKも、UIに対するインタラクションは非常に洗練されていますが、これもVirtualCouplingは使ってないです。

ことVRのHゲームにおいて、

・致す間にコントローラー持って操作しなくていい
・指単位で相手の体に干渉できる

による快適さと没入感は圧倒的ですので、
多様な入力は制限されてしまいますが、そこに関して問題ないゲームデザインであるならばハンドトラッキングは積極的に使っていくべき機能であり、同時にこのアセットは必須だと思います。


まとめ

ここ最近は周辺のクリエイター様の制作動向を拝見させていただいてたのですが、あんまり一般的じゃなかったようなので紹介させてもらいました。
これから作るよ~って方も購入を検討してみてはいかがでしょうか。

NyaoNyao Nov/12/2021 00:14

販売開始!【VR】ヒプノティスト~催○アプリで脈無しJDを楽々お持ち帰り!~

【VR】ヒプノティスト~催○アプリで脈無しJDを楽々お持ち帰り!~
が販売開始となりました~!!

これまでの作品はMeta(Oculus)Questシリーズ向けに制作していましたが、
今作はSteamVR用に作りました。

人体に対するインタラクションが大幅に強化されています!

制作時間もこれまでの3倍ほどかけましたので、
ボリュームやクオリティもアップできてることと思います...!

11月21日まで15%割引にしました。
よろしくお願いします...!!

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リンク

作ってみての感想とか制作に関する小話

な、なんとか予定通りに作りきれました...!
1年以上のスパンで制作されてるクリエイター様方などと比べると小さい話になってしまいますが、
今作は、これまでの作品に比べて大幅に長い期間で制作してきたため少し心持が重たかったかな...
今作はPCVR用の作品ということで開発ツールや制作環境がガラッと変わり、
UIやノベル要素などの新しい試みもあって時間がかかってしまいました。
ただ、ちゃんと頑張った分、理想のVRのHゲームには大幅に近づけたかなと思ってます...!

しかし、、、
ノベル要素の扱いには悩まされましたね...
私も含め、一般にVRヘッドセットは長時間被るのは避けたいという中で、キャラがはきはきと動いてくれたり視覚的に刺激のある演出がない中で、ただテキストだけを表示するのはVR体験としては相応しくないのかなと、当初の文量から大幅に削ってたり...
一方で、相手としての格や流れ・シチュは大事にしたい思いもあり、上手く間をとった作りにしたつもりです。
また、Hシーンで、メッセージウィンドウが表示されるのもどうしたものかとフルボイスを盾に場面ごとにテキストはなしという工夫?もしてみました。
今後、もっとうまいやり方を見つけていきたいですね。

音について、
今作はASMRを前面に押し出した作品ではないですが、
左右での音の聞こえ方について、よりリアルになるような機能を導入してみました。
VRは視覚情報のみにばかりに気を取られがちですが、そこに連動する音が生む没入度も大きいですよね。
今作は、この機能が強く活きる場面は少ないですが、今後、音のインタラクションにも注力していくというお気持ちの表明ということで。
壁や机やキャラの服や肌などを、手で触る・こすることで音が鳴るという実装をしていきたいですね。

全体的な話としては、今の私が作り得る最上の作品にできたかなと。
力を出し切れたという点では満足できているという感じです。
もちろん、もっと時間をかければボリュームは増やせるし、制作しながらレベルアップしていく側面はありますが、1作品として区切るには良いものができたと思っております。
いや~しかし、モデルのジュリアちゃんが可愛いのが大きいのですが制作やデバグが楽しかったですね~
皆さんにも、ぜひジュリアちゃんの可愛さとイチャイチャを堪能していただけると嬉しいです!

NyaoNyao Oct/12/2021 19:00

【アンケート】皆さん、VRエロゲに飢えてませんか...?

VRエロゲの現状に少し思うところがあっての投稿です。

まずはアンケートです。回答よろしくお願いします。
アンケート結果のフィードバックについてはまた次の記事にて。

意図して、前置きなしにアンケートを最上部に配置しましたので、下の内容を見る前に回答していただけると良いです。

では、アンケートの意図について話していこうと思います。

まず、VRエロゲ少なくない...?

漫画、動画、2Dゲーム、三人称視点の3Dゲーム、ASMRなど一般に「萌え」や「癒し」「物語」「R-18要素」といっても、様々な形態・表現の手段がありますよね。

で、さっき挙げた形態のものは、広く受け入れられており、提供するクリエイターも多く、文化も形成されているわけです。

対してVRコンテンツはどうでしょうか。

もちろん、素晴らしいVRクリエイター様はすでに一定数おりますし、日に日に作品もクリエイターも増えつつあることは認識しています。

ですが、やはり数が少ないですよね。増加の勢いも強いとは言えません。

もとより、世に存在するすべてのVR作品が載ってるわけではありませんが、DLsite様で確認できるVR対応・専用作品を調べきるのに1時間とかからないことでしょう。

同時に、
・ジャンル的に攻めてるもの
・手が込んでるもの
・クオリティが高いもの
の絶対数も必然的に少ないことになります。
(繰り返しますがすでに素晴らしいものは確かにあります)

そこで私の場合は、自給自足するしかあるまいという発想に至ったわけですね。

数々の問題

開発環境

で、VR作品を作ろう!と思い立ったのはいいものの、どうでしょうか。

なんと制作上の困難と制約の多いことか。

まず、同じVRですが、
・Oculusシリーズ機向けに作るか、
・PCVR向けに作るか
で大きく開発環境やプラグインが変わってきます。

故に、どちらも対応!というのは中々難しいです。とても骨が折れます。
特に標準機能の違いを埋める・対応するというのがとても難しいと思います。
(現在はOpenXRという解決の兆しが見えてきましたが)

