whisp 2019/01/25 21:30

ふかみちゃんと一年中!! ミニボイスドラマ台本「脇役のステージ」のご紹介です!(進行豹

こんばんわです! 進行豹です!!


わたくしごとで恐縮ですが、
一般社団法人 青井の杜外苑街づくり協会様が、
来る3/23、3/24に、熊本県は人吉市においてご開催されるイベント、
『ひとよしまいてつ祭2019』の中の、
『人吉まいてつ祭2019聖地めぐり』バスツアーのゲストとして、
わたくし進行豹 お招きいただいております。

そのツアーのチケットが本日発売開始されたとのことでドキドキしながら
様子を拝見したのですけれど、本日分全数完売とのお知らせをいただき、
とてもうれしく、また引き締まる思いを感じております。

お運びいただきましたみなさんに、きっと「楽しかった!!」と思っていただけるツアーとできますように!
台本等々しっかり準備して、人吉にお伺いさせていただきたく存じております。


当日お会いできるみなさま! なにとぞよろしくお願いいたします!


なお、上記ツアーのチケット販売は、明日! 1/26の12:00からも
https://aoinomori.easy-myshop.jp/
にて販売されるとのことですので!
もしご参加ご検討くださる方がいらっしゃいましたら、
ぜひぜひお見逃し無くチェックいただけましたらうれしいです!



で。
そのまいてつ祭が始まる前には――
というか、もう残りたったの17日(!)で支援期間が終了してしまいます
ボイスコンテンツ開発のためのクラウドファンディング、

「ふかみちゃんと一年中!!」


http://vigorball.com/project/s/project_id/31

の目玉リターンのひとつ、

『あなたが主役のミニボイスドラマ』の台本の方も、
地道にこつこつ丁寧に! 書き進めさせていただいております!

本日も、書き上がりましたもののなかから一本!
ご紹介させていただきたく思います!

いただきましたシチュエーションリクエストは、こちらです!!!


///

ふかみが何故かアイドルデビュー!
初のステージを前に、ふかみは主役と二人っきりで秘密の練習をします。
主役という大切な存在がある中で、一生懸命練習するふかみを描いて下さい。

///

アイドルデビュー!!

しかも「主役」という、「あなた」とも、もちろんふかみちゃんとも異なる、
第三のキャラクターが絡んでくるリクエストです。

ミニボイスドラマというボリュームの中で、
リクエストいただきました全要素をどのように絡め物語を成立させるか――

わたくしなりに工夫いたしましての仕上がり台本が、こちらとなります!!


//////////////////////////

『ふかみちゃんと一年中!! XXXさんのためのミニボイスドラマ 「脇役のステージ」』
2019/01/25  進行豹

;セリフは全てふかみ

「はい! センパイっ!」

「もう一度――もう一回やってみます。
あ……はい。ゆっくりから、ですね。わかりました」

「トゥー、スリー、フォー
ワン、トゥー、スリー、フォー
ワン、トゥー、スリー、フォー
ワン、トゥー、スリー、フォー
ワン」

「……うん。このスピードなら、できます――です」

「最初のカウントで移動。
次の4カウント、三歩で右に1回転。
次また三歩で左に1回転。
次、三歩で右に1回転。
で、ワンでフィニッシュ」

「合計9歩で、3回転――
複雑ですけど、落ち着いてやれば、
わたしでも、できないことはない――です――けど」

「でも、実際の曲のテンポだと――(すうっ)――
トゥー、スリー、フォー
ワン、トゥー、スリー、フォー
ワン、トゥー、スリー、フォー
ワ――ワワワっ!? あうっ!」

;SE 転倒

「ああう、また~。
またわたし、同じところで。
どうしてもこのテンポだと、左から右に戻るところで、
足、こんがらがっちゃう――」

「……せっかくの、センパイが主役のステージなのに。
わたしみたいな、背が高いだけの女の子を――
センパイが見つけ出してくれて……
アイドルっていうステージに、ひっぱりあげてくれたのに」

「このままだったら、できなかったら……
わたし、センパイの舞台を台無しにしちゃう。
どうしよう、もう時間もないのに――
センパイが忙しいなか、特訓につきあってくれているのに――」

