【重要】活動休止のおしらせ

いつもご支援いただきありがとうございます。本日は大切なお知らせがあります。タイトルにもあります通り、私、月島奏はCi-enでの活動を一時休止させていただくことといたしました。毎月継続してご加入いただいていた支援者様、継続的にバックナンバーをご購読いただいていた読者様には感謝の気持ちでいっぱいです。

尚、1月末付けでプランを削除いたしましたので、今月（2月分）の加入料金が発生することはございません。アカウントの削除もいたしませんので、一度ご購入いただいたバックナンバーが読めなくなるということはありません。ご安心ください。

思えば他所様のサイトを間借りしての小説投稿に始まり、多くの作家と出会い、サークル活動時代を経て現在に至りますが、長い執筆生活の間に様々な経験をしてきました。特に相方の絵師との関係には悩むことが多く、良好な関係を維持することが難しかったことも事実です。今でも苦い思い出として胸のうちに刻まれています。

今回活動を休止することといたしましたのは、月島の体調不良等の私的な事情に加え、Ci-enでの活動を省みた結果、悩んだ末に出した結論となります。一つは、毎週日曜日の更新を継続するのが困難になったことにあります。心身の不調や時間的制約も原因ではあるのですが、活動を開始して2年半が経過した現時点での執筆支援プラン加入者数がフォロワーの1割に満たない状況が改善することなく継続したことも要因の一つです。もちろん、新しい作品を掲載する場を持てたこと、ご支援をいただきながら小説投稿ができることは表現者としてこの上ない幸せではありますが、読者数の伸びに限界があることや継続支援の安定を欠くこと、ツイッターの運用など、全て月島個人の力不足に起因するものです。

Ci-enでは3年近くもの間、定期的な作品投稿を経てとても充実した日々を送ることができましたが、以上の理由から活動を一時休止させていただくこととなりました。誠に勝手ではございますが、ご理解いただければ幸いです。将来的には再びCi-enに戻って投稿を再開するか、或いはDLsiteでの販売や電子書籍出版などに移行する可能性もございますので、月島奏の作品をまた読んでみたいという方がいらっしゃるようであれば復帰を視野に入れたいと考えています。体調が安定したときには、もしかしたら短編小説を掲載するかも知れませんので、心の片隅にでも私と作品の存在を留めておいていただけたらうれしいです。

月日が経つほどに活動継続について悩む日々を送って参りました。新年度になってからの急なご報告となってしまったことをお詫びいたします。

ここまで応援していただき本当にありがとうございました。

月島奏

治療師ルーミアの診療記録 ～廃墟の小悪魔たち～ カルテ03

まさかフローラがこんなに役立ってくれるとは思わなかったわね。もしあの子がうちの治療院に来てくれなかったら、今頃はアネットと二人きりで大忙しだったはずですもの。本当に助かっているわ。

さて、この事件の記録もいよいよ佳境に入るわね。スラムの街に慣れたフローラならきっと...って、任せきりにしてしまったけれど、あの子、大丈夫かしら？

あとで聞いた話によると、どうやらあの子まで”廃墟の小悪魔”に加わってしまったらしいのだけど、詳しくは記録を参照してくださいね。

それでは、本日の診療記録もお楽しみください。

治療師ルーミアの診療記録 ～廃墟の小悪魔たち～ カルテ02

記録を閲覧していただいた通り、その日も男性器を負傷、もとい、去勢された男の人が運ばれてきたのです。幸い、命には別条ありませんでしたが、長時間に及ぶ手術と心のケアが必要となったのです。こういうときに獣人の子が役に立ってくれるからありがたいのですが、それはまた続きの記録で確認してくださいね。

搬送されてきた男性が言うには、やはり廃屋に潜む少女たちにやられたようなのです。このまま犠牲者を増やし続けることは治療師としては本望ではありません。ですので、ここはスラムに詳しい獣人娘、フローラに頼ることにします。

男性の体験談と合わせて、フローラが持ち帰って来た記録もこの後にご紹介いたします。

引き続き、この事件の経緯をご確認ください。

治療師ルーミアの診療記録 ～廃墟の小悪魔たち～ カルテ01

わたくしは町の治療師、ルーミア・リスティ。ある出来事をきっかけにうちで居候することになった獣人族の少女、フローラ・ミンクを助手に迎え入れてからのお仕事はほんの少しだけ楽にはなったのだけど、最近、町で奇妙な事件が続けざまに起きているのです。

詳しくは話し辛い内容なのだけど、えっと、男性が...その、キン...睾丸を取られて搬送されてくることが多くなったのです。陰嚢の中身は空っぽで、お裁縫を習いたての子が頑張って縫い付けたような縫合跡があることからも察しの通りなのですが、それにしてもなぜこんな事件が..？

今回の珍事件では、わたくしの助手である獣人少女のフローラが活躍してくれました。詳細はこれからお話しますので、良かったら今回も記録を閲覧して行ってくださいね。

【読み切り小説】白濁の巫女 ～紅いしずく～

数え年にして○2歳、遂に精通を迎えた僕は、幼馴染の巫女姉妹がいる濁命神社にて、ある儀式を体験することになった。代々、精通を迎えた子○の中から選ばれた者から巫女が精液を絞り取り、濁命様に子種をお供えすることで村の子孫繁栄を願ってきた、歴史あるこの祭事は、一見すると選ばれた男子は快楽が得られる、羨むべき存在のように思われがちだが、この神事には大きな落とし穴が仕掛けられていたんだ。

精通の儀を無事に終え、更に神社を継ぐに相応しい男子として選ばれし者は巫女と交わることができるのだ。しかし、その結果次第では、恐ろしい罰が待ち受けている。僕は、村の歴史の中でも珍しい、恐らく百数十年振りぐらいの”外れ種”だったのだろう。

僕が生まれ育った奇妙な村で体験した、残酷な出来事を皆さんに紹介します。目を背けたくなる場面もあると思うけど、将来の注意喚起のためにも、その記録をここに認めます。