whisp 2018/12/04 22:00

ふかみちゃんと一年中!! ミニボイスドラマ『まいごのまいごのうさぎさん』台本のご紹介です! (進行豹

こんばんわです! 進行豹です!!!

ものべの公式スピン・オフであるバイノーラルボイスドラマ!

『あやかし郷愁譚 ~洗濯狐・お紺~』


https://www.dlsite.com/home/announce/=/product_id/RJ240262.html

お紺の自己紹介ボイス! もうお聞きいただけましたでしょうか!?



自己紹介ボイスの時点でも、わたくしのところには嬉しいご感想がすでにとどいておりまして!
お聞きくださった方のお耳が「ここちよさ」、お感じくださっているようで、大変にほっとしております。


その「ここちよさ」を産み出してくださってる原動力は、まず第一にお紺役!
伊ヶ崎綾香さんのお声とお芝居かと存じます!!

https://twitter.com/ayakaigasaki

落ち着きとかわいらしさのハイレベルでの融合!!! 大変素敵です!!


でもって!

同じくらいに重要なとこに、編集!!
録り音に各種調整を加え、環境音や効果音をいれて、ボイスドラマにしたてあげる!
編集があるかと、わたくしとしては認識しております。

特に、バイノーラルですと「効果音にも動きを加える」

――例えば、右から左にとんぼが飛んでいく――

などの演出により、さらに空気感・空間を表現することができますので、編集の重要性は、いや増します!


その編集を! なんと! 「あやかし郷愁譚」では!!

『まいてつ』グランドオープニング曲「未来行き☆列車」の作編曲でもおなじみの作曲家!
新井健史さん! あらけんさんにご担当いただいているのです!!

https://twitter.com/arakeso


で、あらけんさんとわたくしはふつーに友達なので
(多分。少なくともわたくしはそう思ってる。片思いの友情の可能性もありますが)
編集方針について、かなり頻繁に意見交換しあって、編集途中の音源を拝聴させていただいたりもするのです!
役得!!


で。
その編集途中の音源を拝聴してのわたくし個人の感想としては!

『あやかし郷愁譚 ~洗濯狐・お紺~』が本編音源が与えてくれるお耳のここちよさ!
これはもう! 「自己紹介ボイス」を、遥かに上回っているものとなっております!!

素晴らしい!!!


のでので、もしまだお紺の自己紹介ボイスをお聞きになってらっしゃらないかたがいらっしゃいましたら!
ぜひぜひぜひぜひ! 上記リンクからお紺の自己紹介お聞きいただき!

もし気に入っていただけたら、本編リリース、ご期待の上お待ちいただけますとうれしいです!!



でもって!

同じく「ボイスコンテンツ」である、

『ふかみちゃんと一年中!!』

http://vigorball.com/project/s/project_id/31

こちらもわたくし! みなさまのご支援のおかげで成立しておりますコンテンツの台本!
全力もって、着々と書き進めさせていただいております!


基本ボイスのバリエーションをまず魅力的にすること。
その上スイートアニバーサリーボイスで季節感とイベント感を出していくこと。

そのごくごく当たり前のことが、しかしこれだけ凄まじい総量ございますと!
マンネリ感が出そうだったり、ついつい雑になりかけたりで、難易度跳ね上がってくる感じです。

ので! とにかく丁寧を第一に!
お楽しみくださる方にきっとご満足いただけますよう、常に新鮮な「ふかみちゃんとの今日」をお楽しみいただけますようにと、こつこつこつ台本作り込んでおります!!

こちらも順次で台本紹介させていただきたく思っておりますので、どうぞのんびり、ご期待のほどたまわれましたらうれしいです!



で、そんな地道な試行錯誤の合間の清涼剤となりますのが!
シチュエーションリクエストをいただきまして執筆する!

『あなたが主役のミニボイスドラマ』でございます!

今回いただきましたシチュエーションはこちらになります!!

///

ふかみちゃんと一緒に歩いていたら茂みから顔をだしている小動物をみつける、ふかみちゃんが一生懸命気を引こうと頑張った結果、だっこするのに成功してしばらくの間たわむれる。

///

「小動物」のチョイス次第で、かなりがらりと色合いがかわりそうなシチュエーションでございますね!

わたくしがチョイスした小動物と、そちら活かして作劇執筆いたしました台本が、以下となります!


//////////


『ふかみちゃんと一年中!! xxさんのためのミニボイスドラマ 「まいごのまいごのうさぎさん」』
2018/12/02 進行豹

;セリフは全てふかみ

「んー、いい風っ」

「それにおひさまもぽかぽかで……
うふふっ、絶好のおさんぽ日和ですね、xxさんっ」

「えへへっ、xxさんにプレゼントしてもらった新しい靴。
とーっても歩きやすいです! どこまでだって歩けちゃいそう」

「ね? このままどこまでいっちゃいましょうか?
逢坂? 帝央? それともいっきに北開道??」

「うふふっ、北開道はまだ寒いかもですね。
そしたら、xxさんとおててつないで、あっためてもらわなくっちゃ――え?」

「あ……ふふっ、そうですね。
いまも、手、わたし、ちょこっとつめたいです。です」

「ん……」

「xxさんの手、あったかい。すごく、わたし、安心できます、です」

「えへへっ、おくつで足を包んでもらって。
こうしておてても包んでもらえて――
こころも、いっつも包んでもらえて」

「……お返し、期待しててくださいね?
xxさんのお誕生日に、わたし――
その……ええと――」

「すごく素敵! か、どうかはわからないけど……はうっ。
世界でひとつの……わたしだけにしかプレゼントできないプレゼント――」

「……あげたいなって……思ってます、です。
――はううううう~っ」

「え? 『それって』って――
はうっ! やだもう、ナイショですよぉ、ナイショ!!」

「だめでーす。教えてあげませーん。
どうしても教えてほしかったら――えいっ!」

;SE 小走り足音

「わたしのこと捕まえられたら――
教えてあげてもっ」

;SE (がさっ)