「え? ――え!?
『その状態じゃ練習してもムダ』って、
そんなっ、センパイ!」

「わたし、大丈夫。まだやれます! です!
足だってちゃんと動きますし、
疲れも全然――――あ」

「……は、い。
……わかりました……です」

「今日は、わたし、おうちにかえって――
しっかりやすんで、ゆっくり考えてみます……です」

「あの――センパイ。
……明日はわたし、もっとがんばりますから、だから」

「明日も、どうか……よろしくお願いします……です」

「……」

「……」

;SE  鍵ガチャ

「XXXさん……ただいまぁ」

「あ――うん。早かった。ね。
早かった……こんな時間に――
帰ってきちゃった……帰され……ちゃった」

「『何かあったの?』……って――
あぅ……あの、ね? あったの――
わたし――できなかったの」

「練習! せっかくセンパイがつきあってくれたのに!
センパイが主役なんだし、わたしの何百倍も忙しいのに!
センパイのためのステージなのに!!!」

「わたし、できなくて。
どうしてもステップができなくて――
それで……それで――センパイにあきれらちゃって」

「ねぇ! XXXさん、どうしよう。
わたし、どうしたらいいのかな。
このままだったら、センパイのステージを壊しちゃう!」

「……そんなになるより、いっそ――
いっそ、わたしが出演辞退したりして――あっ!?」

「XXX……さん?」

「あの――痛い。です。少し。
そんなに、強く、ぎゅーってされたら……
抱きしめられ、たら……」

「……あ……はい。
呼吸……このまま――」

「(呼吸音)……(呼吸音)」

「……あったかい――XXXさん。とっても――」

「心臓の音……とくん、とくんって――
XXXさんのと、わたしの……ひびきあってて……」

「……はぁっ……」

「…………え? あ――うん。
おちつきました、です」

「すごく……わたし――焦っちゃってたんですね。
それできっと――余計にうまくいかなくなって――
だから、センパイに追い返されて――え?」

「『そうじゃないかもしれない』って――
あの……」

「XXXさんの目からみても……
わたし、なにか――
足りなかったり、間違ってたり――――あ……はい」

「ええと……頑張ってるのは、センパイの――
わたしをアイドルにしてくれたセンパイの、
はじめての主役の、ステージだから」

「だから、少しでもセンパイのお手伝いをしたくって、
センパイの素敵さを、もっといろんな人に知ってもらいたくって、だからっ、わたしっ」

「え? 
……どうして急に、クマ川くだりのおはなしなんて……」

「あ――けど、うん。それは――はい。
おんなじかなって、思います。です。
わたしがセンパイをお手伝いする理由も、
クマ川くだりの船頭を、いまもがんばってる理由も」

「その素敵さを、みんなに知ってほしいから。
わたしの大好きな存在が、どんなに素晴らしいものかって――知ってもらって、大好きになってほしいから」

「え? あ……ん――
『それじゃあふかみは――
“クマ川のために”、クマ川くだりの船頭さんをしているの?』って――」

「それは! そんなの違います!
船頭さんをしてるのは、生きていく、とか、生活のため――」

「わたし自身と家族のためで……
クマ川のためなんてそんな――クマ川って、だって、
わたしがどうこうしたりできるような存在じゃ――あ!」

「……そう、なんですね。
おんなじ――ですよね!?
センパイだって、わたしがどうこうなんてそんなの――
すごく、おこがましいっていうか……」

「センパイのステージは、センパイのステージ。
センパイが、センパイの力で、作って、輝かせるステージ」

「そこに呼んでもらっても、センパイの脇役をもらっても。
――わたしは、わたしの――わたしのステージを演じなきゃ」

「わたし自身がわたしのために、精一杯にわたしのことを輝かせなくちゃ!
センパイの光にただ照らされてるだけだったら――
わたしなんていなくても、
他の誰でもおんなじってことにも――なっちゃうから」

「…………うん!」

「XXXさん、あの――見ててください!
わたし、わかった気がします」

「ステップ――だから――
曲のテンポにあわせるんじゃなく、
わたしが、曲のテンポでステップを踏むっていう意識で――」

「トゥー、スリー、フォー
ワン、トゥー、スリー、フォー
ワン、トゥー、スリー、フォー
ワン、トゥー、スリー、フォー
ワン――っ!!!!」

「できた! できた! XXXさん!!
わたし、できた! できましたぁ!!!」

「XXXさんのおかげ!
きっとセンパイも、XXXさんがいってくれたのとおなじこと――
わたしに気づかせてくれようとしてくれてたんだって、
今ならわたしも、わかります、です!」

「けど……XXXさん、すごい、です。
わたしが見失って迷っちゃったこと――
すぐに見つけて――
やさしく、思い出されてくれて……」

「え? ……あ……うふふっ! はい!
ですね!
そうでした、です!!!」

「それじゃああ、うふふっ。
わたしの大好きなXXXさん」

「いっつも一番近くでわたしをみていてくれる――
わたしの、一番のファンの、XXXさん」

「他の誰にもするわけがない――
XXXさん専用のスペシャルファンサービスで、
わたし、おかえししちゃいます、ね?」

「(ちゅっ!!)」

「うふふふふっ。じゃ、寝ましょうか、XXXさん。
あしたはきっと今日よりもっと、
素敵にできるって、思いますから」

「だから、今夜はおやすみなさい――。
わたしの、大切なXXXさん」

;おしまい





/////////////


いかがでしょうか!!?

リクエストいただきました条件が複雑であれ、シンプルであれ――
それが禁止規定にかかっていないかぎりは、全力もって作劇・執筆させていただきますので!
どうぞその点、ご信頼・ご安心の上、ご支援ご検討の材料のひとつとしていただけますと幸いです!!

よろしくおねがいいたします!!

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