女子トイレに居たいおっさん vs 清掃員の仕事

前回は、

『臭作』のように場所を選ぶだけではなく、おっさんを実際に歩かせることにしました。

という話を書きました。

今回は、その先。

女子トイレに着いたあとのイベントを、どうゲームにするか。

という話です。

まず、こんなイベント画面です

マップで女子トイレを選んで到着すると、

そこでこのイベント画面に切り替わります。

見た目はかなり『臭作』を意識しています。

特にこだわったのが、

画面の端から、おっさんがこっちを振り向いている構図。

女子トイレを背景に、

妙に意味ありげな顔でこちらを見るおっさん。

下にはおっさんの独白。

中央には、その場で何をするかの選択肢。

『臭作』を遊んだことがある人なら、

「ああ、この感じね」

と思ってもらえる画面を目指しています。

せっかくのリスペクト作品なので、

システムだけ借りるのではなく、

画面を見た瞬間のおっさん臭まで受け継ぎたい。

ただし、中身までそのままではありません。

今回のおっさんには、

10分、20分、30分と滞在時間を選ばせたり、

複数の女子トイレを巡回させたり、

長居しすぎれば怪しまれたりと、

こちら独自のゲーム性を入れています。

つまり、

見た目は『臭作』。
中身は女子トイレに居座りたいおっさんを、いかに社会のルールで縛るか。

そんなイベント画面です。


おっさんを認知してもらうか

最初は、

「こっそり覗き見るゲームでもいいかな」

とも考えました。

でも、それだけだと、

どこの誰とも分からない女性を遠くから眺めるだけになってしまいます。

それではちょっと味気ない。

自分が『臭作』で好きだったのは、

トイレだけではなく、

普段の会話があるからこそ、その後のギャップが効いてくるところです。

普通に話していた相手が、

別の場所ではまったく違う顔を見せる。

この落差が大事。

だから今回のおっさんにも、

ヒロインたちから

「ああ、いつもの清掃員のおっさんね」

くらいには認知されてもらうことにしました。

そういう意味でも、

清掃員という職業は実に都合がいい。

女子トイレに入れる。

女性とも話せる。

うろうろしていても一応仕事。

天職です。

別の意味で。

ヒロインとの遭遇をどうゲームにするか

次に悩んだのが、

ヒロインとどう遭遇させるか。

完全ランダムにすると、

今日は会える。

今日は会えない。

はい終了。

ただの運試しになります。

それはそれでリアルかもしれませんが、

ゲームとしては、

祈祷力しか鍛えられません。

かといって、

「毎日20時15分に駅の女子トイレへ来ます」

みたいに完全固定すると、

一度覚えた瞬間、

攻略ではなくなります。

時計を見るだけです。

そこで、

ある程度は読める。でも毎回まったく同じではない。

というところを狙っています。

さらに、

ヒロインに対して取った行動によって、

その後の行動も変わるようにします。

おっさんを不審に思えば、

その女子トイレを避けるようになる。

つまり、

おっさんの行動が、ヒロインの行動パターンそのものを壊します。

詳しい仕組みは、

また別の機会に。

おっさんを一か所に住まわせない

もうひとつ問題があります。

一つの女子トイレにずっと張り込めるなら、

そこに居続ければいい。

それでは、

せっかくマップを作った意味がありません。

おっさんには、

働いてもらいます。

清掃員なので、

ちゃんと複数の女子トイレを巡回して、

清掃記録を本部へ送信します。

現代社会とは恐ろしいもので、

さすがに本当に便器を磨いたかまでは監視できませんが、

GPS付き端末で、

どこを巡回したかくらいは筒抜けです。

そして巡回記録を送信した場所には、

その日は戻れません。

ゲーム上の都合でもありますが、

「報告した直後にまた戻っている清掃員」

は本部から見てもだいぶ怪しいので、

まあいいでしょう。

ただし、

これだけではまだ居座れます。

なので、

一晩に最低3か所は清掃する

というノルマも用意しました。

サボればペナルティ。

そしてペナルティを受けると、

行ける女子トイレが減ります。

おっさん、

女子トイレに執着するほど、

女子トイレを失います。

因果応報です。

清掃員でも、居すぎればただの怪しいおっさん

それでも、

「ペナルティなんて知るか」

と一か所に居座る人がいるかもしれません。

なので、もう一つ。

長居すると危険になります。

清掃員だから女子トイレに入れる。

これは事実です。

でも、

清掃員だから女子トイレに何時間いても自然。

ではありません。

外で清掃が終わるのを待っている人からすれば、

10分。

20分。

30分。

いつまで経っても出てこない。

そのうち、

「この清掃員、何してるの?」

となります。

そして管理会社へ連絡される。

清掃員という免罪符にも、

使用期限があります。

この、

「まだ居たい」

と

「そろそろヤバい」

のせめぎ合いを、

イベント中のスリルにしたいと思っています。

清掃員なので、一応すべて仕事です

改めて考えると、

この設定は本当に便利です。

女子トイレへ入る。

設備を見る。

しばらくいる。

別の女子トイレへ移動する。

記録を送る。

全部、

一応、仕事として成立します。

この「一応」が重要です。

本人は仕事で巡回している。

建前上は。

でも、

清掃より女子トイレそのものへの興味が、

少しずつ勝っている。

そのズレを、

イベント画面では出していきたいと思っています。

まとめると、

『臭作』が「どこへ行って、何をするか」なら、

今回のゲームは、

「どの女子トイレへ行って、どこまで粘るか」。

会いたい。

見たい。

でも長居すると怪しい。

他の場所も回らないといけない。

しかも変なことをすれば、

ヒロイン側の行動まで変わる。

結果、

女子トイレへの執着と、社会人としての責務が激しく殴り合うゲーム

になってきました。

清掃員なのに、

清掃がだんだん副業みたいになっています。

まあ、

そういうおっさんです。

ではまた次回。

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制作中ゲームのプレイ動画を公開。女子トイレに居座りすぎたおっさんが、警察に職務質問されて夜勤強○終了になるまでをご覧いただけます。

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