「え? あ、xxさん、ちょっとタイム。タイムです!
いま、なにか、音……あのあたり? から……」

;SE (がさがさっ)
「やっ!? なに、なにか―― っ!!!!
きゃわわっ――かわいい! かわいい! うさちゃん!!」

「ね、xxさん、うさちゃんですよ、うさちゃん!
ちゃいろい、ふわふわっ! おめめくりくり~」

「すごい、わたし、野生のうさぎってはじめてみた――え?」

「あ――ほんと、首のとこ、スカーフみたいなのまいてますね……
なら、このこ、まいごなのかな?
まいごなら、おうちにつれてってあげないと――」

「あ! だめ、いっちゃ!
えと、xxさん!
にんじんもってないですか! にんじんっ」

「って、もってるわけないですよね! お買い物がえりでもないのに――
ええと、鳴き声! うさぎの鳴き声って――あああっ!」

「にげちゃうっ! まって! うさうさっ! うさーっ!」

「あ……とまってくれた? いまので、うさぎ語――
大正解、とか?」

「え? じゃなくて?
『「まって」の方で止まったみたい見えた』です?」

「あ……そっか。いわれてみたらそうですよね。
首輪つけてるまいごなら、普段から、飼い主さんの言葉を聞き慣れてるのかも……」

「なら、えっと……
あの、ね? うさぎさん。わたしのおはなし、ちょっとだけきいてくれるとうれしいな」

「あ――耳! いま、お耳、ぴくんってなりましたよね!
すごい、xxさんがいったとおり!
このこ、人間の言葉の……意味、まではわかってないんでしょうけど――
トーンとか、雰囲気とか、きっと、そういうの感じてくれてる」

「だから……ええっと……(すうっ)」

「あの、ね? うさぎさん。
お外であそんで、たくさんはしって、ぴょんぴょんはねて、
きっと、すっごく楽しかったよね?」

「だけど、おなかがすいてきてない?
少し、さみしくなってきてない?
飼い主さんのいる場所に――あったかなおうちに、かえりたくない?」

「……(呼吸音)――」

「ひとりぼっちは、きっととってもさみしいよ?
わたしだって……ね? ほら。
一緒のほうがうれしいの。
xxさんと一緒にいると、安心できるし、あったかいから」

「うさぎさんは、ちがう?
ご主人様のところに、かえりたくない?
それともやっぱり、ひとりぼっちの方がいい?
ね? どう、かな?」

「………………あ」

「いま、このこ、ちょっと、近づいてきてくれた――」

「うん。平気。大丈夫だよ? こわくないから。
xxさんも、わたしも、うさぎさんの味方だから」

「わたしたちの信じてくれたら、ね? 約束する。
うさぎさんのことを、あったかなおうちに。
やさしいご主人さまの手のなかに、絶対、かえしてあげるから」

「だから……うさぎさん?」

「……(呼吸音)――」

「あ……。だめ……かな。
どうしても、あと一歩踏み出してきてくれない」

「どうしよう……
手とか伸ばしたら逃げられちゃいそうだし――
え?」

「……あ……です、ね。
ですね、xxさんの言うとおり」

「手を伸ばすのをこわがってたら、
うさぎさんのこと、わたしが疑っちゃってたら、
うさぎさんが、こっちを信じてくれるわけ、ないですよね」

「あ――」

「はい。です。xxさんが、手を重ねててくれるなら。
わたし、なんにもこわくない」

「(呼吸音)」

「うさぎさん? ね? 一緒にかえろう?
わたし絶対、うさぎさんのこと、うさぎさんのおうちに
――あっ!」

;SE (ぴょん? がさっ?)

「わ! わ! 飛び込んできてくれた!
すごい! かわいい、あったかい!!」

「えへへ、きみ。うさちゃん!
見た目よりずっとふわふわだったんだねぇ。
まるで生きてるぬいぐるみみたい、
すっごくかわいい!!」

「あ、xxさんもなでなでしたいでしゅよねぇ。
いいでしゅよぉ? たくさんなでであげてくだしゃあい
――あ」

「そか……連絡先とか、首に巻いてるスカーフに――
あぁ……よかったぁ、ありましたねぇ」

「……はい……はい。おねがいします。
わたし、うさちゃん、このまま抱っこしてあやしてますから」

「……うさちゃん、もーちょっとだけまっててねぇ?
いまね? あのおにいさん、xxさんが。
うさちゃんの飼い主さんと、電話でお話してくれてるから」

「あ! うふふっ、見て、あの笑顔! オッケーマーク!
連絡とれたんだねぇ。うさちゃん、もうすぐおうちにかえれるよ? よかったねぇ」

「……素敵でしょ? 笑顔くしゃくしゃ。本当にうれしそう。
うさちゃんのこと、それだけ心配してくれてたんだよ?」

「いい人だよねぇ。とっても、とってもやさしいの。
それでね? すっごくかっこいいの」

「だからね……えっと……」

「うふふっ、うさちゃん。
ながぁいお耳、ちょっとだけかして、ね?」

;囁き
「わたしね? あのひとに。xxさんに。
ずっと、ずうっと、恋してるんだよ?」


;おしまい


//////////


いかがでしょうか!?

これこのように、裁量の余地あるシチュリクはもちろん!
例えば「セキセイインコ」みたいにガッチリさだまったシチュリクいただきましても!

どちらも楽しんで全力で! 作劇執筆させていただきますので!
その点どうぞ、ご安心の上、ご支援ご検討の材料としていただけましたら幸いです!


よろしくお願いいたします!!

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