そしてゲーミングPCを所持するということも普通ではありません。
PCVRを遊ぶとなるとほぼ必然的に必要となるゲーミングPCですが、決してお手軽なモノとは言えないですよね。

OculusQuest2を持っていてもゲーミングPCを持ってないという人は結構多いと思います。

というのも、私の初のゲーム作品のhttps://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ322370.html
は、普通のMacBook ProとOculusQuestのみでの開発でした。
別のモニターもマウスもなしです(普通に買った方が良かった)

この環境では、PCVR作品という選択肢自体がそもそもなかったわけですね。

ゲーミングPCの力を前提にできないとなると、工夫次第ではあると思うのですが、やはり、いわゆるリッチな表現が難しくなります。

ことリアルタイムに動作するモノであればなおさらという訳です。


私は、今でこそ3作目にして環境が整い、「自給自足」というスタンスのもと、PCVR用の作品を制作していますが、

・多くの方に作品を届けるために表現を犠牲にするか、
・リッチな表現を至上として、ゲーミングPC動作を前提にするか、

クリエイターとしてどちらを採るべきか、とても決断に迷うテーマだと思います。

開発難度

シミュレーションやゲーム形式のものを作ろうとしたとき、

・RPGツクール
・Unityでの2D作品

が、同人ゲーム界では主流ですよね。

もちろん内容次第だし、凝ろうと思えば何で作ろうとも限界はないわけですが、やはり

・3D作品に比べ、制作上意識しなければいけない点が少ないこと
・参考文献が多く、先人が分かりやすくワークフローを整えている

こともあり、一定のクオリティに到達するまでの障壁が少ないことと思われます。
特に後者は、歴史と文化とクリエイターの数が相互的に発展した賜物であり、とても大切なことです。

3D作品だとしてもデスクトップ動作のモノは平面内で表現される以上、程度が下がるとはいえ同様です。

はい、で、VRはどうかというと、上記の手段で作られる作品と、同じ満足度のものを提供しようとして制作するのにはだいぶエネルギーがいります。

じゃあRPGツクールでも使えばいいじゃない、とはなりません。

初めのアンケート、皆さんはどれに回答したでしょうか、
「VRならこういう表現できるよね~」とか「こういう体験ができたら嬉しいな」とそれぞれ頭に思い描いていると思います。

私もVRならではの表現や可能性はとても奥深く広いと思います。
頭の中はアイデアでいっぱいです。

満足度ということであれば、その天井・限界は、平面内での表現を超え、なんならリアル以上のものになり得ると考えていますよね?

ですが、それを実際に作るとなると、ことVR作品においては、最低限のクオリティに達するまでがまず難しい。

で、その後でさらにクオリティを上げるのもまた容易なことではない。
3Dデータであり、人型モデルであるという仕組みを上手く利用して効率よくボリュームを増やすのと、最上の瞬間・体験を創出するのとでは訳が違います。

質のはなし。そもそも質とは

もちろん、クオリティといっても、VRであることとは直接関係ない要素もあります。
というか大半ですかね。
しかし、それらの要素はVRと組み合わさることで何倍もの可能性へと変化します。

特に、私が考えるVRであることの意義、至上とするものとして、
「創作世界への限りない没入」。

物語であれ、漫画であれ、AVであれ、音声作品であれ、
私たちは自身を投影し、共感し、想像し、疑似的に追体験をすることで楽しんでいます。

作品のジャンルは混ざり合わない関係であったり、それぞれ好みがあったりで、作品は多様ですが、享受の仕方においては皆、共通です。

で、もはや説明は要りませんね。
VRだとこの体験のレベルを大幅に上げることができると考えております。

そもそも、平な画面、静止画、文で以って没入しようってのが冷静に考えると...
(それが可能な人間や文化、可能にする技法にこそ神秘や価値があるという考えは支持します)

で、そのような体験が可能なVR作品が多くあるかと言われると、、、
ないですよね。
もちろん、これまでの私の作品も含めて。
自分の作品を私で否定したりはしませんが、納得の度合いで言うと50%にも満たないです。

1年経ってやっと、本当にやりたいと思えるアイデアを実現できるくらいの知見が身に付いてきたというところです。
ですが、1年もかかってしまったというのが正直なところです。

で、どうするのか

皆さん、VRエロゲ(エロに限らず)、やりたいですよね。

VRに出会って1年間、私自身で制作しながらも、
他の方が素晴らしいものを出してくれるのではないかと期待していました。

が、そんなことはありませんでした。

自給自足のスタンスといっても、1作作り上げるのに結構な時間がかかってしまいますから私が喜べるVR作品を作れるのが自分だけでは敵いません。

背景のひとつに、技術的に参入が難しい、ためらわれる、未知すぎて判断ができないというのがあると思います。

ところで私が、VRエロゲを作りたいと思い、すんなり行動に移せたのには、
技術的に近い界隈の方に技術的な話や都合に関する質問をして、
親切にも見ず知らずの私に答えてくれたということがあってのものでした。

その温かさに勇気が湧いたことを覚えています。

このVRの可能性を発揮できてない現状、私の不満を解消するのに私ができることとして、技術や知見の共有があると思います。

アンケートの結果を参考に、今後は技術的な知見やニュース的な情報も交えた記事を投稿していきたいと思います。

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