めかぶ亭 2019/07/08 00:13

堕ちシチュにつけていただいたコメントの話


先日、【堕ちハルカさん】の記事で『めかぶ亭はあまり積極的に堕ちシチュを採用しない』という話をしたのですが、それについてコメントを頂きました。

以下に引用させていただきますね。


自分もあまり堕ちシチュがそこまで好物でない一人です
悪堕ちの、あんなに清廉潔白だった正義のヒロインが悪側に堕ちてしまう、というギャップの良さというのも理解出来るのですが、いまいち食指が動かないです
逆に何でだろうなあと考えると、結局自分はヒロインが"嫌がっている"ことが大事なんだなと
悪堕ちでも快楽堕ちでも、そこに至る経緯は好きでもヒロインがノリノリで楽しみ始めちゃうと急に冷めちゃうタチみたいです
なので、
>ヒロインがどうしようもなく絶望的な状況下で~
はこれ以上なく同意で思わず笑いました
悪堕ち以外にも変身ヒロインものの王道シチュが色々あると思いますが、中の人の思いとか拘りがあればとても興味があるので、今回のような記事で見てみたいです



概ね私も似たような感じだと思います。

ヒロインが嫌がっている、ヒロインが屈辱を感じている、そしてヒロインが絶望している.....
そういう場面がとにかく好きです。

誇りを失う、力を失うといった、失ってはいけないものを失うことへの背徳感はもちろんなのですが、失ってはいけないとわかっているのに快楽が強すぎてマジイキしてしまうというのが、無様でとても好きです。

例えばヒロインが自ら快楽を求めるとしても、それは理性という歯止めが残された中で、理性に反して、疼いて疼いて仕方ない身体を慰めることを優先してしまうですとか、そういう背徳感や無様さを残していないといけないなと思います。


物凄く端的に言うと、『正義のヒロイン』が様々な痴態を余儀なくされているのが好きなのであって、性行為に背徳感や危機感を感じないとただの『セックス目的の痴女』になってしまうので、その境界線で色々と変わってくる感じです。


それでもめかぶ亭の作品でヒロインが快楽に溺れてしまうタイプの堕ちシチュは登場しているのですが、こういったシチュを使う際の一定の条件があり、そのうち最も大きなところは『もうひとり別のヒロインが登場する作品』であることです。


堕ちたヒロインが更なる絶望を招き得る状況下でのみ、堕ちシチュを採用しています。
その最も分かりやすいところが、C91αですね。


あの作品でハルカさんは完全に快楽に屈し、自ら快楽を求めることになりますが、結果としてそれは残されたショコラさんにとって更なる絶望となります。
かつての仲間に弄ばれて、魔力をシゴき出される.....このシチュエーションはとても良いと思います。


ですから、登場するヒロインが全員堕ちて『私たち魔王様のチンポの為ならなんでもします』みたいな流れは、めかぶ亭の作品では基本的にないと思います。


ヒロインが堕ちた時は、必ず別のヒロインを捉えて陵○している形で結末を迎えます。
正義のヒロインが悪や快楽に染まってしまうというそれ自体に確かに一定の背徳感はあるのですが、自ら快楽を欲し、悪の駒に成り下がるというのは、バッドエンドではないのですね。

むしろ、どちらかと言えばヒロインにとって一種のハッピーエンドと言えるでしょう。
なので、ハルカさんにとっての新たな幸せがショコラさんにとっての更なる絶望や屈辱になるという筋書きに特化したのが、C91αなのですね。


これから先も、堕ちシチュはそんな感じの基準で採用していくことになると思います。


めかぶ亭の作品は原則、どのような形であっても結末が幸せに満ちていてはいけないのです。


屈辱、無様、絶望、それらに彩られた救いなど微塵もないドロドロの奈落の如き結末こそ、めかぶ亭に相応しいなと思います。

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